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地域の資源で田舎をチャンスに!編

私は現在、日本三大秘境・宮崎県椎葉村という地域でそば屋とお菓子屋を営んでいます。そば屋は8年前に、お菓子屋の方は4年前からそば屋の中で小さく始めたものを2020年9月に会社を分けて起業しました。

未経験からのスタート

お菓子屋(加工品製造)をはじめたきっかけは椎葉村にご当地スイーツと呼ばれるお菓子が無かった為、地元の観光協会の方から「造ってみない?」とお声をかけてもらったのがきっかけでした。飲食店経験は10年ほどありましたが料理担当として従事していたのは3年程度、不安もありましたがチャレンジしてできたのが「椎葉の豆乳ぷりん」でした。
※椎葉村は水が綺麗なことから豆腐造りが非常に盛んで菜豆腐発祥の地としても非常にお豆腐が美味しく有名です。

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椎葉村の天然水で仕込んだ美味しい豆乳をプリンにして、季節のジャムなどをのせ更に生クリームを上からのせたご当地スイーツのできあがりです。豆乳ぷりんは3年程かけて地域の皆様に浸透していき、テイクアウトのお声がかかるようになり、菓子製造業の許可を取る流れになっていきます。


田舎のNO1商品に

ここで今振り返ると、豆乳ぷりんが人気になり、この村では知らない人がいない程まで広がったのはこの地域が田舎だったからではないかと思います。これが都心部であれば、もちろん数ある商品の中に埋もれていたと用意に想像できます。田舎はお客様が少ないなどのデメリットはありますが、メリットとしてライバルとなる商品も少ないです。地域でNO1になれば次のステージがおのずと開けてきます。甲子園の地区大会で勝ち抜いたように声がかかるのです、そうして商品が広がっていきます。

豆乳ぷりん

店舗で造る豆乳ぷりんは非常に美味しかったのですが、加工度も低い為、賞味期限の問題で流通することが大きい壁として立ちふさがりました。そこで加工度を上げ専門の工場でレトルト殺菌して豆乳ぷりんにするという選択をとりました、店舗で造る豆乳ぷりんと、ギフト用の工場で造る2種類の豆乳ぷりんをお客様がシーンに合わせて選んでもらえるようになっています。

そして更なる価値を見出し始めた豆乳ぷりん

工場で造る豆乳ぷりんは常温で6ケ月、豆乳と牛乳で造るので栄養成分も申し分ない、噛まなくても食べれるという点から年配の方に非常に人気がある商品でした。「介護施設とかにもいいかもねー」という声もあったので先日行われました「第6回介護食・スマイルケア食コンクール」にダメもとで出品してみました。

大手のメーカーさんばかりの中に当店の名前が・・・・。
まさかの入賞でした。今回はコロナウイルスの影響で授賞式などは中止になりましたが、この結果は本当に嬉しく、数年前に地域の課題から産まれた商品がこの様な賞をいただけたことが非常に嬉しかったです。

まさに地域を活かして商品を造り新たな価値を産み出しかけている今途中にいるんだと感じると共に、これをただの受賞に終わらせず、多くの方の口に入ることで地域を盛り上げるところまでがワンセットにしていきます。

ということで、特産品である豆腐からの新しい商品を産み出した事例でした。

次回も製造販売をやってる方のお力になれることを書いていきます。

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