映画感想　「欲望の翼」　2022/9/14(水)

9/14(水)の仕事帰りに再び木場の109シネマズ木場にウォン・カーウァイ監督の「欲望の翼」を観に行った。
4K版の上映が評判が良かったからなのか突然の上映でびっくりしたけど近所の木場のヨーカドーだったので何とか観れた！
noteを書く暇も無かったのですが体調悪くなってきたので万が一もあるから死ぬ前に書いておこうと思いました。

やっぱりいいねぇ～ってのが率直な感想。この作品は確かスクリーンで観た記憶が有り今回の4K版公開の余勢で観たのですが思ってたより良い…カーウァイ監督の作品は時間が経った今のほうが僕にはぐっときました笑
作品の力なのか僕が年齢を重ねて大人になったからなのか…若い時は流行り物なお洒落な映画ってイメージだったのに今観ると単純なラブストーリーではなくて人や街、時代や時勢が深く関わり作品に深みを与えてる。

このあたりがカーウァイ監督の作品には必ず有る気がします。もしかすると今は返還された香港だからこそ失われた旧き良き香港へのノスタルジーなのか…
僕はノスタルジーに非常に弱いので返還の今しっかりとカーウァイ監督作品を観て感銘を受けたのかもしれないです。
未来を見るより戻れない過去に思いが向いてしまう後ろ向きな性格…自分でもどうかと思うのですが仕方無いです笑

この作品はカーウァイ監督が最初に注目された作品なので僕も90年代に「恋する惑星」を観た後に過去作の振り返りで観ました。当時でも出演している俳優陣の豪華な事にびっくりした記憶が有ります。っていうかすでにこの記憶すらノスタルジー…笑
この頃観た時も今回も印象に残った俳優さんはレスリー・チャンかな～。この人はこういう役が似合うと思います。さすがカーウァイ監督です笑
「ブエノスアイレス」でも相手を振り回す人誑しな役でした。僕が思うレスリー・チャンの魅力は可愛気ですかね～…早くに亡くなったのが本当に残念な俳優さんでした…

今作は僕の大好きなトニー・レオンは最後に少しだけ出演してますが続編的な「花様年華」「2046」で魅せてくれたので良しとしました笑

頑張って観に行って良かったです。