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かおり
2022年7月15日 00:21
1992年、森村桂さんのエッセイ。この本でもなのだが、森村桂さんの本を読むと感じる不思議な感じ。桂さんのお兄さんの存在の希薄さだ。本当にいたのだろうか?と思ってしまう。こちらの本では、戦時中に桂さんが父の親せき宅に疎開した時の想い出から始まり、大学1先生の時、父の死に至るまでの、父と娘の深い愛が描かれている。しかし、この本でも思ったのは、森村家は娘だけ?のようにイメージしてしまうの
2022年7月2日 19:09
昭和57年に出版された森村桂さんのエッセイ。元日本テレビ社員の谷口正彦氏との11年半の結婚生活を離婚と言う形で終え、その後、日本ビクター社員・三宅一郎さんと見合いをした森村桂さん。この「12時の鐘が鳴るまで」というタイトルは、シンデレラの魔法が12時で切れてしまうことからつけられている。もしかして、三宅一郎さんとも別れてしまうのではないか。そんなことを想いながらも、12時の鐘がなるまでは
2022年7月1日 15:15
本書は、作家・森村桂さんが1987年~1988年に地方紙「信濃毎日新聞」に連載されていたものを編集したものである。三宅一郎さんが日本ビクターを退職し、脱サラして1985年に始めた軽井沢のティールーム「アリスの丘」このエッセイでは、軽井沢での楽しい日々を描いている。三宅一郎さんは、桂さんにとっては5歳年下と言いつつ、父親代わりなんだな、桂さんは「恋愛至上主義」とか「リンゴの片割れ」など言わ
2022年6月22日 13:36
昭和52年に発行された森村桂さんのエッセイ。落ちこぼれの人間、学ぶ機会のなかった人間、高齢者、などなど。学びたい人を受け入れる。その他、手作りの学校として、家事、家庭の看護等々を学ぶ場が欲しいと思い立った森村桂さんの奮闘する様子が楽しく描かれている。本当にエネルギッシュで、人を惹きつける方なのだなと思った。そして、この本を読み、私は長谷場夏雄さんと言う方を知った。戦後すぐの頃、貧しい
2022年6月8日 14:07
昭和42年に書き下ろしされた森村桂さんのエッセイ。時代背景もあるのだろう。森村桂さんは、昭和15年生まれ。(早生まれなので昭和14年の方々と一緒の学年になるのか?)この本には、26歳で結婚を焦る桂さんの心情がよく描かれていた。周りは皆結婚し、24歳までに結婚しないとオールドミスと呼ばれる時代であった。25を過ぎたら、クリスマスケーキと独身女は。。と言われていた昭和の時代観だった。今なら
2022年5月6日 14:47
昨夜は、大好きな作家、森村桂さんのご主人の手記を読んでいた。そこに書かれていたのは、かなりのショックな話であった。そして、あまりのショックというか、キツイ内容に、キャスでの朗読(この本だ)も出来ず、友人へのラインの返信も出来ず。Twitterも開けられずにいた。私にとっての森村桂さんと言うのは・・・こんな感じなのだ。40代後半になっても、少女のような服装が似合い、今現在の日本ではなく
2022年5月9日 23:46
昭和50年発行、森村桂さんによるエッセイ。15編の話から構成されているが、どれも森村桂さんが実際に体験されたことで、桂さんの行動力には驚くのだ。例えば、杏のジャムが大好きで、自分で作りたいと、果物の杏を手に入れんと、長野駅の駅長に電話をいきなり掛けるなど。それを快く引き受けてくれた当時の国鉄職員たち。ああ、昭和の良さ。。。今なら、どうだろうか。福祉施設の資金集めチャリティーイベント
2022年5月28日 17:01
昭和56年(1981年)に発行された森村桂さんのエッセイ。上下と分かれていて長いのだが、とても読みやすく引き込まれていく本であった。というか、中学生の頃から森村桂さんの本は読みやすく好きだった。森村桂さんが船で南太平洋のフランス領の島・ニューカレドニアに行き、「天国にいちばん近い島」を執筆。その時にファンレターを送ってきた青年と森村桂さんは結婚。当時、日本テレビに勤めていた冒険家の谷口