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豊かな心地良い生活のイノベーションの“用途発想”が無さ過ぎる!

新規事業やサービスの開発支援をやってて思うのだけど、これだけ新しい技術革新が起こってるのに、国内のスタートアップとかクリエーター諸氏……その使い方に関するアイディアが何てPoorなんだろうか?って思うことが多い。
こんな生活になったら、こんな街ができたら、こんな店舗ができたら、こんな家、こんな部屋になったら、こんなレジャー施設ができたら……何のことはない。自分の生活をエキサイティングで楽しくする、心地よくすることを考えるだけで良いのに。

ひとつ思うのは、SFとかコミックとかゲームとかのテーマが、たいてい戦争や戦いとか、破壊された後のサーバーパンク空間で、普通の生活を楽しくするような未来設定がなされてない!ことにあるのが原因かもしれない。
平和で楽しくてエキサイティングな未来を描いた小説も漫画もゲームもないのだ!!

ということで未来の生活やデバイスアイディアちょっと描いて見る。

●家の内装がすべて光学壁紙=マットなディスプレイ。どこにでも窓やTVやアートをグラフィカルに配置できる。模様替えも自由自在。

●車の外装は光学迷彩。環境になじませることも自由なタイムスケジュールで広告を配信することもできる。

●街頭の樹木=植物そのものをゲノム制御で街頭照明やオブジェ、標識として利用。

●ドローン照明。必要なタイミングで必要な場所に移動しながら人や街・道路を照らすことができる。

●ドローン傘。これは既に実証実験されているが、個人規模だと効率が悪いので、ヒトが通行する道路10m四方を覆う巨大な傘。雨の時だけ屋根ができる道を作れる。

●壁面グローバルオフィス。オフィスの壁面を完全にディスプレイ化して、そこの向こう側はシアトルやシリコンバレーのオフィスや欧州のオフィスを高精細に映し出し、複数の拠点がリアルタイムで繋がって仕事ができる。(巨大オンラインリアルタイム会議型オフィス)

●ホームシアター型完全VRショッピングセンター。3D空間+高精細画像でSCをバーチャルに再現、商品検索や用途検索で店舗を探すことが可能。要はVR型のEコマースだが、実際の三次元空間の陳列をVRによって再現して、その店舗のシーン提案やブランドの世界観に包まれた状態でショッピング。家族ずれやカップルでのショッピングも楽しめる。

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笑えるようなアイディアもあるだろうし、グローバルでは色々なスタートアップが考えたり、実証実験、MVP作ったりしてるはずなんだけど、なぜか日本国内ではこんなこと考えてる人の話やスタートアップの話をあまり聞かない…。スプリントやワークショップでイベントとしてはやられてるんだろうけど、自社に帰ると現実にみんな戻っちゃうんだよね。

なぜなんだろう。