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【ES:84, 68, 81】合格者独自の勉強法/正解法(エンベデッドシステムスペシャリストの勉強法)

割引あり

このNoteには、私がエンベデッドシステムスペシャリスト(ES)に合格した時のテキストと学習履歴をまとめました。

残念ながら「たった1ヶ月で」「最速で」合格する方法はありません。「絶対に合格したい!」なら、このNoteに書かれた勉強法の実践をしてみてください。

1冊の本と、期間は3ヶ月準備してください。


1年に1回しかない試験、7,500円+書籍代、そして勉強時間と休日を潰しての受験。しっかり対策しないなんて「私には」あり得ません。

今までIパス, FE, AP, SC(情報安全確保支援士)では、「テキスト読み→過去問演習」「過去問演習→テキスト読み」のどちかの勉強で合格してきたと思います。

しかしESは違います。

ESは高度資格の中でも最も「技術的に深い知識」が必要な資格です。電子回路や機械工学にまで踏み込んでいきます。


またデスペと同じで年に1回なので、過去問を大事に実力を堅実に引き上げていかねば、「もう過去問がない」状態になってしまいます。

1年に1回しかない試験、7,500円+書籍代、そして勉強時間と休日を潰しての受験。しっかり対策しないなんて「私には」あり得ません。

このNoteには、3ヶ月で、たった1冊の対策本での学習法をまとめました。


ESには2つの関門があります。

  • 学習の関門:AMII

  • 合格の関門:PMI

私のIT専門学校でも以上のように感じる学生さんは多いです。

SC→DB→NWと合格してきた優秀な学生さんでも、電子回路やハードウェアが絡むので難しく感じちゃうようです。

たしかにマイコンなどの制作経験がないと難しい面はあります。

しかし、ESはITエンジニアさんも受験しますが、ITエンジニアを目指す方も受験します。出題側も「しっかり理解していれば合格できる」ように工夫してくれています。

このNoteに、私の合格経験に基づいた「しっかりした理解」する手法をまとめましのたで、是非参考にして下さい。

それでは始めましょう!





「重点対策」1冊で薦めます


エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)でお世話になったテキスト本は「重点対策」です。




「重点本」の3つのメリット


以下3つのうち、どれかに当てはまるなら「重点本」がお薦めです。

  • 過去問の解説が欲しい方

  • 朝活や昼活をしたい方

  • テーマ別に短期集中で強化したい方


私はIP, FEは「栢木本」、AP, SCは合格教本でしたが、NWとESでは「重点対策」のお世話になり始めました。

高度資格は午後問題対策がとても面倒ですよね。

APまでは午後問題はテキストなしで、過去問演習だけで合格できました。しかし高度問題は、時間も難易度も桁違いです。

PMIで90分、PMIIで120分と長時間ですし、テーマも色々。SCの時は自力でジャンル分析をして、解く優先順位を決めたので大変でした。

重点本は、過去問を分割し、テーマ別にまとめてくれているので大変便利です。

  • 過去問の「丁寧な解説」がある
    →解説が欲しい方向け

  • 過去問の一部を15~20分の「短時間で演習」できる
    →朝活や昼活をしたい方向け

  • テーマ別に「集中して学習」できる
    →短期集中で強化したい方向け

などのメリットがあります。私は「テーマ別に強化したい」にバチっと当てはまりました。

また重点本の後に、フル過去問を解くと「あ、これは重点本でやったとこだ」と定着を確認でき、「ここはやったことないとこだ」と初見解きと混合できます。

過去問演習がさっぱりできなくて挫折感を味わずに済みます。

APや他資格の午後問題は、最初は全然解けなくてかなりダメージを喰らっちゃいますよね。重点本があれば、力をつけるまでの序盤を支えてもらえます。




書籍購入は中古本がお薦め


重点本は2年以上前の版がお薦めです。

なぜなら、最新問題の解説が載っていないから。不安に思うかもしれませんが、私は最新問題は試験前2週間に解いて模擬試験にしたいです。

重点本での学習は「手加減された過去問演習」。最新問題に触れてしまって、答えを覚えてしまっては模擬試験ができません。

2年以上前の本は中古価格がかなり安くなります。


以下がamazonでの中古価格です(2024/05/22)。私は第5版(2019年発行)を買います。


メルカリは出品状態によりますが、400~2,700円でありました。

>メルカリでの検索結果

1つ昔の第5版は1,000円前後だったので、amazonの方が安いです。

最新の2023-2024版は2,500円なのでamazonより安いですが、1つしか出品されていませんでした。かなり前からチェックしておく必要がありそうです。

なお、メルカリを初めて使う場合は、500円クーポンもあるので、良かったら使ってください。

招待コード:UCQPZC
※登録時に500円ポイントが付与されます。
※あなたにも私にも個人情報は知られないので安心して使ってください。




AMII対策(3ヶ月前~)


AMIIの過去問演習とテキスト読みを同時に進めます。

重点本と過去問の2段階を1ヶ月間で行います。


まずは、重点本でのAMII対策。

テーマ別に8章あり、代表的な問題4~5問を題材に、丁寧な解説から背景となる基礎知識を得ていきます。「テキスト読み→過去問」派の方でも「過去問→テキスト」派の方の両方に合う中間的な方式です。

重点本のAMII(第二部)を2週間で読了します。


次は、フル過去問でのAMII対策。

2つの注意点最新過去問は解かない」「1問1問深く復習する」を解説します。AMII過去問演習は1~2週間で終えます。


以上を通して、試験3ヶ月前からの1ヶ月間で、初見点数65点以上が取れるようになります。




重点本は「代表問題から学ぶ」方式


今までの資格対策では、「テキスト読み → 過去問演習」か「過去問演習 → テキスト読み」のどちらかだったのではないでしょうか。

「重点本のAMII対策」はちょうど中間のポジション。「代表的な問題 → 解説で基礎知識」です。


AMII対策は重点本の「第二部」。全8章からなり、テーマごとに学習します。

代表的な問題を4~5問ばーんを見て、詳しい解説で基礎知識を得ていく演習型。

演習型なので「問題に必要な知識だ」と実感し易いので、途中挫折するリスクを低くできるのがメリットです。

例えば、私は電験3級を挫折したことがあります。

理論抜きに公式ばかりの羅列で「知識→問題演習」派の私にはキツかったです。

とはいえ電気工学の教科書から入るにはテーマは多岐。数学・電子回路・機械工学からの理解は、現実的ではありませんでした。私に向いていない資格で、私に向いていないテキストだったと思います。

重点本は、代表的な問題が解けるようになる実感が沸き、詳しい解決で背景の基礎知識も習得できます。「過去問演習 → テキスト読み」派の方は、普段通りに近り勉強法ですね。

一方、「テキスト読み → 過去問演習」派の私も納得です。

代表的な問題からですが丁寧な解説があるので。「なるほど、こんな教え方もあるのか」と先生として目からウロコでした。




重点本を進めるペース「2週間以内に読了」


第二部は、33~191の159ページもありますが、図解が多く意外とすんなり読めます。私は1日に15~40ページは進みました。

  • 全8章 × 4~5問 = 32~40問
    → 1~2週間でできる量

  • 159ページ ÷ 32~40問 = 5~4頁/問
    →テンポ良く読める量

  • 159ページ ÷ 15~40ページ/日 = 10~4日
    → 過去問演習にスムーズ

1日3問~8問なので、朝礼前の15分や昼休み、少し夜活をするぐらい。2週間以内には第二部を終わらせて、フル過去問の演習に入れます。




過去問演習「最新問題を抜く」


重点本の第二部を読了したら、次はAMII過去問に挑戦します。

ただし最新問題1回は抜きましょう。試験前1ヵ月前~2週間目に模擬試験として使いたいので。

例えば、2024年受験なら、2023年を抜き。2022年→2021年→2020年のように解きます。

最初は40点で当たり前。

しかし流用問題もあり、復習で知識が定着すれば、60~75点が取れるようになります。

ESを目指す方は、APは勿論、他の高度も持っている頭の良い方です。必ず点数は上がるので、恐れずに進めてください。

4~5回解いて初見で60~70点取れるようになったら、最新の過去問を解いて締めです。




AMIIの1周目は「1問ずつ復習」


ESのAMII1周目は、「1問1問がっつり復習」をお薦めします。

SC, DBのAMIIでは、1頁に答案と復習をまとめて、2~3周することを薦めてきました。

しかし、ESのAMII1周目はたくさん間違えますし、1問の背景知識も奥深いです。なかなか1頁には収まりません。1問ずつしっかりと書いて復習しましょう。

なお、学習効率を上げるために

  • 「理解している問題の問番号」を横線で消し

  • 「分からないで勘で答えた問題」に?マークを付ける

などすると、復習で眺めるべき問題が絞られ、見返しも捗ります。


ESのAMIIは出題傾向がハードウェアに偏っており、機械工学や電子工学の奥深い知識が必要になります。

例えば論理回路。

APまでは論理回路だけの回路図で済んでいましたよね。しかしESでは、論理回路に流す電圧の変化や、電子回路(等価回路)まで理解が必要です。

1周目はなかなか点数が上がりにくいですが、3~4回解くうちに60~75は取れるようになります。

2周目は、受験2ヶ月前にするので、「ひとまず60点以上取ればOK」と割り切って大丈夫です。




まとめ | 「試験2ヶ月前まで」に完了すべきこと


目標は3点です。

  • 重点本の第二部の読了

  • 過去問3~5回の1周目の解き&復習の完了

  • 初見得点が65点以上(できれば75点)

以上を満たせられるのであれば、テキスト読みと問題演習の順番、演習する過去問の数は自由に変えて大丈夫です。挫折せずしっかり乗り切ってくださいね。


「受験2ヶ月前」までには完了してください。

受験3ヶ月前から始める方は、しっかり夜活と休日を確保して、勉強を進めてください。

4ヶ月や半年前から始めた余裕がある方は、朝活・昼活で毎日10~40分の確保から気軽に始めてみてくださいね。ただし、忘れないように復習は適宜眺めてくださいね。




AMIIの2周目は従来の「1ページ演習」


受験2ヶ月前は、AMIIの2周目演習とPMIの対策を同時に行います。

次の「重点本によるPMI対策」も同時にするので、一緒に読んでくださいね。むしろPMI対策がメインで、AMII2周目は空き時間や短期間集中でする肌感です。


AMIIの2周目は、「忘れていないかチェック」「理解が定着したかチェック」が目的。

いつもの通りに「1頁にまとめる問題演習」をします。

1周目と同じぐらいの点数か、高い点数が取れているなら問題ありません。

また1周目で解いていない古めの過去問で「初見力」を確認しても良いですね。




NOTE購入のご案内


ここまで読んで頂きありがとうございます。

重点本の有効性と学習のコツが、AMIIについては分かって頂けたと思います。ひとまずここまですれば第一関門突破です。

ここからは第二関門。PMI対策になります。


高度資格は、PMIが一番の難関です。

  • 40分以内の「高速」で解く

  • 「得点できる問題」を選ぶ

見直しやマーク作業も含めて、時間内に埋めねばどんどん合格ラインから遠ざかります。ましてや、問題の選び直しをしたらほぼ詰みです。

PMIで不合格になる学生さんが多いです。私もPMIが一番低い点数になります。

  • SC:92, 86, 97点

  • NW:80, 70, 79点

  • DB:80, 70, 84点

一方でPMIIは難しいですが時間切れにはなりません(デスペDB以外)。

量はPMIを3個分で、区切りも明確。しっかり解き積み上げれば合格点に届きます。


申し訳ありません。

ここからの内容は、書籍を購入する「本気」の方にしか役に立ちません。

私は、DBは一度不合格になりましたが、SC, NW, ESは全て一発合格です。勿論IP(970点)、FE(80点)、AP(70点)も全て一発合格。もちろん独学です。

「本気の方」だけ、ご購入を検討してください。


今一度ご理解ください。

不合格になったら、7,500円+書籍+時間が無駄になる「だけ」ですか?

不合格になったら、「一年後」に受験し直しますか?

学習した大量の知識を忘れずに1年キープできますか?

何より、演習できる「初見」の過去問がなくなることに気づいてますか?


NWのPMIの時、後ろの男性がつぶやきました。「ミスった…」と。

合格したと思いますか?
受験番号は私の次です。

ちなみに半年後のDBでも同じ教室にいらっしゃいました。その後は見ていません。なぜなら私は合格したので知らないんです。

SCの昼休み。AMIIの答え合わせをゲラッゲラしている学生さんたちがいました。私は部屋を出て階段で見直しをしました。

私はIT専門学校の先生ですが、学生さんは良いですよね。社会に出たことないから、自分の人生がどう変わるか気づけないんです。

高校までに「留年」なんて実際ないから、分からないんですよ。

人生が遅れるってことが実際に起こることを。

ESは、自分の人生を変える
「一年にたった一回の分岐点」ですよね?

不合格になったら
「社会人の留年」って分かってます

だから「本気」なんです。


あなたの人生です。

エンベデッドシステムスペシャリスト

合格しますか?

それとも
「社会人の留年」しますか

あなたの人生の分岐点はここです。



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