読書記録 ①嫌われる勇気
社会人になってから毎日約30分の読書時間をなるべく設けるように意識している。
最近読んだ本の中で、自分にとって指針となる本に出会えた。
「嫌われる勇気」だ。
ベストセラー本であるが故に今まで読むのを何となく後回しにしていた。
多くの気づきを与えてくれた本だったが、
特に自分にとってのインパクトが大きかった内容を忘れないためにも言語化しておこう。
①「課題の分離」
ざっくりといえば
「自分にとっての課題」と「自分にとっての課題ではないもの」を正しく見分け、分離して考える。
ということが述べられていた。具体的には
・「自分がどう思われるのか、どう評価されるか」はコントロールできない
ので、気にしない、切り離す
・「自分がどうしたいか、どうするか」は自分でコントロールできる
ので、ここに集中して、自分の人生を生きる
ということだ。
この文を読んで、自分がこれまでいかに他人の人生を生きていたかを思い知った。
他者からの見られ方、評価を気にし、迷うことの無意味さも感じた。
加えて、自分がどうしたいのかを曖昧にしすぎていたことにも気が付いた。
②「自己満足の他者貢献」こそが仕事の本質
共同体感覚(社会の中で生きていくうえで、自分の価値を実感する)の三要素として、
自己受容
他者信頼
他者貢献
が挙げられていた。
つまり、
自分を受け入れ、他者を仲間だとみなし、自分の意志で他者のためになると思うことをすることで共同体においての自分の価値を実感する。
ということだ。
一番の衝撃であり、印象深かったのは、他者貢献について
「自己満足」の他者貢献でもいい。と述べられていたことだ。
課題の分離ができていれば、
自分の思う他者貢献が、実際に他者からどう評価されるかはコントロールできない(関係ない)
とわかる。
つまり、自分のできる他者貢献は、どこまで行っても「自己満足」の域を出ない。
だからそれで良い。
この文を読み、自分の
「多くの人の生活を支えることで社会へ貢献したい」という仕事選びの軸
が、揺るぎないものになった気がした。
また、たとえそれが自己満足でも、問題ないという安堵感も同時に感じた。
アクション・プラン
①他人からの評価を受ける際には、自己評価も併せて相手に伝える
②自分の1日のうち、自分のしたいことができた時間を振り返る
③自分にとっての他者貢献のあり方を、定期的に見直す
「自分がどうありたいか」という部分の弱さを鍛え、
「何が自分にとっての他者貢献なのか」について考える習慣を持てたとき、
さらに一歩人生が豊かになる気がする。
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