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2024年5月度活動報告 鹿捕獲伸び悩み?

5月度の捕獲は鹿6頭 ハクビシン1頭 アライグマ4頭 でした

鹿の出産育児時期でメスの捕獲が少なかったです

温度も高いので山の上でも草が生え降りる必要も無いでしょう


猟師の高齢化による捕獲の担い手減少とシカ生息数の現状を考えてみました。

近年、日本では高齢化により狩猟の担い手が減少し、シカの生息数管理が困難になっています。

令和2年度以降、ニホンジカの生息数は減少傾向が見られず、被害は依然として深刻な問題となっています。この現状を踏まえ、以下に整理します。


高齢化の影響

1. 狩猟者の減少
  高齢化に伴い、従来の狩猟者が引退し、新たな狩猟者が少ないため、シカの捕獲が減少しています。これにより、シカの生息数が増加し、被害が拡大しています。


2. 技術の伝承不足
 高齢の狩猟者が持つ経験や技術が次世代に十分に伝わらないことが問題です。やはり、山での捕獲というのは地域風土に根付いたもので猟師同士の口伝により伝わり蓄積されていく情報が多いです。捕獲資格があればパッと捕れるものでもありません。これにより、効率的な捕獲が難しくなっています。


対策

1. 若者の狩猟参加促進

  狩猟免許取得の支援や狩猟の魅力を伝えるキャンペーンを実施し、若者の狩猟参加を促進します。具体的には、免許取得の費用補助や狩猟ツアーの実施などが考えられます。

2. 狩猟技術の教育と訓練

   - 若手狩猟者向けのトレーニングプログラムを充実させ、経験豊富なハンターから技術や知識を学ぶ機会を増やします。地域コミュニティでのワークショップや実地訓練が効果的です。

3. 地域協力の強化

  地域住民全体でシカの管理に取り組むため、自治体が中心となって協力体制を構築します。例えば、農家と狩猟者が連携し、被害の情報を共有することで、効果的な捕獲を実現します。

4. 捕獲支援のためのテクノロジー導入

 ドローンやカメラトラップなどの最新技術を活用し、シカの動きをモニタリングします。これにより、効率的な捕獲計画を立てることができます。

 横瀬町では捕獲通知システムを導入し、見回りの負荷を減らす取り組みをしています。

5. 狩猟に関する法制度の見直し

  狩猟規制の緩和や狩猟期間の延長を検討し、捕獲の機会を増やします。また、狩猟免許の取得プロセスを簡素化し、参加者の負担を軽減します。

6. 捕獲外部委託の活用

  専門の捕獲業者や外部の狩猟団体に業務を委託することで、効果的なシカ管理を行います。自治体が予算を確保し、定期的に捕獲活動を行うことが必要です。



現在のシカ生息数管理の状況
 シカの生息数は、令和2年度以降減少していない状況にあり、その影響は以下の通りです。

1. 農作物や森林への被害の持続

  生息数が減らないため、農作物や森林への被害が続いています。これにより、農家や林業従事者の負担が増加しています。

2. 生態系への影響の継続

  シカが過剰に増えることで、特定の植物種が消失し、生態系バランスが崩れる状況が続いています。

3. 交通事故のリスク増加

 シカが道路や線路上に出没する頻度が高まり、交通事故のリスクが高まっています。

まとめ
 ニホンジカによる獣害被害は、高齢化による狩猟者の減少と相まって深刻化しています。若者の狩猟参加促進、技術の伝承、地域協力の強化、テクノロジーの導入、法制度の見直し、経済的インセンティブの提供、外部委託の活用など、包括的な対策が必要です。政府、自治体、地域住民が一体となって取り組むことで、持続可能なシカの管理と被害防止が実現できるでしょう。



川に入るマイ犬

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