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数学月間

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社会と数学の架け橋=数学月間(7月22日--8月22日).この期間は,π(22/7=3.142..) とe(22/8=2.7..) に因んでいます.この期間に,数学への関心を高め… もっと読む
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2020年12月の記事一覧

索引:科学の歴史

索引:科学の歴史

ウートン,科学の発明ー科学革命の新しい歴史1(アレクセイ・レビン)

ウートン,科学の発明ー科学革命の新しい歴史2

ウートン,科学の発明ー科学革命の新しい歴史3

エンペドクレス,万物の起源は4要素1 (コンスタンチン・ボグダノフ)

エンペドクレス,万物の起源は4要素2

今日は大晦日です.2020年は大変な年でした.どうぞ皆様良い年をお迎えください.2021年もよろしくお願いいたします.

エンペドクレスの4つの要素・続き

エンペドクレスの4つの要素・続き

実験4「グラスはなぜ歌うのか」では、ガラスの縁に沿って濡れた指を動かすとガラスが鳴るようになりました。ガラスは川の砂でできており、他の岩石(花崗岩、大理石、石灰岩など)とともに地球の地殻の一部であることが知られています。このように、ほとんどすべての固体体は、エンペドクレスの「土」の要素と考えることができ、そのすべてが音源となりうる。では、なぜ固体の接触が音の発生につながるのか、その疑問に答えてみま

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エンペドクレスの4つの要素

エンペドクレスの4つの要素

コンスタンチン・ボグダノフ
「クォンタム」2014年第4号、第5号、第6号、第7号、第8号

エンペドクレスは、2500年前にシチリア島に住んでいた古代ギリシャの哲学者、医師、司祭でした。

エンペドクレスは、万物は土、空気、火、水の4つの元の要素で構成されていると考えていました。愛と憎しみ、あるいは好きと嫌いという二つの対立する力は、これらの要素に影響を与え、それらを統合しあるいは分離し無限の様

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壁に沿って滑る梯子の中点の軌跡

壁に沿って滑る梯子の中点の軌跡

いよいよ2020年も暮れようとしています.私の育った家を取り壊すので,今年の9月から通い荷物の整理に明け暮れました.思い出がいろいろあり気の進まない断捨離でしたが,これに関するテーマは,別のマガジン「徒然なるままに」でゆっくり書こうと思います.ともかく,やっと終了しました.
なんでもかんでも,荷物を撤去し私の所に運び込んだので,一時は,私の周りは身の置き場所がなかったのです.少しづつこちらでの荷物

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ご報告:数学月間ZOOM講演会

ご報告:数学月間ZOOM講演会

下記の数学月間企画講演は,27名の参加を得て無事終了しました.
ご参加有難うございました.
ーーーーーーー
数学月間企画講演(第3回)
「3Dジグソーパズルのデザインと数学」
手嶋吉法(千葉工業大学)
12月26日(土),15:00~17:00,無料,
ZOOMにてリモートで実施します.
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講演ビデオは,準備でき次第youtubeに公開いたします.
リンクを数学月間の会に置きますので

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複屈折

複屈折

https://elementy.ru/kartinka_dnya/53/Dvoynoe_lucheprelomlenie?from=rxblock
2016年5月11日 • Pavel Plechov

岩塩haliteと方解石calciteの結晶
写真は、岩塩とアイスランドスパー(方解石)の結晶の大きな断片を示しています。外見上、それらは類似していますが、光学特性が大きく異なります。

岩塩結

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ZOOM講演会お知らせ(リマインダー)

ZOOM講演会お知らせ(リマインダー)

数学月間企画講演(第3回)のお知らせ
「3Dジグソーパズルのデザインと数学」
手嶋吉法(千葉工業大学)
12月26日(土),15:00~17:00,参加無料

ZOOMで実施しますので,多くの皆様のご参加をお待ちします.
⇒参加登録はSGKのホームページ

いよいよ明26日は開催日です.
上記ホームページで参加登録をお済ましでない方はお急ぎください.
26日,12:00を締め切りとします.参加を申

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ステルス技術の父ウフィムツェフ

ステルス技術の父ウフィムツェフ

「回折の物理理論におけるエッジ波の方法」
Konstantin Bobrov, "Popular Mechanics" No. 9,2020 に,
「ロシアが起源の重要な発見と発明」という記事が載っていました.
ここには,医学・生物学,物理学,材料デバイスなどの現在発展し実用化されている科学技術で,ロシア発祥の研究が12例紹介されています.
その中で私の興味を惹いたものの第一位は,ステルス・テクノ

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科学の発明:科学革命の新しい歴史・3

科学の発明:科学革命の新しい歴史・3

コペルニクスの素晴らしい業績に加えて、ウートンは科学革命に重要な役割を果たしたさらに2つのモノグラフをあげます。 これらは、1543年にオランダの医師AndreasVesaliusによって発行された解剖学の教科書「Dehumanicorporisfabrica」と、前年に発行された植物のリファレンスブック「DescriptionofPlants」(「Dehistoriastirpiumcommen

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科学の発明:科学革命の新しい歴史・2

科学の発明:科学革命の新しい歴史・2

ウートンの著作を紹介したアレクセイのエッセイを読んでいます(続きです).1730年頃までの150年間を早送りで見ます。当時、同じ社会的および教育的地位を持つ英国人は、フランス、イタリア、ドイツ、さらにはオランダの同時代の人よりもはるかに優れた科学的知識を持っていました。おそらく、彼らはすでに望遠鏡と顕微鏡を通して見る機会があり、太陽系の機能がどのようなものかを知っていました。彼らは良い時計や、おそ

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科学の発明:科学革命の新しい歴史

科学の発明:科学革命の新しい歴史

Алексей Левинのエッセイより抜粋 ИСТОРИЯ НАУКИ • 14.10.2016

ヨーク大学の歴史教授,デビッド・ウートンが表題の著書を出版しました.

ウートンは、科学革命の開始と終了の正確な日付を提唱しました:1572年と1704年。

ニコラウス・コペルニクスの モノグラフ天球の回転について(ニュールンベルクの出版社 Johann Petraeusから1543年に出版)

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