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滋賀の良い店、やばい店 大津編


「日本一暗い県庁所在地」とも揶揄される大津。たとえ金曜の夜だとしても、改札の数十メートル先は真っ暗闇。初めてこの駅に降り立った人は、まさかここが京都駅から2駅、わずか9分の好立地とは夢にも思わないだろう。石山在住の滋賀県民は「快速は大津に止まらなくていい」とバッサリ。かたや長浜出身の滋賀県民は「大津まで行くなら京都行くわ」。一理ある。

いずれにしてもこの大津に対する周囲の扱いがひどい。しかし大津という街を軽んじている人は、かなりの確率で人生を損している。大津とは、そこかしこに底知れない魅力をたたえた街なのだ。

ということで記念すべき第一回の「滋賀の良い店、やばい店」案内は滋賀の西の玄関口・大津編からスタート!以下が大津の概念を覆す良い店&やばい店リストである。これであなたも大津の街を無視できない。

※店名にリンクが貼られている店舗は店の詳細記事あり。

良い店★★★★★
dry river
滋賀のベーカリーの王様。なんとしてでも全制覇したい珠玉のパンたち。このパン片手に琵琶湖へ向かえば、いきなり大津の物件を探し始めるレベル。
ジャンル:ベーカリー

やば良い店★★★★★
お食事処 アケミ
外観だけならどう考えても入らない食堂。しかし大津のグルマンでここを知らないものはいない。扉をくぐった勇者だけに至福の時間が与えられる。 
ジャンル:食堂 ランチ:◎

やばい店★★★★★
自家焙煎 Cafe Dining マタリ
NHK大津前を何気なく通り過ぎる時、反対側で目にするのは衝撃の光景。視界に飛び込んで来る謎の3文字。日替わり定食は驚きの580円(当時)。
ジャンル:喫茶店 ランチ:○

良い店★★★★★
マイルストーン
亡き旦那さんが残した喫茶店を継ぐ奥さんと息子。しかし創業40年を数えるのに店内はやけに綺麗。入り口には最新のエスプレッソマシンまで。
ジャンル:喫茶店 ランチ:◎

やば良い店★★★★★
とんかつ 棹
とんかつ滋賀代表。ほんのりピンク色の絶品カツに並ぶ名物は通称“キャベツタワー”。「滋賀にはタワーがないから」(店主談)。
ジャンル:とんかつ ランチ:◎

やばい店★★★★★
最後にカツ。
肉を全身で体感できる「肉食堂」。大津駅前と島ノ関駅前の2店舗展開。来店するなら前日の昼から断食して。
ジャンル:食堂 ランチ:○

やば良い店★★★★★

大津を代表する名酒場。和食出身の店主が、自慢の料理を大衆酒場という最高のステージで披露。真顔でブラックジョークをかましてくれる。
ジャンル:居酒屋 ランチ:無

良い店★★★★★
バールコマド
例えばミラノの路地で迷い込んで見つける店はきっとこんな感じなんだと思う。映えなんかに左右されない実力派イタリアン。
ジャンル:イタリアンバル ランチ:無

やばい店★★★★★
エトワール
一生喋ってる夫婦が営む老舗喫茶店。建物は外観も内観も大津の名建築に選ばれてもよい具合。メニューによって量の振れ幅が激しい。
ジャンル:喫茶店 ランチ:○

やば良い店(寺)★★★★★
佐知’s Pocket
間違いなく滋賀の手土産TOP10には入るであろうシフォンケーキ。しかしそれを手に入れるまでには、数々の珍事が待ち受けている。
ジャンル:洋菓子、惣菜、寺院

良い店ちょっとやばい店★★★★★
餅兵
創業江戸時代の和菓子屋。旧東海道沿いに佇む威風堂々たる老舗の新名物は、まさかの奥さん手作りチーズケーキ。
ジャンル:和菓子

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