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SeraWiz

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セラちゃんの黒ウィズもろもろ感想まとめ。
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2021年8月の記事一覧

黄昏をゆくもの

【黒ウィズ】恒例の“黒ウィズゴールデンアワード”がやってきた!『黒ウィズ』の“これまで”と“これから”を聞いたスタッフインタビューもお届け【ファミ通App連載企画:第34回】 https://app.famitsu.com/20210825_1836971/ 割とギルティだと思った。 ストーリーを書き終えていないのにアニメーションを先に発注したことについて。 いやそれは確かに納期やらなんやらの関係で仕方ないと言えばそうなのかもしれないし、 業界的にはそりゃ結末ありきのスト

エリア14のはなし

*ネタバレしかない* * * * * * 申し訳ないんだけど、本当に申し訳ないのだけど、物足りなかった。 今後の先行きが不安なのも、このエリア14に満足できなかったことが大きいかもしれない。 確かに、素晴らしく盛り上がったとは思う。 特に最序盤のメアレスステージの盛り上がりは異常だった。 かゆいところに手が届くというか。うまく誘導してくれて、そしてその先でうまくぶっ刺してくれて。 すごく満足のいく内容だった。ステージ1は。 いや、2も3もその後も、とても素晴ら

ARES THE VANGUARD RAGNAROK -終焉-

そんなわけであればん終わったんですけど、割合欲求不満です。もんもん。 丁寧だし粗もない、まさに優等生なんだけど、わたしがみたかったのはもっと物理で貫き通す泥臭さだったんだなあと思った。 全てが綺麗よ。よくも悪くもそれに尽きる。 用語の説明とかはすごくすごく丁寧で、なんならくどいくらいに分かりやすく説明してくれた。これはソシャゲだから仕方ないしそうするべきなんだろうけど、ある程度読める層からすれば先の展開を予想できてしまったり衝撃が薄れたりするので、もうちょっと濁すところがあ

サマーコレクション2021

ミホロさんの話もミリィの話もとても良かった。 良い話っていうのは、心がつかまれてハッとする場面があるかどうかだと思っている。 それは気付きに似ている。 加齢や成長で評価が厳しくなるのは、それだけ気付きの経験が多く、大体は既出になってしまうから。 まあそれなりに歳を重ねているので、毎回厳しい感想になりがちなのだけど。 それでもそれを突破して刺してくるパターンは、登場人物の気付きが自身の経験と共鳴する場合であることが多い。 ミホロさんは、正直今までパッとしなかった。薄ぼんやり

超魔道列伝UUG

なんというか、なんだろう、ハンバーガーにパクチーが入ってた気分!パクチー食べたことないけど! 雰囲気は悪くなかったし、読めるんだけど、違和感のある展開と言動が延々と続いていくから今までのは何だったの感がすごい。 特にアリエッタとエリス。オカアサンになったことなどわすれている。何なら演技に違和感があったのはそういう言動への抵抗かと邪推する程度には振り出しに戻っていた。 エリスはエッタと少しずつ築いた絆と信頼関係が綺麗さっぱり失われていた。また胃薬飲むぞ。 イーニアもソフィ

魔轟三鉄傑8

魔轟をやっと読み終わった。たぶん。 これは後日読み直すかも、と思うくらいには睡眠学習だった。あかん。 わたしは筋が通ってれば肯定的に捉えてしまう方なので、実は魔轟とめちゃめちゃ相性悪いんですよね。 そういう考え方もあるよね、みたいな。 だから魔轟読むとロナウド状態に陥るのよね。 理不尽ギャグの皮を被ってはいても、全然理不尽に感じられないというか。ぶっとんではいるけれど。 リエンさんがかわいいし、ダムザさんのやさしさも好きなんだけど、ギャグとして見れない。 割とガチで頑張れ

Birth Of New Order3

まずBONO3において一番大きな肩透かしは、満を持してサザが登場したが大したことなかった点である。 1や2で至れなかった到達点に至るための鍵としては、あまりにも弱い。 あれだけサザがいれば、という話を出しておきながら、そこまでサンクチュアサイドのバックボーン足りえる描写がなかった。 有り体に言ってしまえば、最初から最後までふざけていただけにしか見えなかった。 そして、なぜこの人が団長なんだろうか、と疑問を抱き続けた。 確かに戦闘での見せ場はないこともなかった。 しかしまず初

覇眼戦線5

◆はじめに はじめに断っておくが、これは個人の意見であり書かれている内容はすべてそれに基づくものなので、実際の組織や人物について断ずるものでないことを了承されたい。 文体の都合上、敬称は基本略させてもらった。 とても偉そうなのはいつものことなのでこの場を借りて土下座します。 ◆つまらなさに見る無意識の悪意 冒涜だと思った。 黒猫のウィズというゲームが今まで培ってきたもの。 黒猫のウィズや覇眼戦線に関連するキャラクターやこれまでのストーリーを大切に思っているユーザー。

神都ピカレスク3

ピカレ終わった!だいぶ寄せてきたな。 名前が着くことは、やはりその個に色を着けてしまう。良くも悪くも。 底知れない「名前の無かった」彼らが、自らそれを自分の名前と認め肯定的に生きていく様子は、わたしにはさびしいものに思えた。 すごく明確で明瞭に分かりやすく説明してもらって、全く破綻はないのだけど、だからこそ違和感を持ったというか。破綻者の論理は破綻していてほしいという、わたしの願望なのかもしれない。 初代ラビリンスBGMのような、底知れない闇を内に秘めていたはずの彼らが

アンダーナイトテイル2

終わっ……た……? 不安になるのは最終盤の展開でなく、空をつかむような話だったように感じた。 映画館で見る、映画の宣伝のような。 展開それなりに押さえているし(その映画の)良いところもみせるけど決して本編ではないというアレ。 終始薄かった。さーーっと読み流した、してしまったというか。熱を入れられる箇所が無かった。 地の文がとても少ないから、セリフだけで進んで展開が掴みにくい。 でもおかげでおかしく感じる箇所は減ったと思う! 全体の文量減らして違和感減らすとかなかなか無い。

8th Anniversary

エニグマやべえな……メタで見てしまう……… これは完全にユーザーのわがままで欲だけど、「チェリーさん」にはずっとここでエニグマしてほしかったし、しばらくはこの星系を見てくれるとしても、もう別れが確定しているのがなあ…… 好きなんですよ。必要なんですよ。いてほしいんですよ。 ああ……ここでぶっこんでくるとはなあ…本当に…… チェリーさん以外に誰ができるんですかっていうのありすぎるんだ………… いやー、なんで周年でエニグマ?しかも割とメイン?と思ってたけど……納得だわ……ち

バレンタイン2021

バレンタイン完成度極めて高いですなー いいっすねえ エニィ編は待望のエピローグよね。しあわせな後日談。 やっぱりいろいろあったあとの平穏というのは尊い。 セシーリア編も序盤は眠くなる感じだったけど、気付いたらペースに引き込まれてるのが本当に巧みよね。 ツクヨ編もそうで、序盤はゆったりなのにいつのまにかはまってしまってる。 心情とか展開の描写が必要且つ過不足なく配置されているから、すんなり入り込める。 ゴショガワラはそもそも魅力的な怪人サイド……つまり大人の話で、なんとも

フェアリーコード4

フェアコは割と2章くらいからぶちこんでくるので言葉少なになるね。 フェアコとりあえず完結、といって良いと思うのだけど、うーむ。全体を通してポップでカジュアルなのがいまいちキラータイトルになりきれないところよね。いや、充分キラーなんですけどね。 黒ウィズ民のメアレス信仰の世代交代とか新陳代謝の役割を果たす可能性があったはずなのに、至らなかった。 とても贅沢なことを言っているのは承知なのですが。 文章も素晴らしい、展開も悪くない。 でも胸が痛くなることはあっても、心を震わせな

エステレラ4

合わなかった。とても合わなかった。合わなかった…………… 表層はきれいよ、でも少し下に血肉がない。 極端に言えばベクトル的には覇眼と同じ感じ。 解釈違いといえばそれまでだけど、否だからこそ受け入れがたい。 ティシアのくだりがめちゃめちゃキツかった。 リアラ推しなのもあるけど、その題材でリアラにフォーカスが当たらない上、閉じ込めたりおばさん呼ばわりしたり散々な扱い。邪気のせいで云々って思ってる割にひどくない?と思う。 せっかくの家族の絆とか、感動ポイントがあったはずなのに