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4月9日、不忍を歩いた


やっと仕事の繁忙期を抜けた!
びっくりマークつけちゃうくらいうれしい。は〜〜がんばったよわたしは!何も間違えなかった。ひとつひとつ、丁寧にできていた。

同時にいろんなことが落ち着いた気がする。4月に入った途端、暗い靄の中をぐるぐるしていたのが、急に明るくなった。

月末にわたしがあまりにも元気がないから、色々話ししてくれた人。それがかなり大きかったんだな〜と思った。こんなに心配してくれてたんだな。誰も悪くなくて、傷つけられてもいないのにわたしだけが考えてしまう嫌なことの消化を手伝ってくれた。この人の中で、わたしをどれだけ尊敬して尊重してくれているのか。どれほど支えてもらっていたのか。ありがたかった。いつもわたしの足りない部分を補ってくれているように思う。

同時に自分の写真へのフィードバックがきて、びっくりしたけど、これもうれしかった。人の写真の好き嫌いや心の機微を読み取ることはできるのに、自分の写真になるとまったくなにもわからない。他人の写真として見ることができない。盲目に好きでいてしまう。それでもいいか。

この春は、いろんなことがあった。過去のわだかまりをほどいていく作業。もう会わないと、もう話をすることはないと思っていた人たちとまた会った。これで使った体力と、ずっと小さく抱えていくことはどっちのがエネルギーが必要だったんだろう。よかったのかなあ、わかんないけど、タイミングだったんだよね。

朝、会社に行く時にすこしだけ夏の匂いがしたり、帰る時にいつもより少しだけ明るかったり。季節が変わってきた。
会社に入って4ヶ月。ずっと前からいたみたいだねと言ってもらえる。好きな本に囲まれて、好きなことが出来るしあわせ。おいしいものをおいしいと味わえること、共有できる人がいること。
いっぱいいっぱいだと全部が暗くて、もやの中にひとりぼっち、何も許せなくて、わたしのことも許せなくて、できなかったことがただ積み重なってぐらぐらと不安になってしまうけど、天気とか季節とか、ちょっとしたことで晴れていく。雪解けが待ち遠しかったよ、大丈夫だと言い聞かせなくても大丈夫。大切なこと、ゆずれないこと、変わる中で変わらないこと。ずっとありがとうだね。

苦しかった時間、ひとつの本がいてくれて立てていたから残しておく。


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