アンケート実施は、設計からその後のデータ分析までかなりコストがかかるものです。その中で、GPTを活用して時短できる項目をまとめました!
これは自戒としてのメモなのですが、いつもGPTを使うときに自分で彼らのタスクエリアを区切ってしまう癖があり。。
そのため今回はまず、そこの問いから始めてみました。
なるほど。実際に活用している項目もあり、納得感があります。
今回は、既に活用して便利だと思った「3つの事例」についてご紹介したいと思います。(他の部分は後日検証したいと思います)
アンケートの質問生成
基本的な項目を入力だけでも、ある程度具体的な質問を作成してくれます。
お試し期間中に利用している機能の把握など、着眼点が良いですね。
このまま適用とはいかなくとも、かなり使えるデータが出てきます。
一応GPTにペルソナを被せてみたものも試してみました。
何回かGPTを試していく中で思ったことなのですが、リサーチのスペシャリストなどのステータス指定をよくみますよね。それをしたのとしないのとで、実際はそんなに出力結果のクオリティには差異がないと感じました。
(今回に関して言えば専門家を被ってもらってせいで、「UI(ユーザーインターフェース)」「スケール」などの専門用語が出てしまい、一般のユーザーに対する設問としては不適合なものが出てしまっています)
口調などトーンに関してはペルソナ設定は有意だと思いますが、コンテンツにはそこまで影響がないかもしれません。
一度で網羅的に出るわけではないので、何回か試して、良い質問をピックアップして取り入れるとよいと思います。
回答パターンの抽出
解答率を上げるため、選択形式の質問はよく設けられます。
過去のアンケート調査などでユーザーデーターが溜まっている場合は、ある程度想定しやすいのですが、そうでない場合ドメイン知識を調査してから、回答パターンを出すしかありません。
そんなときに調査コストをカットしてくれるのがGPTです。
例えば、専門性の高いサービス機能を導入するにあたって、障害となる部分をリサーチして改善するケースなどに利用できます。
一般的に導入にあたって、どういった障害があるのか、その選択肢を出してみます。
メインの障害は把握できそうです。
上記のように、ドメイン知識においても一般的なものは、GPTからある程度のレベルで抽出することができます。
回答パターンの抽出としては十分機能すると思います。
自由記述回答の分析
こちらも実際に利用しており、非常に利便性が高いと感じています。
情報保護の観点から、利用の際、ユーザーの個人情報が含まれていないかチェックをして事前に削除または代替ワードに差し替えておきましょう。
設問のタイトルをつけて、自由記述回答をまるっと貼り付けます。
分類はかなり得意な方だと思います。
各項目それぞれ、よくまとめられていると思います。
どちらにもとれるようなものが出たりなど、最終的にはもちろん人の手で調整が必要になりますが、大まかな区分の把握などとても便利です。
分類は人によって差が出る部分ですが、GPTの力を使うことである程度平均化もできそうです。
以上、アンケートリサーチでのGPT活用方法のまとめでした。
GPTが提示してくれた他タスクについては、今後試してみてまた追記してみようと思います。