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日記、現在

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2023年3月の記事一覧

忘れたくないことだけでいい

忘れたくないことだけでいい

夜道、ぼーっと下を見ていたら散った桜が前を通った。街灯でぼんわり光る白い花。こんなに命が短いのに、春だという自覚がわたしを苦しめる。

うまく言葉がでてこない。最近、〜ない、ってよく使っていて、それがなんだか気持ちがよくない。ほら。ほらね。書いて言い方を変えたりしても、この気分の沈み具合には言い負かされている。何度か書きかけの文章があって、どれもなんだか言葉がとがっている気がして、あとで読んだ自分

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川沿い、散歩、桜はまだ

川沿い、散歩、桜はまだ

前は春の夜の風が鼻をかすめるだけで悲しくて、それだけで涙が出た。なんで春の夜はこんなにかなしいのか。明確に思い当たる記憶もないのに、微妙な温度の風に心がきゅっとする。

駅までの道に毎年ピンクの花が咲く。濃いピンクの花。3月の下旬に散るけど、今年は早めに散っていた。ああ、今年も散ったんだな。卒業式の日のこと、同じ花が写った友達の写真のこと。あの頃の自分の不甲斐なさを思って身を引き締める。見たのは朝

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月も照らしてくれない

月も照らしてくれない

日曜日の帰り道。真っ暗な夜を1人で歩くには力が足りない。
誰に何を言えばいいかわからなくなった時、前に電話くれたことを思い出して、電話した。出た。多分しんどいのはばれてた。

いろんなこと話したけど、結局いつもこっちが救われちゃうなあって笑ってた。そうやって言われることが1番わたしを救う。プレッシャーになっちゃうかなとか、重くとらえないでほしいんだけど、とか、だめだったらいってほしいんだけど、とか

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春の風はわたしを生かすのか

春の風はわたしを生かすのか

体力がない。余裕がない。脳みその容量が足りてない。
調べたり考えたりするのは自分の体調と仕事のことばっかり。

行く場所も仕事に絡む。会う人にもそういう話ができる人を選んでる。ちょっと前までもっと余裕だった。楽しいこと考えて頑張ってた。

でも楽しいこと考えてたらその比重が傾いて、こんなに楽しみにしてたのにって思うことがあって、だったらもうあんまり考えないでいて、ただその日を待てばいいかと思った、

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