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「ビュジュアルでわかる日本 データに隠された真実」で興味深かった箇所をまとめ


購入理由


本屋のオススメコーナーに並んでいたので開いてみると、「日本の人が住んでるところを光らせて見た」って図が面白かったので思わず購入。

人ってほとんど住んでないじゃん!って感じ。

気になった箇所

1「うどん文化圏」と「そば文化圏」を可視化してみた


ビュジュアルでわかる日本 著 にゃんこそば

実家がうどん県の私には1番気になる地図でした

・基本的に東日本はそば文化圏、関西圏はうどん文化圏

・例外として「東日本のうどん文化圏」には、埼玉県や多摩地方に広がる武蔵野台地(武蔵野うどん)、山梨県(ほうとう、吉田うどん)、富山県氷見市(氷見うどん)がある。
    武蔵野台地は稲作に十分な水量を取れなかったことから、大麦や小麦などの畑作が発達した

・逆の例外「西日本のそば文化圏」には、島根県奥出雲地方(出雲そば)、兵庫県豊岡市の城下町・出石(皿そば)、京都(にしんそば)、徳島県祖谷地方(祖谷そば)、徳島県山間部(上勝ゆずそば)

・日本三大うどんの1つ秋田県湯沢市の稲庭うどんは、作り方が門外不出だったので庶民に広がらず、秋田県はそば文化圏になっている

地方の食文化を知るだけで旅行先で食べる料理選びも楽しくなりそうですな〜。
 

2「人が住んでいる場所」を光らせたら意外な場所が明るい

これが冒頭で話した1番気になった地図

ビュジュアルでわかる日本 著 にゃんこそば

・「約250m四方に1人以上住んでいる場所」を光らせている
・光の帯がくっきり出ている太平洋ベルト
・中国地方は山奥まで人が住んでいて、筋状に光が連なる。緩やかな谷あいに数十軒の家々が集まり小さな集落を形成する。これはこの地方の花崗岩が影響している。花崗岩はなだらかな地形を作り、鉄の原料(磁鉄鉱)が多く取れる。比較的温厚な気候だったので製鉄技術者の移住もあり、小集落が山奥まで点在することになった。中山間部には廃村となった集落も増えてきている。
・中部地方から関東甲信越では、地形が厳しいため中山間部の集落は発達せず、長野県の盆地(長野盆地、松本盆地、伊那盆地)や山梨県の甲府盆地がなどの地形のコントラストが豊か。富山市街地からみる立山連峰や、六甲山・生駒山からみる神戸大阪の街並みも素敵


3「共働き」が多い町、「専業主婦」が多い町


ビュジュアルでわかる日本 著 にゃんこそば

・0〜3歳の子供がいる家庭で共働き世帯の割合は、全国平均58.5%(思ったより高いっ!)で東北、北陸、山陰など田舎の方が高い。島根では90%が共働き。これは3世代が同居している、家族の育児支援得やすいなどの理由がある。
・大都市圏では郊外に行くにつれて割合が下がる。都心では家賃が高く職場が近いから割合があがる。

ビュジュアルでわかる日本 著 にゃんこそば


・逆に子供が成長する(13〜15歳くらい)と年齢とともに経済が豊かになり、家事や育児に専念出来るようになるので都心の方か割合が下がる。文京区、杉並区、世田谷区などの高級住宅街や天王寺区、兵庫県芦屋市などの裕福な御屋敷街がは共働き率が低い。世帯年収が1500万円を超えると共働き率が下がるというデータもある(総務省統計局 令和4年就業構造基本調査)

4 首都圏に集中している業界


・東京、埼玉、千葉、神奈川の一都三県に「IT業界」で働く人が62.5%も集中している。
ITの仕事は場所を選ばないと言われ、テレワークが1番普及していると思っていたので意外でした。

・理由は、
  ①顧客である大企業の本社や官公庁が
   大都市に集中していること
  ②人材の確保が容易
  ③大規模なオフィスや高速通信回線を
   調達しやすいこと
など。
・今、福岡県がIT企業やスタートアップ企業を誘致しており、福岡がIT業界における「第二の東京」に育ってくるかも

まとめ

いろいろ旅行に行って実際に中国地方の集落を見たり、名産品を食べたくなりました!






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