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短歌 連作10首『宇宙まで400km』

 短歌を詠むようになって、はじめての連作です。

 国際宇宙ステーションは地表から約400kmの上空に浮かんでいて、それが東京大阪間くらいの距離と知り、遠距離恋愛の短歌を詠んでみました。

 大阪住みの私からしたら、東京は意外と遠いし、宇宙は意外と近いです。


テキスト



「さみしい」の4文字をすぐ取り消してごまかすために送る「おやすみ!」

落ちるっていうより落ち込むといったような感じで君に恋する

(会いに行く時はテストのスピードで時間が過ぎる)もう品川か

ハッピーで埋め尽くせたらいいのにね。意味のない手で虹を編む午後

吹き出しに先越されるのが嫌だから 2日遅れのMERRY CHRISTMAS

わたしから宇宙まで400kmで、きみの手までも400kmで

牛たちは思い出も反芻してて会えない時も泣いたりしない

「わたしたちポケモンバトルみたいだね」「(先制技も使えばいいのに)」

東京に飛びたつ君を見送った後のわたしが一番綺麗

「おやすみ!」の返事で会話が終わるから朝まで待って送る「おはよう!」



このnoteを読んでわたしに興味を持った、
そんな素敵な方にはこちらを……

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