【読生感想文】 かかし 【ロバート・ウェストール】
これすげええぇえぇえぇええ笑笑
1981年にカーネギー賞受賞。
イギリスの児童文学だそうなんやけど、、、
これ、児童書なん?笑
主人公の13歳の心理描写がめっちゃ細かい。
いやまぁ、思春期の頃って確かに、
現実とそうでないものがごっちゃになるんよな。
憎しみの対象とそのストレスの発散方法がぐっちゃぐちゃ笑
非論理的で客観的にはわけがわからんのやけど、
本人は急に冷静に公正に事実を受け止めたりする。
ちょっと優しくされたとか、
見え方が変わったってだけで、
行動までくるくる変わっちゃう笑
その心理描写の描き方がまぁすごい笑笑
父親は戦死。
母親は再婚したがる。
妹は継父になつく。
実の父親の大切な思い出も品もある。
誰もが亡くなった父を遠ざける。
主人公の気持ちを家族が遠ざける。
孤独に追い詰められる。
主人公の心の声が大部分を占める本書だけど、
悪口皮肉レッテル貼りのオンパレードがもうよさこい祭り状態笑
ホラーっちゃホラーなんやけど、
リアル過ぎてゾッとする作品でした笑
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