積聚会note

積聚(しゃくじゅ)会は、気の概念を根底とする東洋思想に基づく鍼灸治療を追及し、それを積…

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積聚(しゃくじゅ)会は、気の概念を根底とする東洋思想に基づく鍼灸治療を追及し、それを積聚治療と称し、それを発展させるための団体です。 http://shakuju.com

マガジン

  • 小論・講義録 小林詔司

    『積聚会通信』に掲載された、小林名誉会長の小論や講義録を掲載します。

  • 積聚治療の”なぜ” 加藤稔

    『積聚会通信』バックナンバーよりお届けします。筆者は加藤稔副会長。積聚治療を通しての疑問、気づきを綴った小論。全40回、月2回更新予定。

  • 助産と鍼灸

    『積聚会通信』バックナンバーシリーズ。月1回程度更新予定。

  • 鍼灸師のための必須英語表現

    積聚会通信No.90より掲載の「鍼灸師のための必須英語表現」を掲載。英語総合即戦学校 責任者・講師 鈴木将樹氏の執筆。

  • 3.11

    2011年3月11日の東日本大震災関連の内容を記載します。

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積聚会について

ご挨拶 積聚会会長 原 オサム 積聚会の活動を紹介します。 積聚会は、積聚治療を広く知ってもらうために活動している団体です。 この積聚治療は、従来の伝統的な鍼灸治療とひと味違う方法を追求したものです。 簡単に言えば、どの病にも共通する病の根元があるとして、それに直接迫る治療法ということが出来るでしょう。 病の根元に直接迫るとは、簡単に言えば、いろいろな症状に惑わされずに対応するということです。 現在行われている世界の治療法は、大きく西洋医学系と東洋医学系に分けら

    • 積聚治療のメッセージ 前編/『積聚治療』出版記念会記念講演

      文責 積聚会通信編集部 『積聚会通信』No.27 2001年11月号 掲載 2001年10月8日、日本出版クラブ会館で行われた『積聚治療』(小林詔司著 医道の日本社)出版記念会の当時積聚会会長の小林詔司先生の講演をまとめたものです。 1.はじめに 今日は「積聚治療のメッセージ」と題しましてお話していきたいと思います。 まず初めに、鍼灸治療といわれるものには経絡治療、中医学、奇経治療など、ここで挙げき れないほどたくさんの治療法があります。こういった治療法がたくさんあ

      • 積聚治療の”なぜ”(9)

        積聚会副会長 加藤 稔 『積聚会通信』No.11 1999年3月号 掲載 2022年11月 筆者加筆修正 背部兪穴に関して不思議に思うことがある。   背中を走行する膀胱経である。この経絡で背中にある馴染みのある名前の経穴がでてくる。   膀胱経1行線の肺兪をはじめとする兪の名がつく経穴である。この兪穴は十二経絡それぞれの名前が経穴名と表現されている。また、下腿の部位には兪の名がつく経穴は、井・栄・兪・経・合にあり、左右の足に12穴ある。                 

        • 助産と鍼灸(10)

          風の子堂鍼灸院 中谷 哲 『積聚会通信』No.11 1999年3月号 掲載 前回に続き、テーマは出生前診断。今、私たち人間は30人に1人が遺伝子に関する病気をもって生まれてくる。この事をどう考えたらいいのだろうか。   ある遺伝性の障害者は、遺伝子の変異は、生物として当然あるもので、今、遺伝病と呼ばれているものは、将来人類が進化していく過程として必要なものであるという。   私たちの星の生命は、様々な試行錯誤を繰り返してようやく今の姿になったのではないだろうか。この問題は

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        • 助産と鍼灸
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        • 3.11
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        • 臨床の周辺 藤原典往
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          積聚治療の”なぜ”(8)

          積聚会副会長 加藤 稔 『積聚会通信』No.9 1998年11月号 掲載 2022年11月 筆者加筆修正 背部兪穴への施術は、全施術の過程で重要な要素を含んでいると教わった。   腹部の積に応じた選穴、そして取穴を自分の押し手の感触( 感性、感受性、硬軟、時に視覚 )で施術していく。   積聚治療は、腹証や病症から理論的に必要な穴を割り出すことを選穴とし、選穴に基づいて身体に施術する位置を決めることで取穴としている。   この第1穴目の持つ治療効果の影響は如何程のものか?

          積聚治療の”なぜ”(8)

          助産と鍼灸(9)

          風の子堂鍼灸院 中谷 哲 『積聚会通信』No.10 1999年1月号 掲載 出生前診断という言葉がある。今回はこの言葉について考えてみたい。 厚生省の専門委員会(委員長・古山順一 兵庫医科大学医学部教授)が12月9日、母親の血液を検査し、胎児に障害があるかどうかを確率で示す「母体血清マーカー検査」について、医師が妊婦に検査について積極的に知らせる必要もなく、検査を受けることを勧めるべきでもないなどとする見解案を提示した。 これまでマーカー検査は、十分な説明もないまま広

          助産と鍼灸(9)

          皮膚疾患のとらえ方(4)/合宿のテーマより 

          講師 小林詔司 / 文責 積聚会通信編集部 『積聚会通信』No.8 1998年9月号 掲載 今回は皮膚の性状についてみてみよう。 皮膚の性状を観察するには、アトピー性皮膚炎が典型的で分かりやすい。 重症のアトピー性皮膚炎の症状は次のようにまとめられる。 皮膚が非常に厚い。  手を近づけると火照りを感じる。 皮膚が厚いにもかかわらず患者は非常に寒がる。 表面に亀裂が入ったり赤く爛れ、じくじくと組織液が染み出る。 非常に痒く、症状が強くなれば痛みになる。 落屑

          皮膚疾患のとらえ方(4)/合宿のテーマより 

          積聚治療の”なぜ”(7)

          積聚会副会長 加藤 稔 『積聚会通信』No.8 1998年9月号 掲載 2022年11月 筆者加筆修正 「向上すること」には、プロフェッショナルの姿。   剣道の有段者は、毎日、何百回、何千回もの竹刀の素振りをするという。   野球のホームラン王である王貞治氏は、毎夜バットの素振りを千回以上行ったという。   芸術家もやはり毎日のように、己の世界に関するスケッチを何枚も何枚も続けたり、絵筆を持ったり描いたり、ペンを持ったり、彫刻刀を持ったり、構図を練ったりするという。  

          積聚治療の”なぜ”(7)

          皮膚疾患のとらえ方(3)/合宿のテーマより 

          講師 小林詔司 / 文責 積聚会通信編集部 『積聚会通信』No.7 1998年7月号 掲載 皮膚の他覚症状として色は重要である。色を観察するところは、表皮はもちろんのこと唇などの粘膜移行部、舌、口腔などの粘膜部のすべてに及ぶ。最近では内視鏡の発達から胃や大腸の粘膜の色も観察されるようになった。   色を診るときには、まずその基準色を考慮しなければいけない。人種的な要素や個人的な肌色は当然のこと、粘膜の赤色など部位の特色も頭に入れなければいけない。   表皮や唇については、

          皮膚疾患のとらえ方(3)/合宿のテーマより 

          助産と鍼灸(8)

          風の子堂鍼灸院 中谷 哲 『積聚会通信』No.9 1998年11月号 掲載 SIDS (乳幼児突然死症候群)という診断が安易に使われている。そんな事があるのであろうか。   病院などの施設で新生児が死亡した場合、原因がはっきりしている場合を除いて比較的安易にSIDSという診断が下ることがあるらしい。   SIDS自体の原因がよく分かっていないために、診断が非常に曖昧なものになりやすい。その結果SIDSという診断が増加してしまうのはある程度止むを得ないことなのだろうか。  

          助産と鍼灸(8)

          皮膚疾患のとらえ方(2)/合宿のテーマより 

          講師 小林詔司 / 文責 積聚会通信編集部 『積聚会通信』No.6 1998年5月号 掲載 次に何を皮膚とするかを確認しておこう。   ここでは皮膚の意味を、体を覆っているすべての要素とする。   そのようにみると次のような言葉がすべて当てはまることになる。それらを柔らかい状態から順に挙げてみよう。   まず粘膜である。これは口腔に始まる舌や消化器系の粘膜はもちろん、耳鼻咽喉科系の鼻粘膜、内耳、口蓋粘膜など、呼吸器系の気管、気管支、(肺胞)など、消化器系の側枝である胆管、

          皮膚疾患のとらえ方(2)/合宿のテーマより 

          第10回 積聚治療を英語で説明してみよう! / 鍼灸師のための必須英語表現

          英語総合即戦学校 責任者・講師 鈴木将樹 期刊積聚治療 2021年第1号 掲載 今回は、積聚治療に使う英語表現を治療の流れに合わせて紹介していきたいと思います。 積聚治療(acupuncture core therapy)に興味を持つ鍼灸師の方は海外にも多く、これまで何度もボストンを中心にセミナーを行ってきました。積聚治療は、治療法が体系的にまとめられているほか、東洋の思想に基づく独自の治療法というところが、海外の鍼灸師を惹きつける理由です。東京に海外からの鍼灸師を招い

          第10回 積聚治療を英語で説明してみよう! / 鍼灸師のための必須英語表現

          震災ボランティア活動報告(福島県相馬市・宮城県山元町)

          今回は2011年の東日本大震災の震災ボランティアをされた石崎卓先生の活動報告として、『積聚会通信』No.67 2011年9月号に投稿していただいた記事を紹介いたします。 ※内容は2011年時点のもので、活動等終了しているものもあります 『積聚会通信』No.67 2011年9月号掲載 新八柱はり・きゅう院 院長 石崎 卓 今回のボランティア活動に対して多くの方々からご寄付を頂きありがとうございました。   1. 活動内容 東京路上鍼灸チームとして4 月16 日から7月24

          震災ボランティア活動報告(福島県相馬市・宮城県山元町)

          積聚治療の”なぜ”(6)

          積聚会副会長 加藤 稔 『積聚会通信』No.7 1998年7月号 掲載 2022年11月 筆者加筆修正 積聚治療で、背部兪穴等の施術は、一本の鍼(時に灸、鍉鍼、三稜鍼)で行うことを基本としている。   その理由として、一点の刺激は必ず何らかの変化を身体の全体または一部分に与えていると考えている。身体に加えられる刺激とは、時に個体であったり、液体であったり、気体(熱風等・色体表の五気)であったり、気功師等の気であったりする。   ゆえに刺激となるものは森羅万象に亘るといえる

          積聚治療の”なぜ”(6)

          皮膚疾患のとらえ方(1)/合宿のテーマより 

          講師 小林詔司 / 文責 積聚会通信編集部 『積聚会通信』No.5 1998年3月号 掲載 2月8日・9日 、サンライズ九十九里国民宿舎で積聚会合宿がもたれたが、そこでの講義の内容を少し補充して何回かに分けてここに報告する。   テーマは、皮膚疾患を積聚治療の観点からどのようにとらえるか、である。   従来のように皮虜疾患を病名で分類するのではなく、気と陰陽の観点からそれを把握したならばどのようになるか、という試みである。   病名だけで皮膚疾患を分類したのでは、そこに応

          皮膚疾患のとらえ方(1)/合宿のテーマより 

          助産と鍼灸(7)

          風の子堂鍼灸院 中谷 哲 『積聚会通信』No.8 1998年9月号 掲載 「SIDSってだれの責任」の巻   「SIDS」(Sudden Infant Death Syndrome)という病気がある。日本語では「乳幼児突然死症候群」という。この問題がまたクローズアップされてきた。きっかけは、つい最近の厚生省の発表にある。欧米では早くから‘SIDS’キャンペーンが行われ、今では、‘SIDS’を知らないのは、生まれてくる子供、本人だけである。といわれるほど徹底している。  

          助産と鍼灸(7)