滋賀の良い店、やばい店。

某雑誌元編集者による近江偏愛食い倒れ日記。琵琶湖の東西南北をくまなく走って出会ったのは…

滋賀の良い店、やばい店。

某雑誌元編集者による近江偏愛食い倒れ日記。琵琶湖の東西南北をくまなく走って出会ったのは、あらゆる固定概念を打ち砕く滋賀の「やばい」店と人々。そんな湖国の果てしない魅力を発信し、滋賀がいろんな意味で日本一になる日を夢見ている。リアル「滋賀のやばい店」ツアーも随時開催。

最近の記事

滋賀の良い店、やばい店 長浜編

初めて長浜という街に降り立つ人は目を疑うはず。 「大津の10倍くらい人がおる!!!!!」 北国街道の面影が残る風情ある街並み、適度な観光客の賑わい、歴史を感じる寺院の門や曳山を収蔵している大きな蔵。町家を改装したカフェやギャラリー。アールデコ作品を収蔵する美術館やビール工場まで!?ここは果てしない文化の集積地。こんな北の大地に、こんな一大国家が形成されていたことに誰もが動揺を隠せない。というか滋賀のどの街よりも人多い。 そしてさらに北の高月・木之本周辺では突然百体以上の

    • 滋賀の良い店やばい店 彦根編 その①

      滋賀県中を飛び回っていても、ここまで個性を主張してくる街は他にない。城があり、イカしたコーヒースタンドがあり、老舗の洋食屋があるかと思えば爆盛りの食堂もあり、都会の真ん中にあるようなセレクトショップも古本屋も焼き菓子屋も予約の取れないイタリアンも揃っている。彦根は彦根だけで街が完結してしまう、完全な独立国家なのだ。彦根は滋賀の前に彦根であって、個人的にはローマにあるバチカン市国的な位置付けだと思っている。(例えの一つ) しかもやたらとセンスの良い独立系店舗が多いだけでなく、

      • 滋賀の良い店、やばい店 湖西編 その①

        南は大津、北は福井の手前まで縦長に延びる滋賀の湖西というエリアは、日本のカリフォルニアにもフィンランドにもなり得る無限の可能性を秘めている。(個人的見解) まず都との文化を隔てる山脈が背後に迫る湖西はひたすらびわ湖との距離が近い。湖西を南北に貫く県道558号線はびわ湖とつかず離れずを繰り返し、161号線と合流後の白髭神社付近では、真隣まで迫る青の湖がその偉大さを示している。 比叡山ドライブウェイや湖西道路の北小松ランプ付近から見渡すマザーレイクも絶景。びわ湖バレイの下

        • イタリアのバールを体験するなら大津へ。

          バールコマド良い店★★★★★ エリア:大津 ジャンル:イタリアンバル ランチ:無 元記事:『滋賀の良い店、やばい店 大津編』 その外観を見つけた時点でもう有頂天だった。中の見えない小さな間口。控えめな看板。ぼんやりと浮かび上がるような入り口の灯り。まるでミラノの路地裏で小さなバールを見つけたような高揚感(実際は真っ暗な中央大通り)。 扉を開けると好感度はさらに高まった。テーブル2席、カウンター数席だけのこぢんまり空間。そして手書きの黒板メニュー。もうこれだけで十分です。

        滋賀の良い店、やばい店 長浜編

          創業40年の残り香×最新鋭エスプレッソマシーン。

          マイルストーン良い店★★★★★ エリア:大津 ジャンル:喫茶店 ランチ:◎ 元記事:『滋賀の良い店、やばい店 大津編』 創業から40年を数える老舗喫茶店・・・の割りに店内はピカピカ。入口付近にはイタリア製のエスプレッソマシーン「WEGA」が堂々鎮座。実はこの店、2017年に38年続けてきた場所から移転オープンした古くて新しい店なのだ。 以前は扉を開けた瞬間感謝したくなるくらい、「喫茶店」という理想を叶えてくれる空間だった。午前中にはちらほらカウンターに常連が出入りし、昼前

          創業40年の残り香×最新鋭エスプレッソマシーン。

          中も外も情報量に溢れた名店。

          自家焙煎 Cafe Dining マタリやばい店★★★★★ エリア:大津 ジャンル:喫茶店 ランチ:○ 元記事:『滋賀の良い店、やばい店 大津編』 新聞社や放送局、警察署などが立ち並ぶ滋賀の官公庁街。東京で言えば霞ヶ関のようなエリアの幹線道路を走っていると、信じられない光景が目に飛び込んでくる。 公園の奥に威風堂々と構える緑の建物。奥まったところで植物と同系色をまとうあたり隠れ家的な存在を狙っているのかと思うけど、異様な書体と級数で書かれた「マタリ」の3文字が全くそれをさ

          中も外も情報量に溢れた名店。

          今日も大津で呑む宣言。

          直エリア:大津 ジャンル:居酒屋 ランチ:無 元記事:『滋賀の良い店、やばい店 大津編』 日が落ちた大津駅の一寸先は闇。駅から一番近い商店街の入り口がなぜか一番暗いという不思議な現象が起きている。商店街の屋根に差し掛かると、ちょっとした田舎の夜のトンネルを抜けるような肝試し感さえ味わえる。 そんな商店街の真ん中で希望の光を灯しているのが居酒屋「直」。ここは居酒屋の見本ともいうべき名店であり、大津だからと言って舐めてかかると手痛い仕打ち(満席)を食らう。真っ暗な大津であても

          今日も大津で呑む宣言。

          大津でミシュランを取るのは、この店。

          お食事処 アケミやば良い店★★★★★ エリア:大津 ジャンル:食堂 ランチ:◎ 元記事:『滋賀の良い店、やばい店 大津編』 入り口だけ見たら普通の感覚の人はまず入らない店構え。勇気を出して開けた扉の先には忍者のごとくカウンター内を行き来する店主と、数十年前からそこに座っていたかのような推定96歳くらいの老婆。 ここではまだ正解なのかハズレなのか検討もつかない。 しかし映画のセットのような小汚い食堂の見た目ながら、何気なく注文したとんかつ定食のデミグラスソースが腰を

          大津でミシュランを取るのは、この店。

          超絶品シフォンケーキは一筋縄じゃ手に入らない。

          佐知’s Pocketやば良い店(寺)★★★★★ エリア:大津 ジャンル:洋菓子、惣菜、寺院 元記事:『滋賀の良い店、やばい店 大津編』 とんでもないシフォンケーキが大津にあるのをご存知だろうか。「とんでもない」はもちろん「とんでもなく美味しい」の意で間違いないのだが、そこは滋賀なのでそんな単純な話ではない。 まず店があるのは大津日赤の前をさらに山側に進んだ長等神社近くの住宅地。しかし正しくは店ではなく寺。山の麓にひっそり佇む「等正寺」が目的地で間違いない。観光寺院ではな

          超絶品シフォンケーキは一筋縄じゃ手に入らない。

          滋賀の良い店、やばい店 大津編

          「日本一暗い県庁所在地」とも揶揄される大津。たとえ金曜の夜だとしても、改札の数十メートル先は真っ暗闇。初めてこの駅に降り立った人は、まさかここが京都駅から2駅、わずか9分の好立地とは夢にも思わないだろう。石山在住の滋賀県民は「快速は大津に止まらなくていい」とバッサリ。かたや長浜出身の滋賀県民は「大津まで行くなら京都行くわ」。一理ある。 いずれにしてもこの大津に対する周囲の扱いがひどい。しかし大津という街を軽んじている人は、かなりの確率で人生を損している。大津とは、そこかしこ

          滋賀の良い店、やばい店 大津編