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「太陽の寿命」【衝撃だったことシリーズ・その2】

何億光年 輝く星にも 寿命があると 教えてくれたのはあなたでした

「さよならの向う側」歌手:山口百恵 作詞:阿木燿子 作曲:宇崎竜童

と、いう訳で太陽にも寿命があるってご存じでしたか?!

そして、残りの寿命はどれくらいだと思いますか?

①あと約5千年
②あと約5万年
③あと約5000万年
④あと約50億年

正解は、「④あと約50億年」です!!

まず、太陽の寿命はどれくらいかと言うと、約100億年です。
では、いま何歳なの?という話ですが、
太陽は約46億年前に誕生しましたから、いま約50億歳です。
なので、太陽の残りの寿命はあと約50億年くらいという訳です。

これを聞いて、どう感じましたか?

「50億年??いやまだぜんぜん先の話じゃないか!私たちに関係ないよ!」
と思いましたか?

それとも、「え!あとたったの50億年?!ぜんぜん残っていないじゃないか!」
と思いましたか?

私は、後者でした。

では、太陽の寿命が来るとどうなるか?
地球そのものが無くなるようです。

というのも、太陽が地球を飲み込んでしまうらしいのです。

すべてが灰燼に帰す・・・いや灰すらも残らない日が必ず来る・・・。

「地球は太陽に飲み込まれる」

私はとっても大きな衝撃を受けました。

人類はその誕生以来、あらゆる困難を乗り越えて、環境に適応し、進化し、地球上で圧倒的に繁栄してきた訳ですが・・・。

200万年前に石器を生み出した人類は、200万年後にはついに自分たちの知能を上回る知能、人工知能を生み出そうとしています!

そんな人類でも、いくらなんでも太陽に飲み込まれるなら、どうしようもないのでは??

それにしても、いつか地球は太陽に飲み込まれるのに、そのことは一旦置いておいて、毎日を一生懸命に生きているというのはなんだかとても不思議な気分です。

「いや、そもそも人間は100年くらいしか生きられないからさ。太陽の寿命なんてどうでもいい。そんなことより明日の天気は?晴れるのかい?ちゃんと太陽は出るのかい?」

たしかに、50億年後は私達には関係がないと言えば関係ないとも言える。

それに、いつか地球が無くなるからといって何をしてもいいとか、全てがどうでもいい訳では決してありません。
そういうニヒリズム的なノリの話をしたい訳ではありません。

カラマーゾフの兄弟のイワンの、「不死が無ければ善行もない。すべては許されている。」みたいな話をしたい訳ではありません。そのような思想は危険だと思います。
ということを表明しつつ、、。

ただ、SFとして———藤子・F・不二雄氏の言う「SF=すこし・ふしぎな」意味として———「太陽と地球ごと無くなる日が必ず来る」ことを捉えています。ある種エンターテイメントとしての話です。(49億年後くらいにこの問題をエンターテイメントと言ったら「ド不謹慎」になる訳ですが。。。あと49億年くらいはこういう物言いも許されるでしょう。。)

それとも。
それとも人類は太陽の寿命、地球の寿命という天体規模の問題すらも解決してしまうのでしょうか?

例えば、地球を脱出してまったく別の星に移り住むとか。

だとしたら、それはそれでワクワクする話です。
とってもエキサイティングな話です。
それはそれで聞きたいです。

***

ところで、別の側面についても感想があります。

それは、時間への興味です。
時間の持つ強大な力についてです。

太陽が50億年後には消滅するという事実は、「時間が経過すれば、すべての条件が変わってくる」ということをも示唆しています。

いま存在している前提や、常識、知識、条件・・・そういったものは全部、「いま」という時間が大前提の条件となっていると言えます。

話が宇宙的になりすぎたので、身近な例で考えてみます。
例えば、美人。

美人は今この瞬間というある時間・ある条件において美人であります。
しかし、70年後も美人であるかはわかりません。
もちろん、美人である可能性はありますが、そうでなくなっている可能性も出てきます。(美人の方、お気を悪くしないでください。。落ち着いてください。可能性の話ですから・・・。)

なにが言いたいかと言えば、時間の話です。
時間がいかに凄まじい力を持っているかということです。

そんなの、当たり前といえば当たり前で、馬鹿らしいほどですが。

でも、この考え方を前向きに活用することもできます。

例えば、いま悩んでいること。
その悩みには賞味期限があるといえます。

例えば・・・薄毛で悩んでいたとして。
薄毛というのは自身の年齢と、それに対応する平均的な毛量という相対的な評価に基づいて生じている悩みです。

つまるところ、30年経てば周りのみんなも禿げてくるので、悩みじゃなくなっているかもしれません。

容姿の話ばかりになってしまいましたが、時間の影響は視覚的に観測し得る事象の変化に着目するのが一番分かりやすかったので・・・悪しからず。

時間はあらゆる諸問題を考える上で、抜きにはできない要素な気がするのです。

時間という要素を持ち込めば、いま抱えている悩みや問題の中に、そこまで深刻にならなくてもいいものも含まれているかもしれない訳です。

時間が解決してくれる・・・否、時間によって問題が変化して、問題が問題でなくなる時さえ来るかもしれない。

そう考えることが時に自分を楽にしてくれることもあると思います。

勿論、そんな悠長なことを言っていられない問題や、シリアスな問題はたくさんあるので、一概には言えませんし、安直に処理できるものではありません。

ただ言いたかったのは、あらゆる問題について、時間という条件を付けくわえることで、新しいアプローチが出てきたり、少し気が楽になることもある気がするのです。

まとめると、私の論理は以下です。

太陽にさえ寿命がある。
そして、その寿命は決して長くない。
太陽すらも時間には抗えない。
それくらい時間が持つ力は大きい。
そしてはそれは人生のあらゆる瞬間に対して影響力を持っている。
だから、時間を抜きに諸問題を考えることはできない。
むしろ、諸問題を考える上では時間という概念を持ち込んだ方が良い。

ということを言いたかったです。

と、どんどんと拡大解釈してしまいましたが、

「50億年すれば、太陽もなくなる」

だからこそ今この瞬間の生を謳歌できたらと思います。

たまにはこうやって宇宙規模のスケールに想いを馳せることで肩の力が抜けることもあるかもしれませんね。

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