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心をつなぐ取材ライター

昨日から肩書をいろいろ考えてきましたが、2日目で「これだ!」というものが浮かびました。それが表題の「心をつなぐ取材ライター」です。

取材記事にはいろいろな人の思いが詰まっています。取材を発注する方には必ず何らかの目的がありますし、取材を受けた方にも伝えたいことがあるはずです。私の場合は取材に慣れておらず何を話せばいいか掴みきれていない方にお話を伺うことも多いので、そういう場合は発注者の思いを汲み取ったうえで、適度に脱線を交えながら書くべき内容を引き出します。

ただし、聞くことや書くことが発注者の求める通りの内容であれば、私の価値は平凡なものになってしまいます。ゆえに、大切なのは自分の心を使って対話する相手の心を動かし、発注者の想定にない要素を加えることです。これはいつもうまくできるとは限りませんが、成功すれば取材ライターの付加価値になります。そして、取材やプライベートで全国各地を訪れた経験をもつ私は、トークで役立つネタを豊富に取り揃えています。

もうひとつ、取材記事で大切なのはターゲットとなる読者の心を掴むことです。人の感性は千差万別なので万人に面白いと感じてもらうのは容易ではありませんが、どこまで理想に近づけるかはライターの腕に左右される部分が大きいように思います。

私が心がけているのは、読者に楽しさや親しみやすさを感じてもらうことです。そのためには取材でしっかりと情報を仕入れたうえで、それらをうまく組み合わせてアレンジすることが大切です。それによって語り手の心が読み手の心に伝わるのです。

ここまで書いてきたことは、取材の経験が豊富なライターであれば誰でも多かれ少なかれ意識していることでしょう。そして、私自身も完璧にできているわけではなく、失敗したと思うこともしばしばあります。

ただ間違いないのは、取材・執筆を通じて自分も含めた多様な人々の心をつなぐのは非常に楽しく、やりがいも大きいということです。そして、この仕事を私はずっと、可能な限り続けていきたいと思っています。

だから私は即断しました。「心をつなぐ取材ライター」を名乗り、自分の姿勢を明示したうえで、今後もっともっとたくさんの人々の心をつないでいこうと。

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