見出し画像

これ以上ない大団円!ネトフリ優等生三部作の3作目「フィアー•ストリート Part3:1666」【ホラー映画を毎日観るナレーター】(406日目)

これ以上ない大団円!ネトフリ優等生三部作の3作目【ホラー映画を毎日観るナレーター】(406日目)
「フィアー•ストリート Part3:1666」(2021)
リー•ジャニアック監督

◆あらすじ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1666年、片手の魔女サラ•フィアーはどのようにして誕生したのか。そこにはとてつもなく恐ろしい事実が隠されていた。そして時は戻り1994年、サラ•フィアーの過去を見たディーナたちはシェイディサイドの呪いに終止符を打つべく、命がけの戦いに挑む。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

前半の60分は
“1666年、サラ•フィアーに何が起こったのか”
に焦点を当て、この一連の事件の真犯人を教えてくれます。

物凄く簡潔にまとめてしまうと
“黒幕によって貶められたサラは魔女とみなされ、魔女狩りと称して処刑される”
という内容なんですけど、これを60分かけてじっくりじっくり描くので正直ちょっと長いなと思ってしまいました。ずっと暗くて鬱々としており、それまでのテンポの良さが急に無くなるためこの前半部分は個人的にはあまりハマりませんでした。

ですが
あれ以上端折ったり、テンポを上げてしまうとそれまでの謎が一気に紐解かれる気持ちよさが薄まる気もするのでこれは好みだと思います。

このシーンの絶望感が凄まじかったです。

後半の1994年の現代パートに戻ってからは勢いも加速し、ディーナ、ジョシュ、ジギー、そしてショッピングモールの清掃員マーティンの四人で「ホーム・アローン」のケビンもびっくりな罠を仕掛け、不死身の殺人鬼たちとの戦いを繰り広げます。

なんだかんだで協力してくれるマーティン
最後までコメディリリーフとして機能しています。

“蛍光塗料に血を混ぜたもので殺人鬼を誘き寄せる”“血がついてなければ認識されない”というオリジナリティ溢れる要素や設定が非常に面白いです。

ディーナの弟•ジョシュ
ラストのあの女の子とのやり取りが最高でした。

これまでの伏線やフリが完璧にハマっているため、ジギーとニックの関係性や“キャリーのあのシーン再び”は非常に胸に来るものがありますし、最後も変にダラダラせずに気持ちよく終わります。
皆がこの困難を乗り越えて成長する大団円が本当に美しいですし、全てが繋がる気持ちよさ、そして最後の最後まで息を呑む展開の連続でもう本当に大満足でした。
この満足感は三部作だからこそのものだと思います。Netflixに入っていらっしゃる方は是非とも見てみてください。

☆この度ホームページを開設しました!
もしよかったら覗いてやってください。

渋谷裕輝 公式HP↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?