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アンケートリサーチでのGPT・AI活用方法

アンケート実施は、設計からその後のデータ分析までかなりコストがかかるものです。その中で、GPTを活用して時短できる項目をまとめました!

これは自戒としてのメモなのですが、いつもGPTを使うときに自分で彼らのタスクエリアを区切ってしまう癖があり。。
そのため今回はまず、そこの問いから始めてみました。

アンケート設計や分析において、gptが活用できるタスクと、それぞれ具体的な活用方法を提示してください。

GPT 🤖
アンケート設計や分析においては、以下の項目で GPT を活用することができます。
1. アンケート質問の生成:
GPT を使って、アンケートの目的に合った質問を自動生成します。質問テーマを与えることで、GPT が関連する質問文を提案し、アンケート作成の効率化が図れます。
2. 自由記述回答の分析:
GPT は自然言語理解に優れているため、アンケートで集まった自由記述の回答を分析するのに適しています。GPT を使って回答の要約やセンチメント分析を行い、回答者の意見や感情を把握します。
3. 回答パターンの抽出:
アンケート回答から類似の回答パターンを抽出し、クラスタリングを行います。GPT は文章の意味を理解して類似度を評価できるので、分析結果の精度が向上します。
4. 回答の可視化:
GPT の生成能力を利用して、回答データを要約やカテゴリ別にまとめ、わかりやすい可視化(グラフやテキスト)を作成します。これにより、回答の全体像や傾向を視覚的に把握しやすくなります。
5. アクションプランの提案:
アンケート分析結果をもとに、GPT を用いて具体的な改善策やアクションプランを生成します。GPT の提案はデータに基づくため、効果的な改善策が期待できます。

なるほど。実際に活用している項目もあり、納得感があります。
今回は、既に活用して便利だと思った「3つの事例」についてご紹介したいと思います。(他の部分は後日検証したいと思います)



アンケートの質問生成

基本的な項目を入力だけでも、ある程度具体的な質問を作成してくれます。

ターゲットペルソナ: [お試し中のネットショップのショップオーナー]
サブジェクト: [ネットショップサービス]
目的: [ネットショップの本契約をするにあたって課題となっている部分を知り、契約率を上げたい]
上記情報を元にして、関連するアンケート質問を生成してください。

GPT 🤖
上記情報を元にして、関連するアンケート質問を以下に提案します。
1. お試し期間中の弊社ネットショップサービスで、最も利用頻度が高かった機能は何ですか?
2. お試し期間中に遭遇した、ネットショップ運営における最大の課題は何ですか?
3. 弊社ネットショップサービスで改善されると良いと感じた点は何ですか?
4. 本契約を検討する際、他社サービスと比較して弊社ネットショップサービスの魅力は何だと思われますか?
5. 本契約を迷っている理由について、具体的にお教えいただけますか?
6. 弊社ネットショップサービスが提供するサポートやチュートリアルは、十分に理解しやすかったですか?

これらの質問を用いることで、ショップオーナーが抱える課題や本契約に至る障壁を把握することができ、サービスの改善やマーケティング戦略に役立てることが期待できます。

お試し期間中に利用している機能の把握など、着眼点が良いですね。
このまま適用とはいかなくとも、かなり使えるデータが出てきます。
一応GPTにペルソナを被せてみたものも試してみました。

あなたは、[ユーザーリサーチの世界的なスペシャリスト]です。
(以下同)

GPT 🤖
1. お試し期間中の弊社ネットショップサービスで、運営においてサポートが必要だと感じた機能は何ですか?
2. 弊社ネットショップサービスのUI(ユーザーインターフェース)や操作性に関するご意見をお聞かせください。
3. 本契約時に重視するポイント(価格、機能、サポート、セキュリティ等)を教えていただけますか?
4. 弊社ネットショップサービスに期待する新機能や改善がある場合、具体的にどのようなものですか?
5. お試し期間中の弊社ネットショップサービスのサポート(チャット、電話、メール等)について、満足度を1〜5のスケールで評価し、改善点があればお教えください。
6. お試し期間後、本契約前に改善されることが望ましい点を挙げていただけますか?

何回かGPTを試していく中で思ったことなのですが、リサーチのスペシャリストなどのステータス指定をよくみますよね。それをしたのとしないのとで、実際はそんなに出力結果のクオリティには差異がないと感じました。
(今回に関して言えば専門家を被ってもらってせいで、「UI(ユーザーインターフェース)」「スケール」などの専門用語が出てしまい、一般のユーザーに対する設問としては不適合なものが出てしまっています)
口調などトーンに関してはペルソナ設定は有意だと思いますが、コンテンツにはそこまで影響がないかもしれません。

一度で網羅的に出るわけではないので、何回か試して、良い質問をピックアップして取り入れるとよいと思います。


回答パターンの抽出

解答率を上げるため、選択形式の質問はよく設けられます。
過去のアンケート調査などでユーザーデーターが溜まっている場合は、ある程度想定しやすいのですが、そうでない場合ドメイン知識を調査してから、回答パターンを出すしかありません。
そんなときに調査コストをカットしてくれるのがGPTです。

例えば、専門性の高いサービス機能を導入するにあたって、障害となる部分をリサーチして改善するケースなどに利用できます。
一般的に導入にあたって、どういった障害があるのか、その選択肢を出してみます。

[卸販売]を始めるにあたって、ネックになるだろうことを5つ挙げて、順位をつけ、その理由も説明してください。

GPT 🤖
・新規卸先の獲得
・卸販売用の在庫管理
・卸販売用の商品供給
・価格設定
・顧客ニーズの把握

メインの障害は把握できそうです。
上記のように、ドメイン知識においても一般的なものは、GPTからある程度のレベルで抽出することができます。
回答パターンの抽出としては十分機能すると思います。


自由記述回答の分析

こちらも実際に利用しており、非常に利便性が高いと感じています。
情報保護の観点から、利用の際、ユーザーの個人情報が含まれていないかチェックをして事前に削除または代替ワードに差し替えておきましょう。
設問のタイトルをつけて、自由記述回答をまるっと貼り付けます。

[売上が上がった理由]
- Instagram広告
- 商品の見せ方を変えた
…..
(自由記述の回答をペースト ※個人情報・特殊情報は削除済)

[売上が上がった理由]を、カテゴリーごとにまとめてください。 カテゴリーは6〜8個にしてください。 それぞれのカテゴリーには、カテゴリーの内容を表すカテゴリー名をつけてください。 カテゴリーには番号を振ってください。

GPT 🤖
1. 広告・SNS活用
- Instagram広告
- Twitterでセールを告知
- Google広告とInstagram広告の活用
- Instagramの開設
- SNS毎日投稿
2. 支払い・決済方法の拡充
- クレジット決済の導入
- Paypayやコンビニ支払いをはじめた
3. 商品・サービスの改善
- 商品の見せ方を変えた
- 新商品の開発
- 商品画像の変更
- 商品のバリエーションを増やした
4. プロモーション・キャンペーン活用
- DMの活用
- クーポン配布でリピーター施策
- まとめ買いの値引き
5. 販路・流通の拡大
- 実店舗客へのオンラインショップへの誘致
- モール出店
6. 組織・体制の強化
- コンサルタントを導入した
- 配送スタッフを増やした
- 新しいカメラを買った

分類はかなり得意な方だと思います。
各項目それぞれ、よくまとめられていると思います。
どちらにもとれるようなものが出たりなど、最終的にはもちろん人の手で調整が必要になりますが、大まかな区分の把握などとても便利です。
分類は人によって差が出る部分ですが、GPTの力を使うことである程度平均化もできそうです。

以上、アンケートリサーチでのGPT活用方法のまとめでした。
GPTが提示してくれた他タスクについては、今後試してみてまた追記してみようと思います。


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