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公示された地価の使い方

 3月26日に令和6年1月1日時点の地価が公示されました。

 地価がアップすると固定資産税が上がるとか、都市圏ではより一層買いにくくなるとかいろいろありますが、個人的には資産価値が上昇することは良い事と考えます。

 ところで、この地価って何に使うのという話。

 難しいそもそも論の一つに「一般の取引に対して指標を与えること」と書いてあります。

 「与えること」って言い方が偉そうで気に入らない。

 まぁいいか。

 簡単に言いますと相場です。その地域での標準的な土地の相場はこのくらいですよ、という1㎡当たりの単価を示しています。

 先日も友人から実家の土地を売ろうと思ってんだけどって相談を受けて、知らない町でしたがこの公示地価を参考に、このくらいでしょうってお伝えしました。

 では活用の留意点をいくつか。

①「近所」
  調べたい土地の近所にある地価公示ポイントを見つけて下さい。
②「何地域か?」
  近所であっても住宅地か、商業地か、工業地かによって地価は大きく変わります
③「市街化区域か、否か」
  建物が建てられる「市街化区域」と基本的に建てられない「市街化調整区域」でも地価が大きく異なります。

とりあえず、こんな感じです。

 あくまで相場ですので、これ以外にも大至急売りたいとか、お隣さんが買って土地を一体化するなどの事情があれば価格は変わってきます。

 土地の形や規模、道路の幅、間口奥行きなども価格に影響します。

 更に、住宅地でも区画整理された土地かそうでないか、商業地なら国道沿いの大規模店舗地か、昔ながらの駅前商店街かなどにより相場感が変わってきますのでご注意を。

 なんか、めんどくせーな。

 そう思われたら是非お近くの不動産鑑定士に御連絡を。無料相談会などもやってます(笑)







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