人間関係作りに効率はないでしょう。
今日は「主張」です。なので「それは違う」と感じる人もいるかもしれません。
僕はネットの出会いもリアルの出会いも、どちらも大切にするようにしています。
「広がり」と「深度」があると思っていて、ネットは広がるけど浅い。だから信用を築くのに時間がかかる。
リアルは狭いけど深い。人間関係を広げていこうとしたら時間がかかる。
本質的には一長一短あるだけで、コミュニケーションであることに変わりはありません。
なんでもかんでも出会いを「集客」という言葉で片付ける人がいて、その言葉にとらわれている人ほど、ネットのレバレッジを盲信しています。
集客をするためにSNSをする。まあ潔いといえば潔いけれど、SNSユーザーみんなが「客」ではないですからねえ。お客さんに変わっていくという現象があるだけです。
ネットの効率性ばかりを求める人は
ネットを入口にして実際に会う(関係を一気に深化させる)
会ってからSNSで繋がり、コミュニケーションを続ける
というようなことをいうと、途端に無反応になるですね。あるいは「それも大事だと分かってはいるけれど」といいます。
「時間のかけ方」の質を変えているだけなのに。
そもそもどんな人間関係だって、自分からコミュニケーションを取らないと深まることはない。個人と個人の距離を縮めていかないと、関係性が生まれることはありません。
拡声器を構え、道端でいいたいことだけをいっている人と仲良くなりたいと思うでしょうか? オレのことを知ってー。もっとお客になってー。
(→どちらかというと人間は傾聴してくれる人の方を信用します)
特に自分が何者かも知られていない頃に、効率性ばかりを求めるのはどうなんでしょう?
本当に集客をしたいなら、なりふり構っていられないはずだけど。ネットとかリアルとか、そんな次元の話じゃないですよね。テクニックだノウハウだという次元でもない。
人間関係作りに効率を求めること自体が、僕は失礼だと思います。
今ネットの業界で活躍している方も、最初はリアルで人を集めてお茶会をしていた、なんていうお話も聞きます。これは「集客」の手前、人間関係作りにちゃんと焦点を当てていたことに他ならないわけで。
僕はまだまだ人間関係の総量は多くないですが、質を高めることでいい人・尊敬できる人が周りに集まってくるようになりました。人脈などゼロのところから。
人間関係の質が、そのまま信用度や影響力に変わっていきます。質の良さはネットにもリアルにも通底する地盤になるものです。
効率や量を求める前に、まず質を磨くべきではないでしょうか?
そして信用され頼られる人間になることが、結果としてビジネスに変わっていくのだと思います。そう、結果として。
先週はオリジナルアパレルブランドを立ち上げたいという創業者さんのご相談に乗りました。
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