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沈黙の1週間【整形後のDT】

1週間のダウンタイムを終え、整形前の生活に戻りつつある3月下旬。

わたしは顔を変えてから、まだ誰ともまともに会っていない。というか、マスク姿でしか人と接していない。

表情制限と手術の後遺症があり、麻痺や痺れが残っているため、思うように口元が動かせない状態が続いている。

そんな中で、やはり、ふと寂しくなって人恋しくなるのがこの時間、深夜4時。

抜糸前は、わりと健康的な生活を送れていたのに、復活し出したら以前のように、朝方まで寝られない生活に逆戻りしてしまったようだ。


寂しさを紛らわすことはできても、解消することはできなくて。ひたすらアイドルを見続けるとか、ドラマに没頭するとか、予定を詰め込むことで考える隙を与えないようにするのが精一杯。

この1週間のDTで、わたしの思考はかなり衰えたみたい。上記のように、考える隙を与えないようにして、必死に寂しさを感じさせない生活にしようと試みていたから。

おかげで、文字を並べ、考えながら文章を書くことに以前より苦戦している。

人と喋らないと、言葉が出てこなくなるって、お年寄りに言われたことがあるが、まさにそれを22歳ながら痛感した。

1人で静かに自分と向き合っていても、言葉は出てこない。不思議なことに、話そうと思えばペラペラと言葉は出てくるのに。

沈黙の1週間を終えて、わたしは今、誰かと話したくて仕方がない。

寂しいのもあるし、このままだと老いていく気がしてならないからだ。

といっても、まだ顔は腫れていて、気軽に会える関係の友人もいない。

こんな時、恋人でもいれば何か変わっていたのかなとか考えてしまう自分のことがやっぱり嫌だと思ってしまった。


顔は変わっても、良くも悪くも、
わたしは何も変わらない。