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【380万到達!】副代表理事 沢田貴志よりメッセージ

今、挑戦中のクラウドファンディングの新着情報がReadyforサイトに掲載されました。こちらにもシェアさせていただきます!
応援ありがとうございます!! ぜひ、お読みください~♪
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国際線の到着ロビーに降り立ったその夫婦は、長期滞在者には少なめの荷物とは裏腹に大きな不安を背負っていた。夫が将来の仕事のためにと急遽この国の教育機関に来ることになったものの、なにしろ3歳の子どもを同伴していて母親はすでに妊娠8か月。親も親戚もいない国でどうやってアパートや病院を探していけばよいのだろう。陣痛の時にすぐに病院に行けるだろうか。都心に向かうタクシーの行列に並ぶ間もこれからの生活への期待よりも不安の方が大きいことを感じずにはいられなかった。

周囲の国に比べて保健医療が整っているとされているこの国だが、公的機関の保健医療関係者は通常外国語はNGで英語もあまり対応されていない。また、外国人の母子の支援は業務には位置付けられていない。結局頼れるのは同国人の母親たちの自助グループだった。幸い同じ国の者同士支えあうネットワークが少しずつ育っており、言葉の壁も病院探しも同国人のボランティアたちの温かい励ましが大きな力となった。しかしそうしたコミュニティがあるのは在住外国人のごく一部である。


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実はこれは今から26年前にバンコクに降り立った私たち家族の物語である。

しかし、現在日本に生活するアジア出身の若い親子の置かれた状況はこの時の私達といくらも違っていないのである。むしろ、たいがいのことは「マイペンラーイ(なんとかなるさ)」と包み込んでくれるタイと違い、この国では「どうして言葉の壁があるような国に子連れてきてしまったの・・・?」といった視線を浴びることもある。

国境を越えて移動する若い労働者は多くの場合、送り出す国と迎え入れる国の双方の社会の要請によってその決断をしている。双方の社会に大きな貢献をする大切な人材なのである。そうした働き盛りの世代が同時に子育てをする年齢層でもあることは忘れられがちである。それぞれの社会が活力のある社会であり続けるためにはじつはこうした子育て世代の若い移民たちを支援することが重要なカギとなるはずである。これからますます多くの若者が国境を超えて働く時代、若い親子を支援する仕組みがあるかどうかに社会の成熟度が試されている。


私たちシェアの挑戦も残り13日となりました。

今日、264名の方々のご支援のおかげで380万円に到達できました。

皆様、ありがとうございます。

目標達成に向けて、引き続き、クラウドファンディングへの応援、ご支援をよろしくお願いいたします。

シェア=国際保健協力市民の会

副代表理事  沢田 貴志

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広報担当 金

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