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15の質問でクライアントへの理解を深める

海外でデザイナーをやっていたときに使っていたreverse briefを雑に翻訳したので紹介します。

主にデザインの制作会社で使っていたもので、要件定義やRFPなどで渡されるような内容を質問形式で埋めていくものになります。
ヒアリングシート等と違うのは、この質問はクライアントへ直接するものではなくて、ヒアリングなどをした後、自分の理解を確かめたり、より深掘りしていくために使っていました。

制作の場面で使うものですが、自社サービスのブランディングや戦略を考えるときにどこまで自分が理解しているのか、を確かめるために使ってみたりしています。

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1)クライアントの目的はなんですか?
※複数目的がある場合は優先順位をつけましょう。ただし、最優先なのは常に一つだけ

2)ターゲットは誰ですか?
※ターゲットの人物像、ライフスタイルなど詳しく

3)ターゲットは現在、クライアントについてどう思っていますか?
※2で考えたターゲットがクライアントとどう接しているか、どういう感情を抱いているか

4)クライアントについて、ターゲットにどう思って欲しいですか?
※施策後、ターゲットの意識をどう変えたいか

5)ターゲットにどうして欲しいですか?
※購買して欲しい、訪問してほしい、など具体的なアクション

6)この施策で最も大事なことはなんですか?
※一言で 長くても一文で

7)ターゲットにどのようなメリットがありますか?
※ターゲットのメリットをランキング

8)ターゲットへの訴求ポイントはなんですか?
※ターゲットが今すぐ反応したくなるような魅力的なポイント

9)ターゲットへはどのように伝えるべきですか?
※どのようなトーンで情報伝えるか。クライアントの性質・性格はどのようなものか、など

10)必須事項はありますか?
※絶対に入れなければいけない文言や要素など

11)クリエイティブガイドラインはありますか?
※なければ作る必要があるかもしれません

12)要件はなんですか?
※ウェブサイト、リーフレットなど何が必要か

13)スケジュール感を教えてください
※クライアント側社内提案やリリース時期、それに伴う制作側での内部スケジュールの調整

14)制限、制約はありますか?
※予算や使用可能な素材の制限など

15)その他、考慮すべきことはありますか?
※参考になるものや競合など

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クライアントのウェブサイトや要件定義、RFP見てわかったつもりでいても、意外と全部埋めるのに時間がかかったりします。また、一度インプットしたものをアウトプットすることによって新たな疑問が出てくるため、より深くクライアントを理解し、別側面の発見にもつながります。

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