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半沢直樹の働き方

半沢直樹の第2シーズンがはじまった。
本当によくできた脚本で、面白い。

半沢直樹はフィクションであることを分かった上で、彼の働き方と家族との関係について考えたい。

まずは、働き方。
彼は、忙しすぎる。

仕事はもちろん、会食中も気を張っており、酒は飲んでいても、リラックスしている様子はない。

半沢の脳内では、尋常じゃない量のアドレナリンが分泌されているに違いない。

そして、彼の周りの人間、特に東京中央銀行の重役たちのアドレナリンも凄そうだ。
そうでないと、あんなに表情筋は動かない。

半沢の働き方をみると、
「これだと保育園のお迎え行けないな」とか

「こんな頻度で会食に行っていて、嫁さん怒らないのかな」とか

つい、自分の実生活と比べてしまう。
彼の頑張りは理解できるが、共感はできない。


次に、家族との関係。
半沢には嫁さんがいる。うまくいってるように見えるが、今後は怪しいと推察する。

理由は二つ。

一つは、会食のしすぎ。
あんな頻度で、しかも突発的に飲みに行っては、夕ご飯の支度に困る。夕飯を作って待ってる人間のことも考えるべきだ。

二つ目は、重要な話を嫁さんと共有していないこと。

訳の分からない地方に左遷されそうになっているのに、嫁さんへの説明はほぼ無い。

こんなヤバイことを嫁さんにちゃんと伝えてないなんて、どんな精神状態なのか?

将来、嫁さんから食らうであろう「倍返し」は予想できないのだろうか?

顔芸役員に「倍返し」している場合ではない。老後に必要なことは、家族との信頼関係であって「倍返し」の思い出ではない。

僕は密かに、半沢の余生を心配している。

しかし彼のメンタルは超人的だ。

普通のサラリーマンなら、親会社の役員に
「おしまい、です!」
って言われたら凹んでしまう。

当の本人は凹むどころか、嬉々としている。

なんだかんだ言いながら、来週の半沢直樹が本当に楽しみである。

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