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大学「対面授業」の再開

お久しぶりです、かやです。
今学期から大学の授業が対面に戻るということで、3月半ばに1年ぶりに実家から東京に戻ってきました。
4年生になって久々に大学に来ると、最後に来たのが2年生の時だったので最高学年であるという自覚が全くありませんでした。
さて今回は、コロナ禍で大学が対面授業を再開させたことについて私が思うことを記録しようと思います。

大学の授業の4タイプ

先に大学の授業のパターンを説明します。

1. 対面授業
学生が大学の教室に集まって教授と学生が顔を合わせて講義を受ける通常のスタイル。
2. オンデマンド授業
ウェブ上で教授によって公開された授業動画や授業用スライド、録音された音声、文献などを用いて都合の良い時間に学習するスタイル。
3. リアルタイム授業
Zoomなどのウェブ会議サービスを利用して、リアルタイムで授業を受けるスタイル。オンデマンド授業とリアルタイム授業の総称がオンライン授業
4. ハイフレックス授業
対面とリアルタイムとを組み合わせたスタイル。
具体的に私の通う大学では、同居する家族や本人に持病があり、COVID-19に感染すると危険だと判断する場合や、留学生が自国に戻らざるを得ない状況で物理的に大学に通うことができない場合に、対面で行われている授業にオンラインで参加できる仕組みになっている。
しかし日によって今日は対面、今日はオンライン、と選べるわけではなく、オンラインを選ぶ学生は大学に申請をすることで1年間ずっとオンライン授業となる。

①オンライン授業が良かった

東京に戻る直前の地元の1日の感染者数は1桁でした。しかしニュースで東京の感染者数を見ると毎日3桁。そもそも人口が多いので感染者数も必然的に多くはなりますが、東京に戻りたくありませんでした。国の「大学を対面授業にしなさい」といった言葉に従ったようですが、なぜこの状況下で対面授業を再開させるのか分からず、正直とても不安でした。SNSで東京の友人をチェックすると、まるでCOVID-19の流行を感じさせないような行動をする人が目立っていたため、不思議に思いました。

なぜ?地方と都市の意識の違い

私なりに、なぜ地方と都市で若者のコロナ対策への意識に差があるのか、考えてみました。そして「世間の狭さ・広さ」が影響しているのではないかという考えに至りました。
地方では、誰かがCOVID-19に感染すると、「○○高校で感染者が出た」とか「○○病院で患者を受け入れている」などの情報がニュースより詳細に回ります。そして地域の土地勘があるので、大抵の学校や施設がどこにあるかがわかります。そのため常にCOVID-19を身近に感じ、感染を恐れるのだと思います。
一方で都市は人口が多いため、学校や施設も把握しきれないほどあり、「○○で感染者が出た」といった情報を聞いてもピンとこない、そして誰かが感染しても自分まで感染する確率がほぼないと思っていると考えます。また娯楽施設も多いため、遊びに出る場所がたくさんあって誘惑に負けることも言えます。それに加え都市部は核家族化が特に進んでいるため、地域コミュニティの結束も弱く、ニュース以上に詳細な情報はあまり回らず、結果的にCOVID-19が身近に感じられず、意識の低い行動に繋がってしまうのではないかと思いました。
※地元で私の周囲では感染対策の意識が高い友人が多かったですが、地方でも全く気にしていない人、反対に都市で意識の高い人はもちろんたくさんいます。

②意外と対面授業がない

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恐る恐る東京に戻ってきた私ですが、履修登録を始めて驚きました。全面的に対面の授業が始まると思っていたのに、意外とオンデマンドの授業が多かったからです。ハイフレックス授業を取り入れることは聞いていましたが、授業の選び方によっては、大学に申請をしなくても昨年度と同じようにオンライン授業のみ受けることもできます。
昨年度は授業を全面的にオンライン形式にすることは大学側もすごく大変だったと思います。1年かけてようやく慣れてきた頃だと思うのですが、今年はオンデマンド授業とリアルタイム授業に加えてハイフレックス授業にも対応しなくてはならず、新たにたくさんの問題が発生しそうですよね。
それならいっそのこと今年も全面オンラインで良かったのではないかと感じてしまいます。

③感染対策できているのか?

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履修登録も終え、1週間授業を受けてきました。
私はゼミの他に1つ対面授業を取っていましたが、1度出席してみて学びたいことではなかったので履修を取り消し、別のオンライン授業に変更しました。そのため、1週間で大学に行ったのは2日だけです。
昼頃に大学に到着したのですが、構内に来ているたくさんのキッチンカーには長蛇の列ができていました。外にはベンチがたくさん設置されていましたが、そのすべてが昼食をとる学生で埋まり、コロナ禍以前の込み具合でした。
混雑を抜けて授業を受ける教室に到着すると、座れる席は1つ飛ばしになっていました。しかしそれ以上の対策は特にありませんでした。
正直、大学内におけるソーシャルディスタンスって意味があるとは思えません。授業中のみ気持ち程度席が離れていたとしても、休み時間になればソーシャルディスタンスなんて守れません。友人だから大丈夫だと思っている人もいるだろうし、友人であるがゆえに一定の距離を保ちたいと言えない人もたくさんいるのではないでしょうか。

これからもこのままのスタイルで授業が続くと感染者が激増する気しかしません。
いつどこでウイルスを貰ってしまうかわからないので、人に移さないためにも細心の注意を払って感染症対策に努める必要がありますね。

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