競争戦略としてのストーリー
今日もcity coffee setagayaさんにお邪魔しています。
もともとはパンさんたちと来る予定だったのですが、予定が飛び、一人で来ました。
お店に入ると、思いがけない客人が。
広報の肥後さん。
今、肥後さんの目の前でこれを書いています。
かの有名な『ストーリーとしての競争戦略』。
すごくざっくり内容に言及すると、ビジネスにおいて中長期的に利益を獲得していくためには競争戦略が必要で、競争戦略として機能するものは「ストーリー」としての筋が良いもので、筋の良いストーリーは、コンセプトと構成要素が密接につながっているものである、ということを、さまざまな理論や事例をまじえて説明されている名著です。
このnoteのタイトルを「競争戦略としてのストーリー」とした理由
毎日、noteを書いてきて、ノーテーマで105日くらい経過しました。
いつかテーマを設定したいと思い、何度かチャレンジしました。
池田さんにも相談したことがありました。
「間」だとか「名言」だとか「東京」だとか、いろいろ考えてみたんですが、続きませんでした。
続かなかったというか、そのテーマで調査分析研究する気になれなかった。
なんでだろうと考えたら、一番太い文脈を掴みきれていなかった、そのテーマが本当に接続したいと思う文脈にアクセスしきれない、ということだったんだと思います。
改めていわゆるディープシンキングをしました。昨日、六本木の文喫で。
自分を貫いている概念はなにか。
趣味や仕事として携わるさまざまなもの。
マーケティング、流通、食、音楽、文学、映画、お笑い、ファッション、などなど。
そのなかで感動を覚えたもの。
そこに通底していたもの、それは。
「物語」
でした。
それをふまえて、誰かについてのnoteを書いているときが一番充実していたのは、固有の「物語」にアクセスさせてもらっている実感があるからだったのだと気付きました。
「物語」を軸にいろいろと分析すると、驚くほど考えが進むようです。
「なぜ利他的であるべきか」「コミュニケーション能力とはなにか」「モチベーションが維持できる仕事とそうでないものの差」などなど、いろんなテーマを物語軸で考えていますが、脳内がわりと快適です。また曇ってくるとは思うんですが。
ひとくちに「物語」と言っても、ケーススタディとしての個別の物語もあれば、「そもそもなぜ人は物語に感動するのか」「感動する物語はどういう特徴があるのか」などのメタ的に「物語」を分析する視点があります。
毎日のnoteはまた日々是好日的な形で書くかもしれませんが、時々「物語」について、世界に知ってほしいオリジナルストーリーとしての、人やブランドや企業について書いたり、物語論的なことを書こうと思っています。
しっくりきた。
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