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#129 プロジェクト「地域の人事部」の仮タイトルと取り組む背景を考えてみた

竹内義晴です。この番組は組織づくりやコミュニケーション、キャリアデザインなどの人材育成、複業やテレワーク、多拠点ワークといった「これからの働き方」についてゆるゆるとお話をしていく番組です。この番組が面白かった、あるいは参考になったらフォロー、コメントなどいただけると嬉しいです。

この今週末、先週末は関西の方におりましたけども、昨日新潟に戻ってまいりました。


「地域の人事部」の話

ここしばらく「地域の人事部」の話をしてきました。

というより、この番組は2023年4月1日に始めましたが、何で始めたかというと、地域の困り事である「人手不足を解決したいな」とか、人手不足の人手の部分で、地域外に住んでいる人たち、それは例えばわかりやすく言えば都市部の方々ですが、地域外の方々が地域の企業に対して、いままでのように、地域に移住して働くというのも1つの方法だとは思いますが、それだけではなく「複業のような形で働く」とか、あるいは「リモートで関わる」とか、そういった、多様な働き方ができることによって、地域の人の課題とか、人がどんどん出ていってしまうことによって地域が衰退していくという課題を解決できないものか、という、僕の課題認識で始めたのがこの番組です。

というわけで、昨日はこういった取り組みを行うことに対して、改めて「理想を定義したいな」とか、「ビジョンを定義したいな」って思って、昨日から話し始めているんですよね。

サイボウズの企業理念とソーシャルデザインラボの役割

理想を定義するにあたり、いろんな切り口があるんですけれども、これから取り組んでいこうと思っているのは、どちらかというと社会の問題です。

僕はいま、サイボウズで複業してるんですけど、サイボウズは「チームワークあふれる社会を創る」というのが理念の会社です。その中で、ソーシャルデザインラボという「社会問題を解決していこう」というチームがあります。

そこで、思考の始まりとしてはここから考え始めると考えやすいのかな? と思って、昨日は改めて、サイボウズの企業理念と、ソーシャルデザインラボの役割、その中での僕の位置づけをお話ししました。

今日はですね、「チームワークあふれる社会を創る」というサイボウズの理念から、大事にしている4つの文化として「理想への共感」「多様な個性を重視」「公明正大」「自立と議論」を紹介し、こういった理念を通して、冒頭にお話ししたような「地域課題をどのように解決していくのか?」というところを、もうちょっと具現化していこうと思います。

このプロジェクトの2つの主人公

この、地域のプロジェクトに取り組むにあたり、大きく分けると2つの主人公がいると思っています。

1つは「地域の企業」。もう1つは「働く人」。働く人の側で立ってみれば、このプロジェクトは「キャリア形成」という観点だし、働く企業の立場に立ってみると「人材をどう受け入れるか」という観点です。

これまでは、地域の企業の部分では「地域複業」と呼んでいて、働く人のキャリアの部分では「キャリア形成」と呼んでいて、いろんな呼び名で呼んできました。

でも、何かプロジェクト名みたいなものがあったほうが分かりやすいし、伝えやすいというところで、「プロジェクト名はどうしようかな?」って思いました。

いろいろ凝ってもいいのですが、まずは(仮)で、「地域の人事部」にしてみようかなと思っています。「地域の人事部」というのは、ここ1週間くらい前かな、経済産業省で始まっている取り組みについてお話ししました。

地域の人事部の取り組みが、人口減少による人手不足で悩んでいる地方の企業の人材の獲得や、そこで働く人たちのキャリア形成といった目的があるので、内容的にはほぼ同じというところ。

あと、経済産業省のような、大きな流れの中で「地域の人事部」と仮にうたってみてもいいんじゃないかと思って、このプロジェクトは「地域の人事部(仮)」とうたってみようかなと思います。

でも、今後はたぶん、たとえばボクが取り組む地域の名称を出したり(僕だったら、新潟の上越エリアっていうところ)、地域の特性を出したりするのもいいんでしょうけど、それはまた後で考えます。

まずは、僕がサイボウズの中で、そして地域の中で取り組む地域の人事部(仮)という風にしておこうと思います。

プロジェクト「地域の人事部」に取り組む上での背景

プロジェクトを取り組む上では、背景みたいなものも言語化しておいた方が、いいと思いました。背景については、これまでも散々話してきてはいるんですけど、今日は改めて、プロジェクトに取り組む上での背景についてまとめていきますね。

端的に言うと、こんな感じです。

プロジェクトの背景
 いま、日本の人口減少が急激に進んでいます。最新のデータでは、山梨県の人口とほぼ同じ数の約80万人が1年間に減少しています。また、少子化も進んでいます。2022年の合計特殊出生率(15~49歳までの女性の年齢別出生率を合計)は、過去最低の1.26となっており、人口を維持するために必要な2.07を大幅に下回っています。
 このような状況が続くと、特に地方の企業では、今後、人手不足がより深刻になっていきます。帝国データバンクが2023年4月に発表した『全国企業倒産集計2023年4月報 別紙号外リポート:人手不足倒産』によれば、人手不足倒産が急増しており、人手不足リスクが表面化しています。
 問題なのは、これまだ「序章に過ぎない」ことです。今後ますます人口が減っていくにつれて、近い将来「企業の存続を脅かすような、相当深刻な状況になるだろう」とみています。
 このような状況の中で、働く地域や年齢に関係なく、一人ひとりが、自分の強みや経験を活かして、できるだけ長く活躍できることができたら、と思っています。

ここからは、プロジェクトのビジョンについてお話ししたいと思いますが、この続きを話すと長くなるかもしれないので、今日はここまでにしておこうかなと思います。

というわけで、今日は、ボクがサイボウズで取り組む「地域の人事部(仮)」のプロジェクトの背景について、改めて整理してお伝えしました。明日は、このプロジェクトに関するビジョンというか「こんな風にしていきたいです」っていう話をしていきます。

じゃあ、今日はこれで終わりにします。バイバ~イ!

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