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市街屋

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最近の記事

「鬱ロックとは何か」という問いに対する自分なりの答え

最近人に「鬱ロックとは何か」をよく問われる。正直自分も分からなかったので解答に困っていたが、今日自分の中で答えが見つかった気がするので記しておく。 自分が思うに鬱ロックとは、「二分法から逸脱した概念」である。 happinessとsad、光と闇、熱と冷気、loveとhate、あらゆる二項を結ぶ直線の外に位置する概念。 演繹的かつ個人的な考えであるが、鬱ロックに付随する概念であるものを取り上げてもそうであると考えられる。アンドロイドの少女は生命と非生命の呪縛から逸脱するし、du

    • daydream(小説)

      不可解(おかし)な夢を見ている。 「こんな世界、私が壊してしまうの。」 扉の無い、薄暗い部屋には、中央にテーブルと向き合う2つの椅子があるだけ。4人で食事を取れる程大きなテーブルの上には、23時を表示するデジタル時計のみが置かれている。 「こんな世界、私が壊してしまうの。」 部屋の西側の大きな窓から見える原色のような青色の空が、自分が明晰夢の内にあることを明確に主張している。まるで夢の側から覚醒を所望するかのようにも感じられるが、それに応じる程私も正気ではなかった。 「こんな

      • いろいろ(~6/14)

        ・音楽をアルバム単位で大量に聴くようになったので、備忘録。 boa→lainの曲が入っているアルバム。マイナーコードが多く初めはウッとなったが、古い時計を想起させるような湿っぽい世界観がしっかりしていて好きだと思った。dull coreっぽい。 Duster→多分1番有名なアルバム。こっちもdull coreぽいけどboaより霧の濃度が高い感じ。安眠に良い。 Weezer→青いアルバム。イメージよりもハツラツとしていた。歪みの音色がとても綺麗。リンキンパークみたいで苦手だな

        • valon

          先日noteで話題にした新曲の歌詞が書けました。これから歌い込んだり皆と合わせたりして、微調整していきます。言葉が強い上に英語の歌詞を和訳したような堅い語調なので今の自分に歌えるか不安ですが、内容として自分の内にある色々な意識の総意なので責任をもってどうにかやります。 explorer 小さな願いの始まりをあなたは憶えている? 掌の中で眠る宇宙と 鳥籠で目覚めた日 見つけて欲しいのか 見つけたいのかさえ 分からずに泣いていた僕等は まだ夢の中に居た 嵐の中 電波の海に

        「鬱ロックとは何か」という問いに対する自分なりの答え

          explorer

          ジャンソナの新曲を作っている。作るのにとても体力と脳を消費する曲なので毎日少しずつ進めている。作詞のために、浮かんだ脳内風景に似ている富沢を久し振りに散歩したりもした(上の写真はお気に入りの散歩ルートだ)。 今回の新曲は、JUNK SONAR REFLECTIONにとって重要な曲になる。 ジャンソナの全ての楽曲は全て繋げると1つの物語になるのだが、その物語は複数の世界線に分岐しており、各世界線の要所にイベントスチルのように楽曲が配置されている(ゼルダの伝説の世界線分岐を想像し

          1年間の活動記録

          4月 ・入学式前日にコロナになる。のそのそと大学生になる。 ・部室見学。扉を開けたらNUMBER GIRLが流れていたため入部を決める。壁面に吉田一郎を見つけ大学生活を捧げることを決める。 ・BIGBOSSに初めて行く。初めに話しかけてくれた店員さんと意気投合する。ジャズマスターに本格的に恋をする。すぐさま翌日先輩に恋愛相談をし、ジャズマスターの購入を決意。 ・スプフェス。音楽の趣味が合う人が全く見つからず凹む。帰り際に革ジャンを着た長身の先輩に背後から肩を叩かれ、次期部長の

          1年間の活動記録

          JUNK SONAR考

          ダウナーであり ナードであり モノトーンであり 金属であり 微温であり 無機質であり 平面的であり 直線的であり 閉塞的であり 内向的であり 偏屈であり 卑屈であり 諦観であり 虚勢であり シンプルに婉曲的であり 衝動的であり 飽和的であり 叙事的であり 叙情的であり 心像放映であり 入力であり 出力であり 過去の記憶であり 失われた未来であり ifの世界の創出であり そのためのルータであり ソフトウェアであり ケーブルであり トランジスタであり 希望があり 希望は無く 絶

          冬Eを終えて

          冬Eが終わった。 大学の外で行う定期ライブは今年度中はこれで最後だったが、今までで1番印象深いライブになったと思う。前置きとして語れることを挙げればキリがなくもどかしいので、自分が出演したステージを1つずつ振り返る。 1日目:上派川 (良かった点) 今回のステージは自信に繋がった。演奏や音作りにミスは幾つかあったが、それを考慮しても及第点と言えるクオリティを出せた(演奏後の個人的な後味の悪さがあまりなかった)のはバンドとしてある程度の成熟できたことの表れなのではないだろうか

          冬Eを終えて

          ジャンソナ冬定の反省

          冬定が終わった。 今回のジャンソナは前回より格段に良くなっているという手応えが練習中にも本番中にもあり、それは事実だと確信している。メンバー間のイメージの共有とか、コミュニケーションが 上手くできるようになった結果だと思う。 しかし、打ち上げの場で先輩に「曲のフックが足りない」という指摘を受けた。かなりショックだったが、曲展開を振り返ると腑に落ちる面ばかりだ。次回のライブに向けては新曲の作成とともに、その改善が課題になる。 (「フックが足りない」要因) 改善点を明確にする

          ジャンソナ冬定の反省