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せとものについて話しましょう

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「せともの」の語源は「瀬戸で作られたり焼き物」。 その瀬戸市で代々陶器屋をやっています。 瀬戸焼について知ってほしいこと、楽しむためのヒント、瀬戸の街のことなど、ぼちぼち書い…
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#せともの祭

#01 初めまして せとものについて話しましょう

#01 初めまして せとものについて話しましょう

note始めます

 2006年からメールマガジンを続けてきました。せともののこと瀬戸のことなど、毎週1回土曜日配信「瀬戸だより」として、17年間で870回を超す配信を行ってきました。我ながらよく続いたものだと感心します。
 ひとまず、当初書きたかったこと、やりたかったことは済んだんじゃないかと思い、そのメールマガジンは定期配信を終了することにしました。残された大量の過去の文章は何かの形で活かしな

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#38 器選びについてはこう答えています

#38 器選びについてはこう答えています

 器の選び方のコツってあるんですか?

 なかなかシンプルながら核心をつく質問です。
せともの屋さんですからね、こう聞かれたらという答えはいちおう用意しています。もちろん聞かれたことだってありますし。

 色や柄、大きさについてはそれぞれに好みもあるし、今手持ちの器との組み合わせもあるでしょうからそこは「お好みで」「必要に応じて」でいいんです。ただ選ぶ時には必ず手に持ってね、とは言います。

 和

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#37 2024せともの祭情報、追加!

#37 2024せともの祭情報、追加!

 いよいよせともの祭が近づいてきました。会場になる瀬戸川沿いには看板がずらっと飾り付けたれました。
 今年(令和6年)は9月14日土曜と15日土曜の二日間となります。せともの祭情報は以前にも書きました。今回はその追加分となります。

 すでに廉売市会場のMAPが公開されています。

https://seto-tosyo.jp/wp-content/uploads/2024/08/2024renba

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#35 せともの祭2024情報だよ!

#35 せともの祭2024情報だよ!

 せともの祭まで1ヶ月を切りました。いよいよです。

 さて先ずは確認をしましょう。今年、令和6年のせともの祭は……
9月14日土曜日と15日日曜日の2日間です。
メモしましょうね。

 廉売市会場は……
名鉄瀬戸線尾張瀬戸駅周辺です。
電車で来た人は降りると即廉売市会場。車で来ても駐車場はいくつも用意されています。近くの駐車場からうまります。HPなどでご確認を(坂の上の学校やグランドも多いです)

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#14 2023年のせともの祭をしっかり楽しもう!!

#14 2023年のせともの祭をしっかり楽しもう!!

 瀬戸市の最も大きなイベントと言えば「せともの祭」です。今回は2023年の「第92回せともの祭」の楽しみ方や注意点を書いてみます。

 せともの祭は毎年9月の第2土曜日と日曜日です。ちなみに今年(令和5年)は9月9日土曜と10日日曜日となります。せともの祭の始まりについては以前に書きました。

 昨年はまだコロナの影響が残っている中、その対策をしながらの3年ぶり(2回中止になった)のせともの祭復活

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#12 瀬戸の磁祖・加藤民吉の修行を誤解していないか?

#12 瀬戸の磁祖・加藤民吉の修行を誤解していないか?

 瀬戸のせともの祭はもともと9月の窯神神社の例祭にあわせて廉売市を開いたのが始まりでした。窯神神社はちょうど名鉄の尾張瀬戸駅から北に見える小高い丘の上に鎮座しています。そこには磁祖・加藤民吉が祀られています。
 以前にも書きましたが、瀬戸は陶器も磁器もどちらも生産出来る稀有な産地です。陶器の技術を中国からもたらしたのが陶祖・加藤景正(藤四郎)とされ、九州から磁器の技術をもたらしたのが加藤民吉となり

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#11 瀬戸の9月は「せともの祭」。そのはじまりの話。

#11 瀬戸の9月は「せともの祭」。そのはじまりの話。

 9月の瀬戸はせともの祭です。今は毎年9月の第2土曜と日曜です。

 名鉄尾張瀬戸駅あたりから瀬戸川沿いに陶磁器を売るテントがずらーーーーっと並ぶのはせともの祭ならではの風景です。昨年はコロナによる2回の中止から3年ぶりの復活でした(もちろん様々な感染対策の上での開催でした)。150店ほどの出店(もちろん食べものの屋台抜きの陶磁器関係のね)でしたが、今回はいよいよコロナ前の規模に復活するようです!

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