横浜中華街 ラーメン&チャーハン 4 京華樓 蓬莱閣 清香園
前回、その3 では順海閣、一楽、茘香尊さんをご紹介しました。
今回は京華樓 蓬莱閣 清香園さん。
ラーメンとチャーハンは誰からも愛され続けている慣れ親しんだ味。
お店によって工夫を凝らした数多くのメニューが用意されています。
お得な「ラーメン&チャーハン」のセットメニューも楽しみ。
中華街ならではのレアなメニューも。
きっと、あなた好みの味が見つかるはず。
知らない料理を体験できる楽しみと種類が多い中華の知見が深まります。
京華樓 刀削麵セット
京華樓は四川料理のお店で関帝廟通りの中央に位置する本館、中華街大通り沿い善隣門手前の大通店と中華街に2店舗。
横浜駅近くの鶴屋町店もあり計3店舗。
上海や山西省の本場中国人シェフが作る本格的料理が人気で多くのお客様から支持を得ています。リピーター多し。
元々中華街で中華食材専門店として始まり現在料理店として営業しているお店なので、本場のシェフが必要と思う多彩な香辛料や食材が調達可能。
前回は名物の四川麻婆豆腐を頂きましたので、今日は刀削麵セット。
このセット、まず半刀削麺を選びます。
牛バラ、タンタン、チャーシューの3種類。
ここは四川料理の店、牛バラは唐辛子マーク1本、タンタンは唐辛子マーク2つ、チャーシューはマーク無し
この案内はありがたい。
こちらの四川麻婆豆腐は唐辛子マーク3つ。
そして次にもう一品。
半チャーハンの他、小籠包3個、焼売3個からひとつ選びます。
私は牛バラの刀削麺と半チャーハン。
タンタンは唐辛子マーク2つ。安全策でマーク1つの牛バラに。
この組み合わせに杏仁豆腐が付いて税込1,210円。
ハーフサイズなので残す心配もなく安心。
比較的すいていて、奥の一人に便利なカウンター席もすぐに座れました。
オーダーして10分少々で料理は到着、スムーズな展開は気持ちがいいもの。
まずは刀削麺。マーク同様赤いのが一本丸ごと見えますね。刺激的。
牛バラも大きい、堂々と二つ鎮座。
青梗菜の緑も映えます。
刀削麺ですが、かなり太目。
教科書通り太い部分と細い部分と厚みがある
部分など手作り感満載。
刀削麺は中国内陸部の山西省が発祥の麺
生地を刃で削って麺の形にするので刀削麺。
生地の塊から削られた麺が大鍋に
放り込まれる映像をご覧になられた方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
熟練された職人技です。
日本人にとって太麺はうどんやきしめん
ほうとうなど親しみがある麺料理です。
こちらの刀削麵はもちもち、食感はもちろん歯ごたえ、のど越しもよく麵好きにはたまらない食感です。
スープはあっさり出汁が効いた麺本来の味をじゃましない絶妙な塩加減とピリ辛がいい感じで拡がります。
牛バラの味にパンチ力が加わり満足度UPの牛バラ刀削麺でした。
ハーフサイズとは言え、かなりのボリューム感でお腹はいっぱい。
チャーハンはしっかりとバリエーションに富んだ具が盛り込まれており小さく切られたエビが全体の味のバランスを整える役割を果たしています。
味つけも薄味で麺と一緒に食べてもしつこくないお味。残さず食べられました。
最後は杏仁豆腐でお口の中もサッパリ。
ごちそうさまでした。
この刀削麺なら自己主張が強い辛口の四川麻婆豆腐に負けない気がします。
辛いものと麺が好きな方には「麻婆豆腐刀削麺」この組み合わせ最強かも。
↓↓所在地等お店の情報は過去記事から
蓬莱閣 サンラータン麵
上海路と関帝廟通りの交差する角、大きな餃子のオブジェが蓬莱閣の目印。
入口横の「王」おばあちゃんのポスターと共に、この店の餃子へのこだわりと人気が伝わってきます。
歴史も古く創業は1959年、3代続く老舗。
お店の看板も年を経ていい味わいです。
赤は少しくすんだくらいの方が落ち着きがあっていいですね。
昔風で肩の力が抜ける感じですが、今の時代には向いてるかも。
大きなもっちり餃子が人気、池波正太郎さんが訪れたお店として「その13」で紹介させて頂いた蓬莱閣さん。
今日は麺、酸辣湯麵をオーダーします。
その名もサンラータン、スーラータンとも呼んでいますね。
酸味を効かせた辛いラーメン、最近はポピュラーなラーメンになりました。
とろみのあるスープに溶き卵、ラー油がイメージだと思います。
蓬莱閣さんのサンラータンはご覧のとおり、ちょっと違います。
胡椒の蓋が外れて、間違って多くかかってしまったわけではありませんよ。
これで正解なんです。
この黒コショウの量に最初はビックリ。
これ、見た目ほど辛くないから不思議。
お店の人に特別な胡椒を使っているんですか?と尋ねたくらいです。
「普通の胡椒ですよと」微笑み返しされてしまいました。
お味の方は適度な辛みがあり、酸味は強めです。これお箸が進むんですよ。
平打ちストレート麺に、とろみのある旨味たっぷりのスープが絡みます。
麺のゆで加減は私好みのやわらかめ、辛さはあとから黒胡椒がやさしく追いかけてくる。
具材もしいたけ、タケノコ、鶏肉がいい感じでスープにからんできます。
今まで数多く食べてきたサンラータン
一番酸っぱかったけど、一番おいしかった。
なんだかお酢で健康になった気分、元気も湧いてきました。
↓↓所在地等お店の情報は過去記事から
清香園 五目チャーハン
大通りから中山路に入り関帝廟方面へ歩いてすぐ左側に黄色い看板。赤の清香園の文字が輝き、メニューパネルが並びます。
手書きのランチメニューボードは必見。
1階はテーブル席、円卓もあります。
2階はパーティーでも使える全て円卓の80名着席宴会可能なスペース。
個室も2ヵ所あり商談にも使えます。
店内は広々と清潔感溢れる造りでテーブル間もゆったり。
魅力あふれる定食ランチも沢山あるのですが、今日はチャーハン。
清香園さんのチャーハンは4種類あります。
カニ肉入りレタスチャーハン
カニ肉チャーハン
エビチャーハン
そして本日注文する五目チャーハン。
ゆっくりポットのお茶でも飲みながら到着を待ちましょう。
やはりお茶はポットがいいですね。
結構混んでいましたが、オーダーして10分くらいで五目チャーハンの登場。
まず、目に入ったのが大ぶりのエビちゃん。
パラパラ感も食欲をそそります。
具材のチャーシューとネギもたっぷり。
一言、おいしい。
口に含むとほのかに紹興酒の香りも。
軽めに揚げられたエビは予想通りプリプリ。
チャーハンたのむとスプーンが出てくるお店が多い中レンゲが出てくるのも合格。
岩のり入り玉子スープがあと引くおいしさ
はなから抜ける潮風、たまりません。
お店もきれいですし、味は薄味でお上品、バランスも良し。
塩味でごまかすことなく、素材と調理で勝負といった方がいいのかも。
オーナーシェフの気迫が。
他の料理も食べたくなるお店ですね。
↓↓所在地等お店の情報は過去記事から
⇩おすすめランチまとめはこちら
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