20代の転職における市場価値の考え方GOAL-B×Session & Company合同WEBセミナーまとめ
どうもこんにちは!セッション&カンパニー代表の谷口です。
2022年2月23日にAKIO BLOG、コーチング×トレニーングで有名なGOAL-Bさんとウェビナーを実施させて頂きました!
今回はその書き起こしをさせて頂きます。
内容的にかなりパンチの強いものもあるので、ご容赦ください笑
Youtubeに限定公開で公開しております。こちらからご視聴できます!
ウェビナー実施経緯
ことの背景としては、GOAL-Bさんが20代の若手にコーチングを行っていく上で、ライフプランや自分のやりたいことを棚卸ししたその先にキャリアの壁にぶつかることがあります。
そこにエージェントではない弊社のような中立的な立場でキャリアのアドバイスができるSession & Companyとウェビナーをやったらシナジーがあるのではないかということで、実施に至ったわけです。
パネリストプロフィール
【経歴】
1)JTB GMT 海外営業 / Tour East Holdings@シンガポール
2)サーキュレーション 経営コンサルタント
3)セールスフォース・ジャパン Business Development Representative
4)ゼンフォース 執行役員COO
5)セッション&カンパニー 代表取締役CEO
【経歴】
1)三菱電機 営業
2)ベンチャー企業 ジム経営
3)GOAL-B パーソナルコーチ
4)Emotional 代表取締役CEO
バー2店舗経営
【経歴】
1)大阪梅田の寿司屋 板前
2)新規レストラン立ち上げ @シンガポール
3)RIZAP アドバンスドチーフトレーナー
4)GOAL-B コーチング事業部 事業部長
【そもそもなぜ転職したいと考えるのか?】 長畑さん
人の脳は無意識に「優先順位」を決めている。
人は付き合う人や着る服など、無意識のうちに優先順位をつけて決定を下している。
転職・就職においてもたくさんの企業を検索した中から給料や職種など、自分の中の優先順位をつけている。
仕事を選ぶ時に、自分で優先した素直なテーマは何か?
転職を考えるタイミングは上記のような転職・就職当時に設定していた優先順位が変わった時に転職を考えることが多い。
例えば、入社当時はやりがいを求めていたが、実際に生活してみると給料が低いことがボトルネックになり、転職を収入軸で求めるようになる。
【MOVEせよ】 谷口
人生を変えたい、チャンスを掴みたい、そう思っているだけではなく、本当に行動しているか?
キャリアのその先に着目した時に、先ほどの長畑さんのパートにもあったが、成し遂げたいことはなんなのか?以下のようなことがある。
また、キャリアアップをする上で、転職が必ずしも正解とは限らない。
就職したて、転職したての頃は大変なはず。
なぜなら学ぶことが多くあり、新しい環境でストレスも多いはず。
ただ、それは全て成長していたことの裏返しでもある。
20代では目に見えた同世代との格差は見えないが、20代の努力とキャリア選択が30代に響いてくる。
谷口は自分の成長が鈍化したと感じた瞬間に次のステップへ行くことにしている。
また、転職の他にも昇進したり、部署移動をしたり、副業をしたり、様々なキャリアアップの手法は存在する。
転職回数を重ねるのは今の日本の転職市場ではネガティブにみられるケースもあるので、慎重に行うべき。
では、どのような状態であれば転職を検討するべきなのか?
【転職する際に注意するポイント】
・自分自身、転職する際にビジネスマンとしての市場価値があるのか?
・転職しようと思っている業界や職種は市場価値がつくのか?
市場価値について解説
市場価値は3つの資産で構成される。
①技術資産
どんな会社からも必要とされる高い技術力
②人的資産
どんな人間とも仲良くなれ、可愛がられる力、人脈
③生産性 / 成長性の高い業界に所属
才能がなくても安定して高い給与をもらい続けられる場所
①技術資産
どんな会社からも必要とされる高い技術力。
技術資産は大きく2つに分けられる。
「専門性」(成果)
・法人向けソリューション営業
・新規開拓営業
・業務改善コンサルティング
・マーケティング戦略立案
・プログラミング言語
・人事/会計/法務
例)私は営業職に2年間従事していたから専門性があるか?
答)あるとは必ずしも言えない。なぜなら専門性は主観的な評価ではなく客観的な評価を得て初めて専門性と呼ばれる。
成果を残していなければそもそも専門性もない、経験するチャンスも少ない、市場価値もない。
「経験」
・営業組織マネジメント経験(30名)
・新規事業立案プロジェクトマネジメント経験
・新組織体制構築経験
・コンサルティング業界経験
・●●大会出場経験
「経験」は「専門性」よりも評価ウェイトが高い傾向にある。
なぜなら成果・専門性がなければ経験できる機会を与えられない可能性が高いから。
②人的資産
どんな人間とも仲良くなれ、可愛がられる力、人脈
営業であれば特にお客さんを連れて来れるかで、価値が変わってくる。
(弁護士などの士業も太客がいるかがポイントだったりしますね)
・上場企業部長・役員との人脈
・ベンチャー企業役員・社長との人脈
・有名クリエイター/専門家/影響力のある人との人脈
・会社名ではなく、指名で仕事をくれるキーマン
・多少無理を言っても、●●さんのためなら発注する!と可愛がられ力
③業界の生産性 / 成長性
才能がなくても安定して高い給与をもらい続けられる場所。
つまりは場所選び。
*MECEではなくて申し訳ないですが、以下が例になる。
◆生産性の高い業界
コンサルティング業界
金融業界
不動産/デベロッパー
IT / SaaS
◆成長性の高い業界・テーマ
外資系
コンサルティング業界
IT/SaaS業界
5G / 半導体 / リチウムイオン電池 / SDGs
伸びている業界・企業にいたのだから、きっと優秀なのであろうという本当の意味でのブランドが身につけられる。
ベンチャー・スタートアップだから優秀なのではなく、今後伸びていく市場のベンチャーやスタートアップであることが大切。
それを見極めるのは至難の業なので、プロと決めて行くことが成功の鍵。
本当に信頼できるパートナーとプランニングをすべし
・世の中の100万人が転職後にネガティブな転職をしている。
・妥協した転職や、悪徳転職エージェントに引っかかってしまった場合に起こりやすい。
・しっかりとライフプランを設計した上で、キャリアパスを描くべきである。
・もしもライフプランを形成できていない場合はコーチングで棚卸。
・キャリアパスを明確にしたい場合は、キャリアのプロと会話をするべき。
質疑応答①
谷口が回答
そのまま教育業界で個人営業を行って行くのであれば、業界経験があるので、教育業界における市場価値は高いが、成長産業に転職したいのであれば相対的に市場価値は高くないと言える。
一般的に教育業界は業界の生産性は高くない。給与水準も高くない。人的資産の側面でも教員との人脈がビジネスの世界では結構ニッチなので、強くないので、あまり市場価値は高くない。
ただ、ポータブルスキルがあればお話は変わってくる。
教育業界だけで使えるスキルではなく、他社でも使えるスキルがあるかがポイント。
・個人営業をやっている中でも営業戦略の立案を自分で行なっていた。
・マーケティングオートメーションツールを使って顧客ナーチャリングを行って、中長期的でデータドリブンな営業活動を行っていた。
・達成率120%をずっと維持して、リニアリティが高い活動をしていた。
など上記の実績やスキルがあれば、ポータブルスキルが高いと見なされるのである程度市場価値は高いと言える。
質疑応答②
谷口が回答
なんだか宣伝の機会を頂いてありがとうございます。
大きく2つあって、
①Session Careerという社会人の為のOB/OGのマッチングプラットフォームの開発中
②キャリア支援事業
OB/OG訪問のマッチングプラットフォームは、我々は客観的にマクロ環境やご本人のやりたいことから逆算してキャリアのアドバイスができるが、その企業で働いたことはないので、社風とか生の情報はわからない。
だから現場感を掴んでいただくためにOB/OG訪問ができるプラットフォームを開発しています。
キャリア支援事業に関してはライフプランから逆算したキャリアパスを一緒に設計していく支援をしている。具体的には
・納得のいくキャリアパスの棚卸し
・キャリアの形成方法に関してティーチング
・書類作成のサポート(一番大変)
・面接の対策
・適切なエージェントの紹介(2023/8/15追記)
⇨ 世の中には何万社とエージェントが存在している。それぞれのエージェントに強い業界やコネクションの強い企業がある。それを一般の転職者は知らない。それをセッションは知っているので、サポートできる。
質疑応答③
長畑さんがご回答
人が決断するときは、自分がしっかりと先の景色を捉えることができて、イメージができていること、臨場感をつかんでいること。
大体一歩踏み出せない方は、自分の将来像の臨場感をイメージできていないことだから。
自分の気持ちをモチベートさせないと仕事は手放せないと考える。
ぜひ、「景色を取りに」行ってください。
質疑応答④
谷口が回答
なかなかトリッキーな質問だが、学校教員の市場価値は「0ではない」。
どこの企業や業界を目指すかにもよるが、教員の中でもお仕事の中で得たもので、ビジネスの世界で生かせるものもある。
カリキュラムを作ること・教育方針を策定するのも「戦略を立案」してきたと捉えることもできる。自分で戦略を立案をして、クラスの特性を理解した上で、マネジメント方法やブランディングを無意識に考えていたかもしれない。
職務経歴書を作成する上で、自分のやってきたことで何がビジネスの世界で生きるのかは、キャリアのプロと一緒に模索していくと良い。
ただ、今現状不満がないのであれば、別に転職する必要もないかもしれない。
ポイントはなぜ、教員になったのか?何か成し遂げたい思いや憧れがあって、教員になったのではないのか?転職した後に、当初の志を忘れられなくてまた教員になったりしないか?
営利企業で、ミッションを背負いながら働く覚悟があるか?
自分自身がビジネスの渦に巻かれながら生きていることにワクワクできて、自分の野望があるのであれば、動かない意味がわからないので、動きましょう。全力でサポートします。
質疑応答⑤
長畑さんがご回答
結論としては変われる。
私も共感するところがある。親から言われたから決断してきた。大阪大学という学歴を獲得して、大手企業に入社してきた。
結果的には180度変わって、今はリスクとって色々な挑戦ができている。
ただ、何かしらのターニングポイントが必要。
実際に入社したときは、かなりブラックな企業で働いていた。上司との人間関係も悪いし、パワハラ気味の職場だった。
当時はモテるために仕事をしていたのに、忙しすぎて遊べなかった。
仕事早く終えて、合コンに行きたかった。
プライベート楽しむために仕事していたのに、意味がないと感じた。
この瞬間に「仕事ってどうせ忙しいなら、自分がやりたい仕事やったほうがいいやんか」と気づいて、価値観が変わった。
これはつまり【価値観が覆されるほどのインパクト】を受けたことで価値観が変わったということ。
※これは「変わった」だけであり「変えた」わけではない。
たまたま外部刺激でこのようなターニングポイントが起きることもあるが、今すぐ変わりたければこれを待っている場合ではない。
既存の自分の価値観を覆すようなゴールを設定して、価値観を主体的に「変えて」いきましょう。
そのためにぜひコーチングを受けて欲しい笑
谷口の回答
小さな成功体験を積み重ねて、自分に自信をつけさせてあげて欲しい。
大きな目標を掲げて価値観を変えて、ちょっと頑張れば達成できそうな小さな目標を掲げて、自分の自信にして欲しい。アファーメーションですね。
質疑応答⑥
谷口が回答
長畑さんの回答にもかぶるけど、ゴールがない場合は転職しない方がいい。なんで転職するんだっけ?という感じです。
ライフプランのゴールがあって、キャリアパスがあるんですね。
「パス path」って「道」じゃないですか。ゴールがないと道もないですよね。
あと、転職回数が多すぎると経歴に傷がつきます。
今後の世の中、ここら辺の常識は変わるかもしれないが、
この日本市場だと残念ながら、募集要項に「転職回数2回まで」とか書いてあるんですね。
なので中途半端な転職をすると、もったいない。
30代に入るとキャリアチェンジがかなり難しい。
キャリアアップをしていく(同業界での転職など)であれば30歳以降もそれほど難しくないが、女性の場合は産休・育休があるので、30歳までにキャリアチェンジは検討しておいた方がいいですね。企業側は転職してすぐに産休・育休に入ってしまったらコストになってしまうと考えるのが日本企業の正直な意見。
するべき時、しないべき時の見分け方は、
転職回数を重ねることのデメリットと転職することによるメリットのバランスで、メリットが多ければ転職する判断をして良い。
質疑応答⑦
谷口が回答
結論としては、「正直にお伝えしておくべき」です。
理由としては、「お伝えしなかった時のリスクがでかい」からです。
①入社できなくなる可能性があるだけでなく、転職活動そのものが大失敗になる可能性がある。
L リファレンスチェックでバレる可能性がある
L 納税額でバレる可能性がある
後からバレた時に、
1)第一志望の企業に内定もらった
2)他の内定企業を蹴りました
3)第一志望から内定取り消しになった
4)入社先がなくなって、働き口がなくなって1から転職活動を再開しなければならない
②大事なのは、休職期間中の活動
・休職した理由が明確か?
・再度同じことが起きてしまわないか?
・休職期間中に、どう自分自身と向き合ったのか?
正直に伝えつつも、休職した背景と再発防止策と、安心して私を取ってくださいとちゃんと言えれば、大きなディスアドバンテージにはならない。
質疑応答⑧
長畑さんが回答
まさに先ほど話したような【価値観が覆されるほどのインパクト】を受けて、変わり始めているんだと考えている。
ゴール設定に関してはGOAL-Bのコーチングで可能だが、より強い臨場感を掴むために色々な人の話を聞くのは良いと思っている。
話を聞いて「その会社で働いている自分」を想像できないことにはなかなか決断できないので、OB訪問等で実際に話を聞くことは有効。
谷口が回答
市場価値的に言うと、黄色信号チカチカしているイメージ。
24歳の3年目ということなので、まだ全然チャンスがある。
私もJTBから転職したのは、3年目の時。
普段の営業活動で他社でも通用する能力は必ずあるので、その棚卸しは私の仕事。
SPINやBFABなどを無意識的に行っていて、後藤さんが普段なんなくやっているものが実はキラリと光るものの可能性もある。
それを一緒に見つけていきましょう。
質疑応答⑨
長畑さんのご回答
今まで携わった会社が一社しかわからないから、他の会社が何をやっているのか知らない状態。
そこで働いている自分の姿が想像できるように臨場感を掴んで欲しい。色々な人の話を聞いて欲しい。
谷口の回答
実現可能性の話になる。転職市場上、不可能なことも中にはある。
パターンは2つある。
どうしてもその職種や業界に行きたいのであれば、可能性は0じゃない
①社長とコネクション作って寝技で入社させてもらう。
②やることが技術的なものが必要なのであれば、学校に通ってみたり、今回のようにデザイナーなのであれば、デザインのポートフォリオを作っていく必要がある。
そこまでやる自信がないのであれば、自分自身の優先順位の棚卸しをして、「報酬」「時間」「環境」「成長」など、軸を見つけて折衷案を探っていければと思います。
安慶名さんのご回答
少し観点が変わってくるが、やりたいことを仕事にして生きていくのは「わがままなことだ」と思っている。なのでそれで生きていく覚悟は大事。
自己投資をするべきだと思っている。
さっき谷口が言っていたような、直接twitterで千人にDM送ったりできる。
質疑応答⑩
谷口が回答
理由は単純で、
①日本は終身雇用の世の中。崩壊していると言われているが、実態として崩壊していないところばかり。
外資系の企業は短期で転職することが大前提での給与水準だったり、ハイヤリングの基準がある。
人事の評価として、良い人材を安く取って長く働いてもらうが人事担当のミッション。
良い人を取りたいというのは欧米でも日本でも同じKPI。
長く働いてもらいたいと言うのは日本ならではの考え方。
なので日本の企業は悪い意味で新陳代謝が起きないような制度になっている。長く働いてもらえるかどうかをどう判断するかというとその人の転職回数。
日本企業の場合は、最初はバイトでもできるような仕事から始まり、長く所属してもらって教育する教育プログラムを組まれていることが多い。長くいてもらってやっと費用対効果を回収できるのに、早く辞められる可能性があると回収できないから、転職回数多い人は取りたくない。というロジック。
外資系の採用の場合、転職前提だから、転職しても大丈夫なようなポジションにアサインされたり給与がフルコミッションだったりする。
なので外資系は即戦力が求められる。
逆に欧米系の企業はそもそも長く所属してもらおうとなんて思っていない。
もちろん長く働いてくれたら良いが、労働者に対して期待値がそこまで高くない。
以上書き起こしのレポートとなります!
こんな長いレポートを読んでくださってありがとうございました。
その場で話をしていた身としては、ちょっと言いすぎたかな?と思いつつ
結構インパクトを受けて、個別でDMをもらったり、相談してくれる人が殺到しておかげてこの1ヶ月は忙殺されておりました。
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