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#123 「地域の人事部」とはなにか?

竹内義晴です。この番組は組織づくりやコミュニケーション、キャリアデザインなどの人材育成、複業やテレワーク、多拠点ワークといったこれからの働き方についてゆるゆるとお話をしていく番組です。この番組が面白かった、あるいは参考になったらフォロー、コメントなどいただけると嬉しいです。


昨日は「継続」という話の雑談でした(笑)

昨日は雑談をしましたよね。「いま、どうしてこういう音声(テキスト)を配信しているのか?」というお話。

単的に言ってしまえば、こうして、毎日何かしら継続していれば「いつか実現したいことが実現するんじゃないかなと思って、継続しています」という、そういうお話をしました。

今日から「地域の人事部」についてのお話

今日はですね、「今日から」になるかもしれませんが、「地域の人事部」についてお話をしていこうかなと思います。

地域の人事部については、僕自身もすごく勉強しているわけではないけれども、多分、ほかの人よりは少し前にその言葉を聞き、いま取り組んでいることが、多分、地域の人事部なんじゃないかと思うので、改めて、僕もこうして言葉にし、発信していく中で学びつつ、理解を深めて「どういうふうに、今後取り組む」かということを整理する……みたいになるといいなと思っています。

そもそも「地域の人事部」とは何か?

今日はまず、「そもそも、地域の人事部とは何か?」というお話をしてみましょう。

地域の人事部というのは、経済産業省が推進している取り組みです。経済産業省の「地域の人事部」というページによると……

経済産業省 地域経済産業グループでは、地域の企業群が一体となって、地域の自治体・金融機関・教育機関等の関係機関と連携し、将来の経営戦略実現を担う人材の確保(兼業・副業含む)や域内でのキャリアステップの構築等を行う総合的な取組「地域の人事部」を推進しています。(本取組における定義)

地域の人事部 | 経済産業省

これを「地域の人事部」と言って、経済産業省では、「これを推進しています」ということですね。

「地域の人事部」の特徴

「地域の人事部」のページには、3つの特徴が書かれています。

  • 特徴1:企業群と地域の関係機関が一体となった取組

  • 特徴2:企業群の経営戦略と人材戦略の実行を地域の関係機関が伴走支援

  • 特徴3:人材の獲得から育成、定着までサポート

地域の人事部のページが掲載されたのが、2022年12月23日のお知らせに、

「地域の人事部」のページを掲載しました!

地域の人事部 | 経済産業省

とあるので、最近といえば最近ですよね。

僕が一番最初に、地域の人事部という言葉を知ったのは、たぶん2年か、3年くらい前じゃないかなと思います。

ところで、「なんであなたは、地域の人事部に関心があるの?」って言われると、「これです!」って、僕自身まだ言い切れないところがあるんです。

ただ、いま取り組んでいること、あるいはこれから取り組んでいくことが、たぶん地域の人事部的なことではないかと僕は思っているので、地域の人事部についてちょっと話をしてみようかなと思っている、ということです。

地域の人事部と、兼業・副業

先ほどの、経済産業省のページにある「地域の人事部とは?」という説明に……

将来の経営戦略実現を担う人材の確保(兼業・副業含む)や域内でのキャリアステップの構築等を行う総合的な取組

地域の人事部 | 経済産業省

とあります。

で、僕が地域側にいる人間として、そして、都市部でも働いている人間として、そして、複業を経験している人間として、最初に「地方で複業する」ということに関して興味を持ったのは、2017年。僕がサイボウズで複業を始めて、1ヶ月ぐらいしてからですね。

「もしも、この働き方の逆ができたらいいのにな(注:ボクの場合は、地方在住で都市部の企業で複業しているので、「この働き方の逆」とは、都市部在住で、地方の企業に複業する)」と思った……ということが、僕にとっての、地域複業、あるいは地域の人事部的な取り組みに関心を持った最初です。

これは、先ほど話した、経済産業省のページでいうところの

将来の経営戦略実現を担う人材の確保(兼業・副業含む)

地域の人事部 | 経済産業省

というところが関連しますよね。

あと、過去の音声 & テキストで、地域複業を推進していくためには、「働く側のキャリア形成も必要だ」というお話をしています。

改めて、この「地域の人事部」とは何か? ということをみた時に、「そうだよね」と。「副業・兼業と、キャリア構築が重要だよね」ということは、以前から思っていたことのなので、「あ、なんだ。やろうとしていたことは、地域の人事部じゃん」と、改めて捉えています。

なぜ「地域の人事部」が必要なのか?

なぜ、地域の人事部のような取り組みが必要なのか? といえば、端的に言えば、特に地方の人材確保が難しいからですね。

また、いままでは、雇用と言ったら1社で雇用して、その会社で人材を育てて……というふうにやってました。ですが、小さな会社が社会に対して声を発するのでは、声が小さいために、どうしても大きな組織にはかなわない。

そこでもし、地域の「企業群」として声を出すことができたら、もうちょっと大きな声になるかもしれない。

また、教育もそうです。地方の中小企業といえば、社員数は数人から、多くて100人程度です。その規模の起業が、人材を採用するとか、育成するとかといっても専任者を置くことはできないし、教育も、社外のセミナーに参加するぐらいで、それ以上のことはできないと思うんですよね。

ですが、もしも、その地域の「企業群」というような形の「地域の人事部」的なことが、もし、できるとするならば、地域の企業の副業・兼業をはじめとした採用であったり、あるいは、教育の部分ですよね。単に、外部のセミナーに行くだけじゃなくて、地域の企業群の中で、セミナーや研修を開催してもいいかもしれない。

あるいは、せっかくセミナーに行くんだったら、同じ地域の中同士の企業の人たちで、共に学び、連携することができれば、採用や教育を個社でやっているよりも、より、関係性とか学びが深くなるかもしれない。少なからず、そういったところのメリットはあるんじゃないかなと思います。

この、地域の人事部の取り組みは、大きく考えようと思えば、多分相当大きくできると思うので、僕はとりあえず、最初から関心を持っていた地域複業のような形をいかに構築するか? というところに、まずは関心があるかなと思っています。

その関心を踏まえて、もう少し「地域の人事部」に対して僕自身も学んで、明日以降発信してみたいと思います。

では、今日の話は以上で終わりにします。じゃあね、バイバーイ!

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