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【詩】『幻嗅』

『幻嗅』

空気を伝って突き刺さる

緋色の香りは

現実か

それとも

心に染み付いた ワタシノモノ?

何処に行っても

苛まれる

滅ぼせない罪は

誰がその行く末を見定める?

辿るうちに綻ぶ口元

人気の無い沼尻

底には?

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