しばいずみ@不動産鑑定士

宇都宮市でフリーランスの不動産鑑定士をしています。10年以上毎月発行してきたオリジナル…

しばいずみ@不動産鑑定士

宇都宮市でフリーランスの不動産鑑定士をしています。10年以上毎月発行してきたオリジナルフリーペーパーの、お役立ち不動産ネタ、短編鑑定小説、日常のエッセイ等々を織り交ぜてアップしてます。毎週木曜日アップを目標に継続していきたいと思います。

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最近の記事

そりゃないぜ、医療従事者さん

デスクワークが続いたせいか、腰に痛みを感じ近所のクリニックへ 朝ドラ見て、自転車で、 診療開始時刻より20分前に着いた、駐輪場に停めて、入り口はまだ開いてない、早過ぎた、 この日は朝から太陽ギラギラ、30度に届きそうな勢い、まじか、暑い、日かげがない、 あった 隣の医療施設の敷地内、よくあるコンビニの駐車場のような塀やフェンスの無い、道路と地続きのスペース おじさん一人、隅っこに立って日差しを避けているだけなので許してって、スマホをいじってた と、その医療施設関

    • まだまだ年寄りには負けてらんない

       最近の御年輩の方々はとても元気である  所属しているランナーズチームに、病を克服し、70歳過ぎで未だに普通にフルマラソン走ってしまう、更には100kmウルトラマラソンにも出走する自慢のじいさん、、、いえ、師匠がおられます   今は2の職、3の職かな?現役で建設現場に木材を運搬する仕事をされています  「俺の担当じゃないんだけどさぁ、時間あるからおろせる木材を使う順番に並べといてあげるんだよ。大工さんすごい喜んでね。」  走った後の酒の席でそんな話になる  こうした

      • どう感じればいい?

         前回の書き込みにつきまして「焼鳥屋さんの匂いが流れ込んでくるかなんて昼間だったらわからない」「環境なんて見ただけじゃ確認できない」等のお声がありました。  張り込み、聞き込みです。  例えば休日の午後、購入しようと思っているマンションのエントランスが見える場所で居住者の出入りを待つ。  ファミリーとかシルバーカップルが出てきてくれたらラッキー!  「あのー、実はこのマンションを買おうかと思ってるのですが、生活されてていかがですか?」  問題ない場合は「いやー、別に

        • 不動産は五感で感じましょう

           友人がマンションを買うとのこと。私になにかアドバイスして欲しいと、  マンションを買うとなると内装や設備等、どうしても部屋の中に目が行きがちになってしまうものですが、これから先何十年も住むことになる「地域」や「環境」も同時に買うんだということを意識して下さい。  気にする点、例えば「隣地」。  バルコニー側の隣地が更地である場合、今はお日様が心地よく照らしてくれるけど、ここに建物建ったら日当たりないじゃん、にならないように。老朽化した空き家がある場合なども気を付けまし

        そりゃないぜ、医療従事者さん

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        • 10本
        • 不動産
          15本

        記事

          ハンドルを握ると性格が変わる

           長女が運転免許を取ったころの話。  生まれて20年近く反抗期を継続していた持久力のある自慢の娘です。  運転したいというので、親なら誰しも経験しなければならない「恐怖の助手席」に。 長男、次女に続く3回目になりますが、やっぱり足を踏ん張ったり、冷や汗をかいたりするシーンの連続、那須ハイランドパークばり、いや富士急ハイランド「ええじゃないか」クラスのスリルです。  「ここは学校が近いから飛び出しに気を付けて。」「はい。」  「もう少しだけスピード落そうか。」「はい

          ハンドルを握ると性格が変わる

          ガソリンスタンド跡地のその後

           最近、街からガソリンスタンド(以下「GS」といいますね)が減ってきていると思うのです。  水素カーの普及、若者の車離れ、高齢者の免許返納、等モロモロの理由はあるのでしょうが、今回その『跡地』が気になりました。  GSといえば国道や主要幹線街路等のロードサイトにあり、敷地がそこそこまとまっていて、間口も広い、角地なども多いので土地としては魅力的。  でもですね、実はそこに、永年染みついた土壌汚染があり「よしっ!この場所で商売を始めよう。」とか「宅地化して分譲しよう。」と

          ガソリンスタンド跡地のその後

          聞けること、話せること。

           「俺は、相手の言うことがちゃんと聞けて、で、ちょうどよく話ができる人になりたいんだよ。」友人と食事した際に言っていました。  言ってることはごく普通に感じますが、感銘を受けました。私もそうでありたいと。  勝手な思い込みなのですが、最近自分のことを延々と話し続ける「喋りたがり屋さん」が多いような気がするのです。  こちらが少し話を切り出しても、いつの間にか相手の話に持ち込まれてしまう・・・(自分もそうなっていないか、ちょっと心配)。    不動産鑑定士という仕事はクラ

          聞けること、話せること。

          ミュージション

           ミュージシャンの間違い? いえいえ、ミュージック + マンションで、ミュージションなんです。    楽器が普通に演奏できる賃貸マンション。  賃貸マンションの供給過剰化、空室化が問題となっている昨今、賃貸マンションの入居者確保には他と差別化するための独自性が必要となってきます。  そこで今までタブーとされていた楽器演奏、そのタブーに着目した、まさに“逆転の発想”ですね。  同様に今までタブー視されていたペットについては、ペットOKとしている賃貸マンションが結構普通にな

          まぶしい草野球

           還暦近くなっても体は元気で、草野球をやってます。  以前住んでいた千葉 松戸まで電車ではるばる遠征、楽しい。  50歳以上縛りのリーグでして、習志野高校や常総学院で甲子園の土を踏んだ50そこそこのバリバリもいれば、80代にしてマウンドに登るツワモノもおられます。  高校時代、野球部ではありました。もうかなり錆びてて使えないかと思いましたが、マラソンしているおかげでまあまあ動けます。  この歳になって人生初の盗塁王を頂いちゃいました(*^^*)  レフトを守りながら

          視認性という価値

           コンビニやファミレス、ドラッグストア、ガソスタ等、日本中の主要な国道や幹線道路沿いには全国展開しているチェーン店舗が同じように出店されていて、お陰様で知らない土地に伺った時でも、同じシステムでコーヒーは買えるし、ポイントもたまる 助かる、助かる  トイレに行きたい、腹が減った、そろそろガソリン入れなきゃ、などと思っているとほどなく見慣れた看板が おー、ラッキー 今日はついてるぜ、なんて経験のある方も多い事でしょう。  この、遠くからでも確認できる、見つけやすい、目立つと

          三県分立

           以前より気になっていたのですが、栃木県と群馬県と埼玉県の「三県境」に行ってきました。  不動産鑑定士という、一見堅苦しそうな仕事をしているいいおじさんなのですが、ここはやはりお約束通り、3県順番にジャンプ(^^♪  永田町や霞が関の「三権分立」は近年なにやら揺らいでる感がありますが、こちらの三県分立は田んぼの真ん中で仲良く寄り添っていました。

          土地の方位の良し悪し

           ハウスメーカーで現場監督をしている長男が大学生の時、授業で戸建住宅の設計をしていました。  話しを聞くと、そこに住む御家族の家族構成、年齢構成、家族の諸事情等、個別的な前提を設定した上で、それにあわせた設計を行うという授業だそうです。  確かに「若い夫婦と赤ちゃんの3人家族」と「おじいちゃん、おばあちゃんと息子さん世帯が同居する二世帯家族」とでは必要とする規模も設備も、配置も数量も違ってくるのはわかります。画一的でなくこのように個別的・具体的な観点も含めた授業って楽し

          土地の方位の良し悪し

          父が、でしょ。

          おじさんのたわごとです。 最近歳をとったせいか、テレビやラジオから聞こえてくる「お父さん、お母さん」が気になって仕方ありません。 スポーツ選手や芸能人、著名人がインタビュー等で自分の父親、母親のことを話す際「お父さんが鍛えてくれて、」とか「お母さんのお弁当のおかげで、」等の表現に対し、テレビに向かって「父が、でしょ」と突っ込んでしまいます。 お父さん、お母さんが耳に残り、内容がほぼ入ってきません。 高校生なら、まぁしょうがないか、 大学生はダメでしょうねぇ。 社会人や

          公示された地価の使い方

           3月26日に令和6年1月1日時点の地価が公示されました。  地価がアップすると固定資産税が上がるとか、都市圏ではより一層買いにくくなるとかいろいろありますが、個人的には資産価値が上昇することは良い事と考えます。  ところで、この地価って何に使うのという話。  難しいそもそも論の一つに「一般の取引に対して指標を与えること」と書いてあります。  「与えること」って言い方が偉そうで気に入らない。  まぁいいか。  簡単に言いますと相場です。その地域での標準的な土地の相

          公示された地価の使い方

          マラソンマン

          私、おじさんランナーです。 フルマラソンを何本か走ってます。 走るときのテーマソング ①スタートから10キロまで 一青窈「ハナミズキ」 ♪~ どうぞ、ゆきなさい おさきに ゆきなさい ②10キロからハーフまで スピッツ「運命の人」 ♪~ はし-る はるか このほ-しのはてまで わるあがきでも まるでだめでも かっこつけてゆく ③ハーフから30キロまで ファンキーモンキーベイビーズ「HERО」 ♪~ ふりかけるとゆめのあしあと そのえんちょうせんじょうのあ

          都市計画税から見える自治体のおさいふ事情

          4月になると自治体が躍起になって固定資産税の納税通知書を送りつけてきます。 ここに都市計画税という税金がくっついてきます。 この税金、固定資産税の弟分、コバンザメみたいな存在でして、ほぼ着目されていません。 そもそも都市計画税ってなんだ? そもそも論は長くなるので苦手、がんばって短く。 都市計画税とは、公園、道路、下水道などの都市計画事業や区画整理事業に充てることを目的として、市街化区域内の土地・建物に対して固定資産税評価額に一定の税率を乗じて課税する市区町村税

          都市計画税から見える自治体のおさいふ事情