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補欠

「これは補欠にされてるな」

先週の後半あたりから、そう思うようになりました。ある会社の面接を受けてから1週間以上経つのに、何の連絡もなかったからです。

もし私を採用する気がないのであれば、さっさと不採用の通知を出すはずです。どうしても採用したいのであれば、さっさと次のステップ(最終面接)に進ませるでしょう。どちらでもなかったということは、別の候補の結果次第で判断しようとしている可能性が高いというわけです。

そんな状況で、エージェントから電話がかかってきました。メールでなく電話だったので通過しているかもと思いましたが、結果は好ましくないものでした。

理由として言われたのは「せたさんの実力は申し分ないというお話だったんですけど、今回の求人では短くてインパクトのあるキャッチコピーが得意な人が欲しかったそうで…(以下略)」というようなことでした。仕事で短いキャッチコピーを作成することもあり、苦手というわけではないのですが、ポートフォリオには入れていません。ストーリーのある文章の方が得意で、それをライフワークにしたいという意志があるからです。ゆえに、本件に関しては縁がなかったと思うしかないでしょう。

面接ではインタビューライターならではの経験談で盛り上がったのですが、よくよく考えてみると話が合いすぎたかもしれません。制作チームが10人という話だったので、ライターは数人のはずです。面接を担当した方と特性が近いと使いにくいでしょう。

もう1つ、エージェントに聞いておくべきことがありました。面接から2週間近く待たされた理由です。「そのあたりのことは伺ってないんですけど…」とのことでしたが、採用者が決まって求人がクローズされたことは教えてくれました。やはり私は補欠だったようです。

今回の転職活動では、面接に進めば必ずそれなりの話ができていて、明らかに落ちたなという感触だったことはありません。実力が伸びていることを実感できるので、それだけでも活動の意義はあるように思います。

一方で、ライバルも実力者揃いなのは間違いありません。すると、勝敗を分けるのは面接での受け答えのような細かいところではなく、需要にマッチしたキャリアであるか否かになるでしょう。その状況で勝ち抜くには、自分のキャリアをドンピシャで求めている職場を見つけるしかないような気がしてきます。

今は働き場所がなくて困っているわけではありませんし、根性はある方なので、引き続き粘り強く取り組んでいこうと思います。

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