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#128 サイボウズ「ソーシャルデザインラボの役割」と「ボクの位置づけ」

竹内義晴です。この番組は組織づくりやコミュニケーション、キャリアデザインなどの人材育成、複業やテレワーク、多拠点ワークといった「これからの働き方」についてゆるゆるとお話をしていく番組です。この番組が面白かった、あるいは参考になったらフォロー、コメントなどいただけると嬉しいです。



今日は京都から!

いまですね、京都におります。昨日の朝は兵庫におりまして、それから日中は奈良に行って、京都に帰ってきてという、関西をあちこち行って回ってですね、刺激を受けております。

昨日の番組は「地域の人事部の話をしたら理想を再定義したくなった」

昨日の番組、昨日も雑談的な内容で、地域の人事部の話をしたら理想を再定義したくなったという話をしました。

何日か、「地域の人事部」という経済産業省の取り組みについて話をしてきましたが、こうやって話していると、改めて「そうそう、実現したい理想って、どういう状態だっけ?」ということを、ちゃんと言語化したくなったというお話でした。

理想を考える上での「思考の入口」

昨日の話では、理想を定義するというか、言語化するにあたって、「思考の入り口として、いくつかあるな」と思ったんです。なぜならば、僕は自分が経営しているしごとのみらいという法人の観点もあるし、複業しているサイボウズの観点もあります。このように、思考の入り口がいくつかあるなと思って。

その入り口として、昨日の話では、サイボウズの「チームワークあふれる社会を創る」という理想、このあたりから考えてみようかな? というお話をしました。

今日は、サイボウズの話をするにあたって、いま、ボクがサイボーズの中で、いま話しているような地域系のことについて関わっている「ソーシャルデザインラボ」というチームについてお話をしておきたいなと思います。

サイボウズの企業理念

先ほどもお話ししましたが、サイボウズの理念は「チームワークあふれる社会を創る」です。

これを実現するために「4つの文化」を大切にしています。

1つ目は「理想への共感」。共通のビジョンを持つということですね。つまり、「チームワークあふれる社会を創る」というサイボウズの理想への共感、共通したビジョンを持つということです。

2つ目は「多様な個性を重視」。これは、そもそも人はそれぞれ違うので、自分とか他人とか、さまざまな人の個性を大切にしようということです。

3つ目は「公明性大」。これは「嘘をつかない」「透明性を保つ」ということ。

4つ目は「自立と議論」。これは、主体的に対話したり、議論したりしようということ。

これら4つの文化を大切にしながら、チームワークあふれる社会を創るために、情報はできるだけオープンにして、対話とか議論を重ねながらチームを作っていこうと。そういうチームを社会に増やしていこうというのが、サイボウズの取り組みである、ということです。

ソーシャルデザインラボの位置づけ

その中で、ボクが兼務している「ソーシャルデザインラボ」というチームがどういった位置づけなのかというと……。

先ほどもお話ししたように、サイボウズの理念は「チームワークあふれる社会を創る」です。それを理想として掲げている会社です。

いまでこそ、働き方改革といったところでご評価いただいている企業ですが、必ずしも、最初からご評価いただけるような企業だったわけではありません。かつては離職率が28%だった時代もあり、こういった理念を掲げるに至った背景には、これまで、一人ひとりの多様な個性を活かし、チームを、そして、企業を形成してきた、さまざまな取り組みやプロセスがあります。

その結果として「多様な人が集うチームを作るためには、こういう風にしていくといいですよ」ということをまとめたチームワークのメソッドがあります。

また、サイボウズはグループウェアと呼ばれる情報を共有してチームで仕事をするためのソフトウェアを提供している企業です。

このような、サイボウズのチームワークに関するメソッドやソフトウェアを通じて、「チームワークあふれる会社や組織を増やしていこう」というのが、サイボウズの取り組みです。

それに加えて、もう少し抽象度を上げ、視点を広くして「サイボウズのメソッドやソフトウェアを通じて、社会の問題を解決することができないか?」という取り組みをするチームがソーシャルデザインラボです。

社会にはさまざまな問題があります。たとえば、教育の問題や災害の問題などがそうです。そういったさまざまな問題に対して、「これは問題だよな」といった当事者意識を持った人たちが集い、サイボウズのメソッドやソフトウェアを使うことによって社会問題を解決する。このような人たちで構成されたチームが「ソーシャルデザインラボ」です。

この、「問題を解決していこう」という取り組みを「育苗実験」と呼んでいます。

ソーシャルデザインラボの中での、ボクの位置づけ

昨日もお話ししましたが、ボクはサイボウズの中で、大きく分けると2つの役割を持っています。1つは、サイボウズを多くの方に知っていただく「マーケティング」や「ブランディング」という業務。

もう1つが、2022年4月から兼務することになったソーシャルデザインラボの業務です。

ボクは、新潟の中山間地という、いわゆる地方に住んでいます。子どもがどんどん減っており、高齢化が進んでいるという日本の縮図の中で現実を目の当たりにし、「10年後、ちょっとやばいんじゃないの?」っていう課題をリアルに感じています。

だから、こういった社会問題を、サイボウズのメソッドなり。ソフトウェアなりで解決できないものか? それが、ボクの当事者意識です。そして、地域の課題を解決したいなと思っています。

ボクが主に、興味関心を抱いているのは、人口が減っていくことによって、今後おそらく、地域企業の採用とか、人手不足などがもっと深刻になっていくだろうな、という課題認識があります。

あと、ボクがサイボウズで複業という働き方をしてきた経験を生かすとすれば、地域の企業に対して、都市部をはじめとした地域外の人たちが、リモートのような働き方や、複業のような形で関わることができたら、人口減少、人手不足という問題が解決できるのではないか? と思って、自分から手を挙げて、社内でいま、実証実験に取り組んでいる……というところでございます。

というわけで、今日はサイボウズのソーシャルデザインラボと、その中におけるボクの位置づけについてお話をしました。明日以降は、思考実験・思考投資として、理想がどういった状態なのかを言語化して行こうと思います。

今日の話はこれにて終わりにします。じゃあ、バイバ~イ!

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