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資本主義と食の関わり

こんにちは。


何も不自由なく豊富に存在する
エネルギー溢れる地球の恵み



なぜ、人類は誰も望んではいない
遺伝子組み換えや農薬や肥料、
添加物だらけ食品を食べて
いるのでしょうか??




本日は、食べ物から学ぶ世界史

~自分も自然も壊さない経済とは?~
平賀 緑著
岩波ジュニア新書


からこのような食の世界になった
背景を垣間見たいと思います。


食べものから学ぶ世界史 人も自然も壊さない経済とは? (岩波ジュニア新書)

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902円

  



資本主義の背景 

200~300年前位から、人々は農村
から離れ都市の工場や商店、そして
企業で働くようになりました。



それまでは、田畑を耕し、種を撒き
作物を育て、家畜の世話をして、
収穫物を料理して食べ、その残骸や
糞尿を土に返して地力を保つ


そんな循環社会を作って暮らして
いました。



そのために自然に近い農村に住み
自分達の食べるもの、着るもの、
使う道具は自分達で作っていました。



かつては労働とはお金を稼ぐこと
ではなく、自分や家族が食べたり
使用したりするものを自分達で
作ることでした。



そのための資源は自分の田畑、借りた
土地、村で共同で使う野山や川や海など
の周りの自然環境だったのです。



自然環境という共同財産は生活し、
そこで生きていくために大変重要な
ものであり、ルールもしっかりと
守られていました。



みんなの財産であっても、もちろん誰も
が好き勝手に使えるという意味ではなく、



自然を利用させてもらいながら
子孫の代まで持続できるような働き
を自然に返していました。



例えば、土の力を回復するために堆肥
を入れたり、木を植えたり、魚を捕る
時期を時期や量を制限したり…


ところが今、自然環境はどこか遠くの
誰かの為のものという感覚になって
しまっています。



観光地だから、大切にするモノ?

その土地の希少な動物のために

守るべきモノ?




農村を離れ、自然からかけ離れた
生活や働き方をする事で、自力では
食べるものも、使うものも作れず、
共有財産もない...


そんな社会になっていきました。



だから、他者の土地や職場で決めら
れた仕事をして、賃金を受け取ると
いう賃労働をして、



そのお金で食べたり、着たり、
使ったりするものを買うために
お金というものが必要となって
いきました。



産業革命のころから始まった
新しい働き方です。



企業など他人が製造した「食べられる
商品=食品」は、市場で利潤を得る
ためだけに生産されるものでした。




生身の人間を相手に製造されるのでは
なく、どうやって利益を摂っていくか
が最優先になっていき、



今のような、砂糖、小麦、大豆の姿に
なりました。



そして農作物を原料とした売るための
「商品作物」は製造業、流通、小売業、
外食産業、商社に発展し、様々な企業や
産業が構成する資本主義の食料システム
が作られていったのです。



経済成長は何のため? 


儲けが自分のものにならなければ、
労力をつぎ込んで「商品」を生産
しようとは誰も思わないものです。



国のGDPは地球を破壊すること
でも、人の健康を害することでも
お金が動くことならOKです。


食品を過剰に生産し食べ過ぎれば
経済成長…

メタボでジムや病院に行けば
経済成長…

人や地球が不健康になればなるほど、
経済が発展する資本主義の経済システム


もっと売ろう!流行りのスイーツ、
名産品やご当地グルメ、人気アニメの
キャラクター商品を広告や雑誌で
煽り立て、健康や環境への配慮は
忘れられていきました。



環境に負荷のない美味しい野菜を育て
健康な暮らしをし、地球が喜ぶ
「四方よしの循環システム」は
全く経済成長に繋がらないシステム
とされました。



そして、都市から農村へ、国から海外へ、
先進国から途上国へとピラミッドの一番
下にいる貧しい人達からお金を吸い上げ
ていくシステムになって行きますが、
それも飽和状態になってきています。




そして、金融資産が実体経済を超えて
膨張したり、水道などの公共事業の
民営化や、データの商品化など様々な
社会問題が表面化されています。




そんな今だからこそ、この金だけ主義を
脱出するチャンスなのかもしれません。





現代の食の資本主義経済とは? 



農薬や肥料、遺伝子操作した種子を
使用したり、


大きな機械を石油で動かし、
大豆やトウモロコシなど
一つの作物を大量に栽培する
単一栽培をして土を弱らせる。


「動物工場」と呼ばれる狭い
日も当たらず、風も入らない
空間に押し込められ、短い生涯
で肉や乳製品、卵や羽毛が
大量に生産される。



そして、



食品生産のために、石油や化学薬品、
プラスチックやエネルギーを大量に
使われ、


大量の糞尿やメタンガス、二酸化炭素
を地球に排出しています。



そして、病気でもないのに家畜に抗生物質
を使いすぎて、薬の効かない耐性菌が
出てきたり、次々と色々な大病が発生し、
その度に大量の生命が無駄に廃棄されています。





食べ過ぎや肥満が原因で癌や心臓病、脳梗塞
で苦しんだり、命を落とされる方も多い。



途上国で肉や油の需要増加は経済発展
のために必要でしょうか?



2050年までに世界人口が90億人に
増えると言われる中、農業生産はより
拡大されようとしています。



食べ物が商品となり、資本主義経済の
仕組みに飲み込まれたことで



自然の恵みである農や生命の糧であるはずの
食が地球も人も不健康にしてしまった。





一人でも、そんな社会の不思議に
気が付いて欲しい。


そして、昔々に当たり前にしていた
「四方よしの循環システム」を
取り戻していこう…




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