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なぜ摂津倉庫は未来展望委員会を立ちあげたのか?

その講演会は、衝撃でした

コロナ禍を契機に、戦後のシステムがリセットされる」
コロナ禍は、明治維新・敗戦につづく大断層(リセット)と言え、これまでの方法論では通用しなくなるだろう。次々と映し出されるスライドは、これまで私たちが思いもつかない未来でした

コロナ禍は長くつづく」
令和一桁時代はコロナ時代となる。コロナ禍は、これまで当たり前だった会社・生活・経済・産業の常識を変え、時間と場所の概念を変え、都市・郊外・地方の構造を変え、新たなビジネススタイル・ライフスタイルが生まれていく

「変化の本質が違う」
新陳代謝というような受け身のスタイルでは、これからの社会を生き残れない。2030年社会は現在と外形的には同じように見えるかもしれない。しかし、その社会を生きる人の姿、想い、価値観は、大きく変わっているだろう。それが、これからの社会を読み解く本質であり、それを読み違えると

未来シナリオは大きく変わる

そして、講演はこう締めくくられた
新たな社会、その社会システム実現に向けて、旧きものと新しきもの相克と混沌、破壊と創造がすすんでいく。しかしその変化のメカニズムをつかまないと、現在は見えない、未来は見えてこない。なにがどうなっているのか分からない

それが、明治維新リセットと敗戦リセットとの違いである。今回のリセットは強制的に変革させられるのではなく、自らが変革しなければ取り残される。そうしなければ、目の前の風景は大きく変わっているだろう

これから5年の取り組みで
あなたの未来は大きく変わる

©note日経COMEMO(池永寛明)「コロナ禍後社会を考える」

私たち摂津倉庫グループは、大阪府大東市が本社の倉庫・物流会社です。2024年に創業60年を迎えるにあたって、摂津倉庫グループがこれまでの倉庫・物流事業をもとにした価値創造事業を展開していくために、20代の若手社員中心に「未来展望委員会」を社内に立ちあげました

未来展望委員会で、何をどう考えどう進めていけばいいのかを試行錯誤しているなか、「未来社会を考える」セミナーが開催されることを耳にして聴きにいきました。その講演内容が、まさに私たちがめざすべき方向だと感じて、講演後に私たちの想いをお伝えして「未来展望委員会に入っていただけないでしょうか?」と唐突にお願いしたところ、快諾いただきました

その2年前の講演が社会文化研究家の池永寛明先生との出会いでした。翌月から池永先生に未来展望委員会に参画いただき、毎週のように会議室の白板いっぱいに絵を描き、1年後に当社の「2030年長期経営ビジョン」とともに、「コロナ禍後社会を考えるー未来展望・2030年社会はどうなる?」という冊子を作成しました

コロナ禍後社会を考えるー未来展望・2030年社会はどうなる?

さらに「未来展望委員会」は、池永先生と「未来社会」がどうなるのかをより広くより深く考えるとともに、私たちが考える未来社会で価値創造している摂津倉庫グループとなるための戦略をデザインするステップに入りました

これまでわたしたちが歩いてきた過去を振り返り、現在はどうなっているのか、現在なにができて、なにができていないのか、これからなにができるのか、なにをしなければならないないのかを、様々な資料やデータを読み込み、社内外200名以上の人々にインタビューして、多様なメンバーと議論して、過去から現在を総括して、あらたな未来を開拓するための「創業60周年記念誌」を2024年3月に発刊しました

摂津倉庫グループ60周年記念誌 自分らしくを あたらしく

現在の「未来展望委員会」は、6年後の2030年社会の未来展望を池永先生と多面的かつ具体的に深めており、とりわけ私たちのありたい「Well-Beingな30分圏社会」づくりに、全力で進めています。より多くのナレッジを結集して、佳き社会実現のため、多くの企業や組織や生活者の皆さまの方にもご参画していただきたいと願い、「note摂津倉庫 未来展望委員会」を立ちあげました

この「note摂津倉庫 未来展望委員会」では、「①現代社会を読み解く編 ②未来を展望する編③ 会社をどのように変革できるか篇 ④世界・日本の今後を見据えた強いサプライチェーン・物流を考える編」を中心に、週2回を目途に発信させていただきます。よろしくお願いします

2030年ビジョン Well-Being(佳く生きる)を実現するまち

最後に、池永先生にご指導いただきながら、摂津倉庫グループ若手社員中心に作成した「コロナ禍後社会を考えるー未来展望・2030年社会はどうなる?」冊子をご希望の方は当社にご連絡ください
【摂津倉庫広報室 (kouhou@settsu-soko.co.jp)まで】


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