白川侑

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白川 侑と申します。どうぞよろしく。 ざっくり私の自己紹介を書いたので、 ちゃんとできてるか見てやってください。 *** biography (A面)白川 侑 / Yu Shirakawa 会社員。1999年大阪府生まれ、2024年大阪府在住。大学時代の四年間は京都で過ごし、農学部で経営情報会計学を専攻。キャリア形成に興味を持ち、大学の同級生と就活支援団体を立ち上げ、運営していた。その他学生向けカフェ「キャリアチケットカフェ」店長、NPO法人「en-courage」メン

    • はじめての投票

       二十四歳の秋、はじめて衆議院議員選挙の投票に行ってきた。 Before 十八歳で選挙権を得てから今まで、他に選挙がなかったわけではない。正直に言うと、大学生のときは下宿で地元から離れていたとか、ちょうど予定が被ったとかで、私は投票をしたことがなかった。いわゆる「政治離れ」する若者と言われても否定はできない。  政治(選挙)に関心がない理由もいくつかある。そして、私の理由の一部は、同世代の理由でもあると思う。少しだけその話をさせてほしい。 「テレビを見ない」から、そもそ

      • 「ZINE DAY OSAKA vol.10」で買ったもの報告

         文フリ大阪に行ってからというもの、私の中でZINE欲が爆発し続けていて、まだあの時のZINEを読み切ってもいないのに、大阪でZINEに出会える場所を探しに探し、偶然ZINE DAY OSAKAにたどり着いたこの週末。  このZINE DAY OSAKAは文フリよりももっとカジュアルで、ほんとにフリーマーケットのような雰囲気。しかも調べてみると、ZINEの出店ほかZINEガチャというガチャで当たったZINEが買えるコーナーや、カレーにマフィン、コーヒーのブースなんかもあるら

        • 三十歳

           少し大人になった私は、先輩を許してあげることにした。  社会人一年目の五月。ネモフィラが咲いていた季節。会社で配属されたチームには、私の教育係になった先輩がいた。  一年先に入社していた先輩は、在学中に留学していたり、大学院に進学していたりして、年齢は私よりも五つほど上。社会人なりたてぴちぴち一年目の私には、先輩が偉大な大人に見えた。  はじめの仕事のほとんどは、先輩から教えてもらっていた。一ヶ月ほどの研修で学んだことは、配属先での仕事にはあまり関係なくて、メールの書

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          2024年9月の読書メモ

           その月に読んだ本の中から何冊か選んで、ざっくりとした感想を書いてみます。読んだときに思ったことを忘れないようにすることが目的なので、ほんとうにざっくりです。たくさん選ぶ月もあれば、一冊だけの月もあるかもしれません。毎月一冊は感想を書けるようにしたいとは思っています。  今月ちょっと少なめ。 朝比奈秋『サンショウウオの四十九日』 芥川賞受賞作。本書が課題図書になっていた読書会があったので、私にしては珍しく、早めに(といっても2ヵ月は経っているけれど)受賞作を読むことにした

          2024年9月の読書メモ

          日記 青春コンプレックス(2024年9月)

           2024年9月の日記です。皆さまいかがお過ごしでしたでしょうか。  私は、まさに新生活というような、あわただしい一ヵ月が終わりました。9月1日から会社での所属部署が変わり、ほぼ別業種と言っていいような仕事に悪戦苦闘する毎日。別に転職したわけではないのですが、改めて、新鮮な気持ちで出勤しています。とはいえ、職場自体は変わっていないですし、頼りになる同期や先輩も周りにいてくれていますし。堂々と「新しいチャレンジをしています!」と言えるほどのことではないのかもしれません。小さい

          日記 青春コンプレックス(2024年9月)

          ダウ90000『旅館じゃないんだからさ』の旅館の部分

           黒豆茶を飲むたびに、思い出す旅館がある。  ダウ90000第6回演劇公演『旅館じゃないんだからさ』の千秋楽を観た。ちょうど三年前の同じ季節に、渋谷ユーロライブで上演されていた作品の再演。うれしいことに、今回は大阪で。最近になってダウ90000を追い出した大阪人の私からしたら、またとない機会だった。  半年前にコント単独の『30000』を下北の本多劇場で観て、配信でも観て、友人にも観させて。ダウ90000の「コント」のおもしろさはもう体に染み込んでいたが、「演劇」の方は未

          ダウ90000『旅館じゃないんだからさ』の旅館の部分

          短歌 20首連作『魔法』

          魔法/白川侑 雑踏をひとすじなぞりだれひとり動かず杖はやらかく歪む 世界からよどみをすべて掬いあげ科学はいつか魔法になった 飛行用箒ひしめく交差点 また大阪は事故率トップ 最適な生活をする豊かさがあるのに濃厚カップ焼きそば はりぼてのようにも見える青空はにわか雨すら許しはしない ぼろぼろと泣いてしまった贋作と無理して笑っているモナ・リザと 歩きたい夜があってもいいじゃない ブランコ上できみはつぶやく 名前とか(パーソナルカラーとか)何も知らないままで星を見る夏

          短歌 20首連作『魔法』

          性別

           違和感のない人生を想像する。朝起きると、私はいつもギリギリの時間に起きるので、急いで洗面所に向かって、鏡のなかの私と顔をあわせることになる。私には、私の顔がわからないときがある。わからない、というのは、頭の中で再現できないということだ。  スポーツに興味を持てなかった。同級生の男性は、野球やサッカーをして遊んでいた。ワールドカップの時期になれば、サッカーの話題で教室が満たされた。私にとっては、野球もサッカーも恐怖でしかなく、それの会話も同様に恐怖だった。今でもそれらはルー

          2024年8月の読書メモ

           その月に読んだ本の中から何冊か選んで、ざっくりとした感想を書いてみます。読んだときに思ったことを忘れないようにすることが目的なので、ほんとうにざっくりです。たくさん選ぶ月もあれば、一冊だけの月もあるかもしれません。毎月一冊は感想を書けるようにしたいとは思っています。 小原晩『これが生活なのかしらん』 小原晩さんのエッセイ。前に読んだ『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』もよかったが、本書もかなり好きだ。小原晩さんへの憧れは別のnoteで書いているので、もし気になった方は

          2024年8月の読書メモ

          日記 我々はどこから来たのか(2024年8月)

           2024年8月の日記です。皆さまいかがお過ごしでしたでしょうか。  夏太りをした8月でした。夏太り? 正月太りは聞いたことあるけど? と思われているかもしれませんが、夏太りです。7月の日記でも言いましたが今年の夏はあまりにも暑い夏でして、外出する機会は日本の総人口の如く激減。在宅勤務ばかりで食事も宅配食nosh、休日もYouTube鑑賞と読書というインドアっぷり。その一方で、夏バテで同じく激減していそうな食欲は不思議と一定水準を保っており、普通に三食ともちょっと多めの量を

          日記 我々はどこから来たのか(2024年8月)

          「文学フリマ大阪12」で買ったもの報告

           文学フリマというイベントに、人生ではじめて参加してみました。参加といっても出店したわけではなく、私はただのお客さんです。いつかは出店する方として参加してみたいと思う、今日この頃でございます。  この文学フリマというイベントは読んで字の如く、文学作品を扱ったフリーマーケットです。ひとくちに文学といってもジャンルは多岐に渡り、公式にも記載されていますが、小説・短歌・俳句・詩・評論・エッセイ・ZINEなど、さまざまな形式の作品が出品されています。色とりどりの装丁が並んだ会場は、

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          🇰🇷無駄の多い韓国旅行記(三日目)

           お盆休みを利用して、地元の友人と二泊三日で韓国に行ってきました。誰かと旅行すること自体久々で、それが海外旅行だもんでド緊張。これは、そんな私による大慌て韓国旅行記です。  私と友人は二人とも韓国に行き慣れているわけではなく、むしろミーハーな方なので、行ったのは超メジャースポットばかり。「そのまま旅行記を書いても読み応えがない!」と思ったので、できるだけ事細かに書いてみることにしました。絶対に旅行記に必要ないことまで書いています。はっきり言って、無駄です。無駄ばかりです。

          🇰🇷無駄の多い韓国旅行記(三日目)

          🇰🇷無駄の多い韓国旅行記(二日目)

           お盆休みを利用して、地元の友人と二泊三日で韓国に行ってきました。誰かと旅行すること自体久々で、それが海外旅行だもんでド緊張。これは、そんな私による大慌て韓国旅行記です。  私と友人は二人とも韓国に行き慣れているわけではなく、むしろミーハーな方なので、行ったのは超メジャースポットばかり。「そのまま旅行記を書いても読み応えがない!」と思ったので、できるだけ事細かに書いてみることにしました。絶対に旅行記に必要ないことまで書いています。はっきり言って、無駄です。無駄ばかりです。

          🇰🇷無駄の多い韓国旅行記(二日目)

          🇰🇷無駄の多い韓国旅行記(一日目)

           お盆休みを利用して、地元の友人と二泊三日で韓国に行ってきました。誰かと旅行すること自体久々で、それが海外旅行だもんでド緊張。これは、そんな私による大慌て韓国旅行記です。  私と友人は二人とも韓国に行き慣れているわけではなく、むしろミーハーな方なので、行ったのは超メジャースポットばかり。「そのまま旅行記を書いても読み応えがない!」と思ったので、できるだけ事細かに書いてみることにしました。絶対に旅行記に必要ないことまで書いています。はっきり言って、無駄です。無駄ばかりです。

          🇰🇷無駄の多い韓国旅行記(一日目)

          2024年7月の読書メモ

           その月に読んだ本の中から何冊か選んで、ざっくりとした感想を書いてみます。読んだときに思ったことを忘れないようにすることが目的なので、ほんとうにざっくりです。たくさん選ぶ月もあれば、一冊だけの月もあるかもしれません。毎月一冊は感想を書けるようにしたいとは思っています。 武田惇志,伊藤亜衣『ある行旅死亡人の物語』 初めてノンフィクションの作品を読んでみた。例によって、三宅香帆さんの選書から! 「行旅死亡人」という言葉は、今まで聞いたことがなかった。身寄りが判明せず、引き取り

          2024年7月の読書メモ