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【プライドと偏見】10年後に見たら、涙が出るほどに最高だった

私は10年前、大の映画好きでした。洋画オンリーで、SF・ファンタジー・人怖系ホラー中心に毎日見ていました。恋愛ものもチラッと見ていたものの、当時は強い興味がありませんでした。そんな10年後の今、ふと「プライドと偏見」を見たのです。記憶が完全に飛んでいた中でみると、あまりにも素晴らしくて涙。キュンキュンもしました。ということで、純愛について語らせてください。

第一印象ではわからない

女の私からしてみると、「初めて会った時の印象」は重要ポイントです。そこでキュンとこなければ、恋愛対象から外れがち。すべての女性がそうだとは限りませんが、直感を大事にしている女性にとっては、あながちわからない話ではないと思います。そして、「プライドと偏見」の主人公の女性・エリザベスもそういうタイプ。

10年前と、10年後で、私の着眼点が変わった

素晴らしい俳優・女優の映画は素晴らしいなと感じました。というのも、10年ぶりに見た時に気づいたのですが、エリザベスと結ばれる男性・ダーシーですが、もうわりと最初の頃から心惹かれているのではと気づきました。それこそ、恋愛感情はさすがにないでしょうけれども、少なくとも他多数の女性とは一線を画す何かを感じていたようにも見えました。

10年前に見た時は、そこまで気にしていませんでした。真剣に見ていなかったからかもしれませんし、男性の一つひとつの仕草に注目する意識もなかったのかも。特に、ダーシーさんは口数が少なくて、感情が表面化しないタイプ。静かな人です。視聴側の私でも、無意識に偏見をもって見ていたのかもしれません。

男女ともに直感なのでは?

ところで、直感から入るのが女性、と私の中ではいつのまにか刷り込みがあったのですが、この映画を見る限りだと、女性とか男性だとかは関係ない気もしてきました。どちらかといいますと、むしろ男性の方が直感を働かせているなと感じたくらいでした。とはいえ、大人になればなるほどに、ましては結婚にもなれば、条件はつきもの。見た目や家柄、性格などもトータルで判断しますよね。

条件を飛び越えてしまう感情

エリザベスとダーシーは、さまざまな行き違いがあって、心がなかなか通い合いません。むしろ、一方が冷めた目で見ていたこともありました。ハタから見れば、「この二人は(くっつくなど)あり得ないな」と思えるほどに。つまり、状況や条件だけでみれば「あり得ない」。しかし、二人は最終的に結ばれました。その理由は? ここに純愛が来るのだと思います。

純愛さ

今回見ていて印象的だった言葉があります。ダーシーがエリザベスに、突然告白をするシーンです。ある意味では、二人きりになれた時でした。もはや、口を開く前から「好きです、愛してます」という思いが溢れていました。すごく誠実で、まっすぐに愛を向けていることがゾクッとするほどわかりました。その上で、きちんと言葉に出します。好き・愛してるという言葉はもちろんのこと、「助けて欲しい」とまで言うのです。もはや苦しいくらいにと。

思いをきちんと言葉に出す素晴らしさ

人の恋愛はわかりませんが、私の過去の乏しい恋愛経験から思うに、「きちんと言葉にしていない」ことが多かったなと思い出しました。特に、大人になればなるほどに、「察して」とお互いに思うものですよね。しかし、この映画を見ると、雰囲気ばかりにしていると、こじらせてしまうと感じました。スパイスにもなるけれど、これでは本気度は半減します。時に誤解が生まれます。自分の思いを言葉にして、相手の目をまっすぐに見て伝えることの素晴らしさ以上の愛の表現はないのだと思い知らされました。

【さいごに】私もダーシーさんみたいな人と出会いたい

「プライドと偏見」は美しい映画です。元は、ジェーン・オースティンの小説「高慢と偏見」から制作されたもの。間違いなく名作です。キャストも雰囲気も、何もかもが素晴らしくて、女性は特に心がキュンキュンします。恋愛映画あるあるな、すぐに男女の関係になるようなシーンもなく(キスもない)、雰囲気任せにしていないストーリー構成と、何よりも清さにウットリです。こんなにも誠実な男性がいるのかと、ダーシーさんのまっすぐさと有言実行&無言実行には感服。がっつり真剣に見させていただいた映画でした。

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