プロジェクトが炎上しているのになぜ評価されるのか
前職でチームメンバにこんなことを聞かれたことがあります。
「XXさん(別チームのマネージャ)は、炎上プロジェクトをやっているのに昇進するのはおかしいと思います。私は納得がいきません。」
なるほど、なるほど。成果を出していないのになぜ評価されるのか?という至極当然の疑問だと思います。
当時の私が応えた理由は、
「チャレンジしたから」
でした。
炎上した理由が、プロジェクトマネージャやチームメンバーが理由というよりも、「プロジェクト自体の叶えたいゴールや実現アプローチの難易度が高く、クライアントおよび我々含めてチャレンジが必要だった」ということです。
これは、「チャレンジした人に対して賞賛する」という会社の文化が大きく影響していると思います。
「失敗しても問題ない!」と言葉でも言いつつ、仕事で失敗を許さない、1回失敗したら二度とチャンスを与えない、評価しない・・・こんな会社だと誰もチャレンジしようとしないですよね。
また、このケースではプロジェクトそのものは炎上かもしれませんが、そのナレッジは自社として今後のビジネスにおいて貴重な財産となりますし、クライアントにとっても誰もまだ実現していないビジネスをいち早く提供できるという意味でWin-Winだったりします。
プロジェクト単体でとらえるのではなく、組織全体、今だけじゃなく将来を見据えて考えた結果、評価されるべき仕事をしっかりやりきったということだと思います。
失敗が評価される、再びチャレンジできる文化って素敵ですね。
本日は以上です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?