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会社を辞めたいけれど、大丈夫かな?と不安だったあの頃・・・。

18年間の会社員生活を卒業してから8年が経ちます。お給料は安すぎることもなく、残業手当もしっかりでるし、福利厚生も充実していたし、オフィスも綺麗でパソコンも什器類も定期的に新しくなる。申し分のない平和で穏やかな働きやすい環境だったと思います。畑仕事のようにコツコツとやっていくことを好む人には最高の職場であり、上昇志向の高い人には物足りないかもしれないような会社でした。

会社を辞めたいと思ったことは数えきれないほどありますが、一番辛かったのは人間関係の問題ですね。自分の努力でコントロールできませんし、解決できそうになければ、私は会社を辞めてもいいと思っています。

転職して新しい職場では、良好な人間関係ができるかもしれません。また同じように人間関係に悩み始めたら、どこにいってもそんなものかな、と考えるかもしれません。また職場を変えてもいいし、コミュニケーションについて学ぼうと思うかもしれません。未来がどうなるかは、辞めてみないとわからないんですよね。

私が最終的に会社を辞める決断をしたのは、人間関係の問題は解決したものの、何年も同じことを繰り返す仕事や生活に閉塞感でいっぱいになり苦しくなっていたこと、ブログで発信をしていたら収入を得られるようになってしまったこと(副業はNGの会社だったので、マズイと思いました、笑)です。

私はサラリーマンの家庭に育ち、周りも似た環境の友人が多く、学校を卒業したら会社に入って定年を迎えるまでそこで働く。そしてそれが生計をたてるための一般的な手段だと思っていました。

なので、38歳で独身、一人暮らしだった私は、会社を辞めてこれから生活できるのか?が一番の不安を感じた部分でした。とても怖かった。

会社を辞めたらどうなるのか?辞める理由はなんであれ、その先の未来に対するうまくいく保証や今よりよくなるという保証が欲しいのかもしれません。でも、これ、保証する、保証できるのは自分自身なんですよね。

私のケースでは、「会社に所属する=安定した経済基盤の獲得」だったので、それがなくなることは初めての経験で、上司に退職の意向を告げる前は「ほんとうにいいの?ほんとうにいいの?」と何度も自問しました。

ありがたいことに、上司は話し合いの時間を設けてくれたり、考え直す時間も持ってみてと言ってくれて、退職するまで半年以上の時間がありました。今思うと、夏のボーナスに釣られてズルズルと残ってしまったのですが、早く辞めていたらその間、ボーナス以上のお金を稼げただろうに・・・と、悔やんだのは笑い話の結果論です。

私は転職ではなく、会社員から自営業となり、自分で道を切り拓いていくスタイルに変わったのですが、やってみたらすんなり自分に溶け込みました。同じようにやってみたけれど、合わずに会社員に戻る人もいましたし、人それぞれなんだぁと思います。

私は、いま何も仕事をしておらず、学生として昼間は学校に通っています。会社員の働きかた、生き方しか知らなかった昔の私だったら、46歳にもなって正気か?と思っていたことでしょう。いまはなんとかなるし、なんとかするしかないのだなということがわかっているので、未来に対する不安はありません。

働きかたの選択肢も増えましたし、現実的にゼロからどのようにしてお金をつくればいいか、実際にやってきたことや、その方法を知っていることも自分を支える1つになっています。

日本では一つのことを長く続けることが美徳とされますが、自分の人生ですから、他人の評価ではなくて、自分の望みに沿うことが、自分を大切する生き方ではないかと思います。

新しい生活を始める勇気を!


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