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DINKS妻が起こした人生革命

去年、妻に外国人の友人ができた。職場で知り合い、旅行に行けるほどの仲になっていた。病院に付き添ったり、ちょっとしたお手伝い的なことをする中で、相手も妻を頼りにし、慕うようになっていた。私はそれを見ているのがとても嬉しかった。

妻が嘗て描いた、英語を使って活動したいという高校時代の夢は、地域性と大人の都合で絶たれてしまったものの、十数年の後にそれを実現していることが、本当に素晴らしいことだと思うし、自分もやりたいことに向かって頑張りたいと、いつもパワーをもらえるからだ。

何度も言うように、ただ「夫婦共働き」で日本企業で労働している中では、この経験はまず獲得しえない。思い切ってその世界に飛び込んだ妻は本当に素晴らしい人物だと思うし、心底尊敬している。

先日、その友人が出身国に帰った。ワーキングホリデー期間が終了し、資格取得の勉強のために暫く出身国で学校に通うようで、日本での生活はいったん終了するようだ。日本の環境や文化をとても気に入っていたので、残念がっていたが、また遊びにきてくれそうであり、私たちも現地を訪問したいと思っているので、今後も会う機会を作っていきたいと思う。

最終日、その友人は、荷物が多いからと、途中まで私たちに荷物運搬を手伝ってほしいと頼んできて、東京駅周辺まで送り出した。そこから家族と合流し、成田空港に向かうスケジュールだった。

私は関わりは少しだったけれど、妻が新しく出会った大事な友人の役に立てることが嬉しかったことと、何より、たくさんの人に出会ってきただろうその友人が、最後に手伝いをお願いしてきた相手が私たち夫婦だったことが、本当に嬉しかった。

言葉や文化が違っても、妻の存在がそれだけ大きかった証拠であり、外国人が安心してかかわることができる人物に、少しずつでも近づいていることを実感できたからだ。

妻との生活が始まって4年、仕事や活動の縁で外国人と出会うことをクリアした。今度は自分たちが自らそういうご縁を持つ場を作ったり、運営する活動をしていきたい。それが今の夢だ。

第一ステージがこれまでだとしたら、ここからは第二ステージかもしれない。ちょうど環境が少し変わるタイミングなので、次に何を夢見て動くのか、夫婦で話し合ってみようと思う。

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