蛇7年 大蛇軍→蛮領貌瑛攻略戦
大蛇国は蛇2年に蛮国により大規模な侵攻を受け、貌瑛の地を失ってしまった。その際、総大将を務めていたのは鎖蛇将軍であった。その際、蛮軍を撃退するまで後一歩まで追い詰めたが、趙燕軍による援軍が蛮軍と合流したため、鎖蛇軍は撤退した。
鎖蛇は帰国後、この責を咎められ、暫くの期間総大将の任を解かれた。
しかし、その後も大蛇国は趙燕国や蛮国と比べて圧倒的に武力で劣り、将の数も少ない為、これ以上の他国への侵略ができず段々その規模を縮小していた。
そんな時、蛮国と趙燕国とで大きな戦が勃発した。この好機を逃すまいと、大蛇国はかつての自国領、貌瑛を取り返すべく全軍を挙げて蛮国に侵攻した。
更にその時の総大将には、なんとかつて敗戦した鎖蛇を再び総大将に任命した。同じ失敗を二度繰り返すわけにはいかない為、鎖蛇の緊張感はたいそうなものだった。
蛮軍はこの防衛戦に新しく台頭した獄門童紹将軍を総大将に立て、副将に蒙凱然大将軍を添え、これに応戦した。しかし、蛮軍は趙燕国との大規模な戦にほとんどの戦力を注いでしまっているので、多くの人数を大蛇国の防衛戦に派遣することができなかった。
先に侵攻を行った大蛇軍から紹介する。
・総大将:鎖蛇 (10)
・副将:青大将 (13)
・第一軍長:蛇道 (10)
・第二軍長:足進 (9)
・第三軍長:蛇活 (9)
以下、将軍5名、将校3名の合計13将で構成される軍。
次に防衛する蛮軍を紹介する。
・総大将:獄門童紹 (10)
・副将:蒙凱然 (11)
・第一軍長:羽剛馬 (10)
・第二軍長:羽剛諸 (9)
・第三軍長:紗名晃 (6)
以下、将校3名の合計8将で構成される軍。
☯1日目
蛮軍は一度に趙燕軍のみならず、大蛇国にまで侵攻されたことで、十分な人数を派遣できなかった。
特に、大蛇軍への防衛陣は敵軍に比べて約半数の将しか派遣できなかった。
一方、大蛇軍総大将、鎖蛇はかつて自分が敗戦したことによる貌瑛を取り返すべく、気が立っていた。
戦場で対峙した両軍はお互い広範囲に布陣した。
大蛇軍は総大将を中心として、いつも通り大将軍、青大将を最前線に立たせた。
蛮軍は総大将、獄門童紹が本陣で指示を出し、大将軍の蒙凱然が前線で奮闘する構えを見せた。
以下、当時の布陣図である。
開戦初日より、青大将と蒙凱然が正面から大将軍同士の打ち合いが始まると思われたが、蒙凱然は軽くいなして、鎖蛇の元へ突撃した。
勿論青大将はこれを追い、蒙凱然を止めに走った為、この急襲は失敗に終わった。
蛮軍は初日より攻撃的であった。
☯2日目
大蛇国総大将、鎖蛇は数の上で優勢な立場を利用して、総大将を討ち取る欲を捨て、軍長格の将から着実に削り取る作戦にでた。
そこで、二日目の開戦と共に総大将自ら青大将を連れて、蛮軍第一軍長、羽剛馬を包囲して猛攻を仕掛けた。
羽剛馬は必至で応戦するもこれは苦しかった。
大蛇軍の突然の積極的な攻勢に蛮軍は対応に遅れるも、逆に前線に出た鎖蛇の姿を見て、好機と捉えた。
なんと、全軍蛮軍左翼に向かって進撃を始めた。
流石に全軍での進軍は時間を食うが確実に大蛇軍に圧力をかける物であった。
大蛇の軍長らもこれを止められなかった。
この想定外の猛攻を受け、羽剛馬は深手を負いながらも鎖蛇の足止めに尽力した。
それでも危機を察知した鎖蛇は、副官の蛇悪将軍を殿に立てて、脱出に成功した。
しかし、猛攻に耐えきれず、蛇悪将軍は蛮軍第三軍長、紗名晃将校によって討ち取られてしまった。
☯3日目
蛮軍は全軍で動いたため、陣形を立て直すのに時間がかかったが、なんとか初日の均等な布陣に立て直した。
大蛇軍は陣形が乱れた今が好機なため、鎖蛇を中心として更なる進撃を加えようとした。
かつて保守的な為敗戦した経験があり、今回の戦は大変積極的であった。
今回の鎖蛇の狙いは先日狙った羽剛馬の兄である、羽剛諸であった。
というのも僅かに、羽剛諸の軍が蛮軍の作戦から取り残されていたから弱いと判定した為であった。
予定通り、青大将を先駆けとして羽剛諸に向け突撃した。しかし、今回は包囲はしなかった。
昨日の失敗を繰り返さない為に、大蛇軍は第一軍により、蛮軍の大将軍蒙凱然の軍勢を足止めしていた。
これに対し獄門童紹は若将の為、対応が遅れた。
羽剛諸は副官の景王将校と共に奮闘し、これを撃退しようとしたが、惜しくも景王が討ち取られてしまった。
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