「声にならない声」と「無自覚なランク」
こんにちは。
Co-leadersのSHIHOです。
昨今アメリカの
ミネソタでの警察官による黒人殺害事件を起点に
世界中で「黒人差別」に関しての声が強くなっている動きが激しさを増しています。
このコロナ禍の中で起きていることは
マイノリティの「怒り」の縮図なんじゃないかと思っています。
#黒人差別
#LGBT
#Metoo
あらゆるマイノリティが今まで声を出せずに苦しんできました。
ここからの世界を変える声は
この抑圧されてきたマイノリティの声です。
マイノリティという言葉には
実に様々な人が含まれています。
例えば、こんな人だってそう、、
#障がい者
#マミートラックに陥るワーキングマザー
#精神疾患を家族に持つ人
#シングルマザー
#仕事で ”できない人”のレッテルを貼られた人
#毒親からの呪縛
#レイプや痴漢被害者
#非正規雇用者
#犯罪者
#移民
#地方・田舎
社会的弱者と言われる人
これはごく一部。
きっとみんな何かのマイノリティ。
こちらの動画の中にある言葉が突き刺さります。
「自分の権利と価値を知るんだ」
この言葉は、虐げられたことのある人にこそ強く強く刻まれています。「Think CIVILITY」という本がありますがCIVILYTYを持って人から接しられることのなかった人には、理不尽さに対する怨恨が抑圧されています。
世界のパラダイムが変わる時。
それは”いつか”ではなくて”今”なんだと思う。
この7−8年ずっと思ってきた
私がコーチングをする理由とも同じ。
自分の中の声なき声を聴こう
世界の中の抑圧されている声を聴こう
ディーブデモクラシー(深層民主主義:声にならない声に耳を傾けよう)
「言っても何も変わらない」
と思って言わずに来た言葉はなんだろう?
「そんなん無理でしょ」
と諦めてきたことはなんだろう?
マイノリティの声にならない声をあげよう。
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そして同時に
今までの世の中のメインストーム(主流派)は
なんだろう?
#資本家
#経済力
#権力 (ヒエラルキー構造のTOP)
#一般的な ”普通”という概念
#学歴
#有名な会社に勤めている人
#スケールしたサービス
#インフラ
#官公庁
#大都市
#安定した収入
こんなものとかだろうか?
もっとあると思う。
そういう世の中のメインストリームにいた人には
自分に「無自覚なランク」があることに気づく必要がある。
(気づいた時点で、無自覚ではなく自覚的に変わるけれど)
時にこれらの人は、
マイノリティの声なき声を、構造的に
押し込めてしまっていることがある。
「ランク」はある。それがないものにはならない。
だけれども、「ある側」の人がそこに自覚的にあれて、
「私は、こういうランクがあると思う」
とただそこに置く、気づいていることを表明するだけでマイノリティは発言しやすくなるのだと思う。
マイノリティ側からは、
あの人の持つ「ランク」は目に余るほど見えているのだけれど、その人自身が無自覚にランクの乱用をしていることに、諦めや怒りが増幅されているのであって、ランクがあることを自覚的にいてくれる人とは、やっと対等に話しができる。
ただメインストリームにいる「ランクのある人」は
そのランクが自分のアイデンティティであり、誇りであり、時に当たり前であるため、「自覚的になること」が非常に難しい。
だからこそ、
リーダーにこそ、本当に「ランクのある人」にこそ
今求められる力なんだと思う。
あなたは「どんなランク」を持っているのだろう?
社会システムの変容が起こる時、
それは
何がメインストリームで
何が周辺化されている(マイノリティ・声なき声)
なのか。
そのことに気づくところから始まる。
そしてそれぞれの立場の人の
今までの領域ではないところへ向かうのが未来への道なんだと思う。
(システムコーチングで扱っていることはそういうこと)