ビール🍺のコストと4€オジサンの話
なかなかハードな山を越えて
小さな町にたどり着いた。
なんとか今夜のベッドは確保できたけど
ドミトリーは体臭強めのオッサンのかほりが充満してて具合悪くなりそうだったので
荷物置いてすぐ外のカフェに避難することに。
ドイツ人の営業マン
さっきの山でしばらく一緒に歩いてたドイツ人。
他のカミーノ仲間も一緒だったけど、彼らはタフ!先の街まで行くというのでまたね!って言ってバイバイした。
そのドイツ人と道端であったので一緒にビールを飲んでおしゃべりすることに。
190㎝以上あるこのおじさんはもうすぐ還暦で、長年営業職しかやってこなかったと。
ドイツで有名なコメディアンが書いたカミーノの本を読んで、ちょっとキャリアについて考えたくて来たって。
しばらく仕事の話をするなどした。
4€のビール
山のふもとの村の
おそらく1番景色いいところにあるテラス。
美味しくレモンビールを飲んでいると
おじさんが「このビール高すぎる!4€だぞ?」って。
「んーまぁここ景色いいしね」
「にしたって4€は高い!」
「じゃあ水道水でも飲んでろや!」が喉元までせり上がってきたけど深呼吸して飲み込む。
(超偉い)
レモンビール美味しく飲んでるんだから
オッサンのクソみたいな愚痴なんぞききたくない!
見積書作るとしたら?
4€オジサンがあまりにもしつこいので
「見積書想像してみ?」
「見積書?」
「そう。仕事で使うでしょ?
このビールの原価はおそらく0.5€しない
人件費を1€とする
諸経費0.5€として
絶景特別料金が1€
ここは山の麓だから輸送費1€
4€は妥当じゃない?」
「フジコ…いますぐにでも営業マンになれるよ!」
やかましいわ!
こちとら長年ややこしいオッサン相手に営業してきたっつーの!なめんなよ!
やかましいわオッサン
ビール飲み終わって
じゃあねー。って言ってたところで
「夕食も一緒にどうだい?」
って。
やかましいわオッサン!
絶景カフェで飲む4€のビールでウダウダ言うオッサンと夕食なんか食いたくないしもちろんサクッとお断りだよ(ニコ)
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