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会社員として“中・長期的に勝ち残る人”の特徴は?

会社員として、中・長期的に大きな成功をしている人たちをお伝えします。

みなさんは、自身が持っている知識や情報などを他人から教えてほしいと言われたら、快く全てを開示することはできますか。

人それぞれ答えが違うと思います。 

人には自身が持っている知識や情報などを“独占する思考”の持ち主と“共有する思考”持ち主がいます。

では、“独占する思考”と“共有する思考”のどちらが中・長期的にみると、失敗する傾向が強いと思いますか?

答えは、“独占する思考”の持ち主です。

一方で中・長期に勝ち残る人は、“共有する思考”の持ち主です。

自身が持っている知識や情報などを共有するということは、ギブ・アンド・テイクの「ギブ」が必要です。
しかしながら、「ギブ」ばかりをするのは難しいと私は感じています。

他業界の人や同業他社の人、自社の同僚にみなさん自身が苦労して調べた情報や作成した資料を提供すること、言いかえると「ギブ」をすることに対して、抵抗感を感じる人も多くいます。

その理由を聞いてみると「何の見返りも期待できない段階で、自分からギブすれば、単なる“与え損”になってしまう」のではないかと考える人が多くいました。

私自身も、取引先の人に「ギブ」をして裏切られたことも多くあります。
私が「ギブ」を続けることを選択したからには、いつか変化をもたらすことができると信じて「ギブ」を続けたこともありました。
しかしながら、結果としては無駄な時間になりました。

人から知識や情報だけを抜き出そうとする人も多いため、注意が必要です。

著書も多い組織心理学者アダム・グラント氏が行った調査結果で面白いものがあります。

「ギブする人=ギバー」、「テイクする人=テイカー」と名付け、 その調査の中で、中長期的に大きな成功を収めている人は圧倒的にギバーが多いことを彼は明らかにしています。

短期的には確かに「テイカー」が評価を獲得するときもありますが、中長期的には「ギバー」に劣ることがわかりました。

100m走を走るなら「テイカー」が有利だが、マラソンを走るなら「ギバー」が有利といえます。
1年だけしかこの仕事をしないなら、人からどんなに疎まれ、恨まれようが「テイカー」で行く人もいるかもしれません。

しかし、ほとんどの仕事が、短期間で成就できる仕事ではないですよね。

特に若手の場合は、どんどん情報や自分がしようとすることなどは他者に提供し、他者から様々な“フィードバック”がもらう(他者の知恵をもらう)ことが大切です。

“フィードバック”をもらうことも会社員にとっては非常に重要な能力かもしれません。

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